ホストファミリーバンクについて

 本校におきましては国際・情報都市神戸にふさわしい高専として、国際社会で活躍できる人材を育成することを教育方針としておりますが、その一環として海外から本校へ来校される学生(生徒)を家族ぐるみで受け入れていただく国際交流をお勧めしています。国際社会で活躍できる技術者を目指して、ご家庭で寝食を共にするところから身近な国際交流を経験していただくために、外務省JENESYS(Japan-East Asia Network of Exchange for Students and Youths)プログラムの実施団体である財団法人日本国際協力センター(JICE:Japan International Cooperation Center)関西支所や姉妹都市シアトルとの交流実施団体である公益財団法人神戸YMCAと協力して、ホストファミリとして海外から本校へ来校される学生(生徒)のホームステイを受け入れていただく機会を提供しています。ホストファミリバンクとは、本校の本科および専攻科に在学する学生のご家庭で、趣旨に賛同いただける保護者の方に、予め受け入れ可能な諸条件を登録いただいておくことで、来校学生(生徒)とのスムースなマッチングを図る制度です。なお、神戸市教育委員会による市立高校1-2年生(本校の本科1-2年生)対象のシアトル派遣プログラムへの応募につきましては、シアトルの生徒をホストファミリとして受け入れが可能であることが応募条件ですので、本ホストファミリバンクへの希望登録を校内選考条件としております。

神戸高専 国際協働研究センター
センター長 吉村 弥子


ホストファミリとは?

 ホストファミリとは、海外から本校へ来校される学生(生徒)のホームステイ先として、来校学生(生徒)を家族の一員として受け入れていただくご家庭です。基本的に本校学生と同性の子供がマッチングされますので、ご兄弟(姉妹)が増えたように日頃と同じ暮らしの中へ受け入れていただくことで『普通の日本の生活』を体験することが目的ですので、特別な対応は必要ありません。是非とも子供達に、世界の子供達と肌で触れ合える貴重な経験を提供できる機会を活かしていただきたいと思います。

ホストファミリになるには?

 一戸建て住宅が望ましいとか洋間の個室提供が必要と言うのは迷信で、近年ではほとんどのご家庭が集合住宅の和室で二人一組で就寝いただく形で受け入れてくださっています。また、就寝場所の提供はプログラムによりますが、例えば外務省のプログラムで来校するアジア諸国の子供達はお子様の子供部屋に布団を追加して一緒に就寝するのが普通です。個室が必要となるプログラムでも、洋間である必要はなく(ベッドも不要)、襖で仕切られただけの和室に布団で就寝しますので、普段子供部屋とされている部屋を来校生徒の部屋としていただき、お子様はご両親のお部屋で就寝させていただければ、空いているお部屋が無くても受け入れていただけます。是非とも子供達の積極的な国際交流への興味を、保護者の方の躊躇で諦めさせることのないようにお願いできればと思います。

ホストファミリバンクへの登録条件は?

 上述のように住居形態の制約もなく趣旨にご賛同いただける普通のご家庭であればホストファミリとして来校生徒をお受け入れいただくことができますが、プログラムにより若干の違いがあります。ホストファミリバンクへの登録では、各プログラムに共通の登録条件にご理解いただけるご家庭に登録いただき、各プログラム毎にマッチングさせていただきますのでご安心ください。

項目 諸条件
1. 趣旨へのご賛同とご家庭に係る条件

保護者の方が本活動の趣旨にご賛同され、国際的なボランティア精神に基づいて来校生徒の受け入れを希望されていること。

  • 保護者がいらっしゃるご家庭であること。
  • 積極的に優しいコミュニケーションをとっていただくようご配慮をいただけること。(保護者の方の英語力は問いません。これまでのホストファミリにおかれても、『全て子どもが身振り手振りも交えてのコミュニケーションで頑張ってくれて頼もしく感じた』との感想を多くいただいております)
  • ホームステイ中の活動内容は各ご家庭に一任となりますが、家族の一員として、ご家庭での普通の活動を一緒に行っていただけること。
  • 来校生徒個人の土産購入等の個人的な費用を除き、ホームステイ中に必要となる費用(例:お出かけ先への交通費、文化施設等の入場料など)をご負担いただけること。
  • ご家族構成等の情報をJICE関西支所/神戸YMCA等の各プログラム実施団体を通して事前に来校生徒へお知らせいただけること。(別途、各プログラムへのマッチングに際して、各実施団体の書類へのご記入をお願いさせていただくことになります)
2. 滞在・宿泊場所の提供

来校生徒の滞在・宿泊場所としてご自宅を提供いただけること。

  • 基本的に本校学生であるお子様と同性の来校生徒を受け入れていただくことになりますが、異性の兄弟姉妹がおられても就寝が別室であれば問題ございません。
  • お風呂/シャワー、トイレにつきましても普通の日本の暮らしを体験するのが目的ですので、和式/洋式等の制約はありません。
  • プログラムにより、ご家庭当たり2人一組で受け入れていただく場合と1人の来校生徒を受け入れていただく場合がございますが、ホストファミリバンクへの登録時に受け入れ可能人数・個室提供可否を登録いただいてマッチングさせていただきますのでご安心ください。
3. 生活面での配慮

来校生徒の文化・生活習慣に合わせたご配慮をいただけること。

  • 具体的な注意事項はJICE関西支所/神戸YMCA等の各プログラム実施団体主催のホストファミリ説明会を開催しますのでご参加をお願いいたします。
  • 例えば、宗教的な習慣として、特定の食材を避ける必要がある場合もありますが、来校生徒間でも個人差があるため、事前に実施団体が来校生徒から聞き取り調査を行い、ホームステイの実施までにホストファミリ向けにアドバイスさせていただきますので、ご心配は不要です。
  • 卵や牛乳、小麦等にアレルギーがある場合も同様にお知らせさせていただきます。
  • プログラムによっては、来校学生がホームステイ先から市内の集合場所へ通う必要がある場合、初日のみ付き添いいただく等のご支援をお願いさせていただくことがあります。
4. 対面時、お別れ時の送迎

上記の生活面に関するホストファミリ説明会説明会に加え、下記に参加いただけること。

  • 来校生徒との初対面に際して、対面会場まで保護者の方(1名で可)にお迎えいただけること。
  • 来校生徒とのお別れに際して、お別れ会の会場まで保護者の方(1名で可)に同行の上、お別れ会にご参加いただけること。


ホストファミリバンクへの登録方法は?

 ホストファミリバンクへの登録は、受け入れ可能日数などの諸条件をご記入の上、本部棟事務室窓口へ提出して下さい。各交流プログラムが計画された後に、所属学科の国際協働研究センター委員から具体的な日程や諸条件とともに受け入れ可否のお伺いをさせていただきます。実際にお引き受けいただける場合には、改めて各プログラム実施団体所定用紙への記入をお願いさせていただきますので、予めご承知おきいただきますようにお願い致します。ご質問ご相談などがございましたら、本校学生のお子様の所属学科の国際協働研究センター委員に、ご遠慮なくお尋ねいただきますようにお願いいたします。

登録案内文書は新年度に向け準備中です。
国際協働研究センター委員一覧(敬称略)
センター長 一般科 吉村 弥子
副センター長 一般科 Mark Pileggi, 都市工学科 宇野 宏司
機械工学科委員 Amar Julien Samuel 小澤 正宜,
電気工学科委員 森田 二朗
電子工学科委員 笠井 正三郎
応用化学科委員 小島 達弘
都市工学科委員 宇野 宏司
一般科委員 Mark Pileggi, 山本 長紀


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