■ 分子シミュレーションの自動化に関する研究
近年、AI技術(機械学習)が化学領域にも波及してきています。また、AI開発においてデータは根幹を担います。そこで、多数の分子を自動的にシミュレーションする手法を開発することで、AI研究・開発に必要なデータセットを迅速に構築する研究をしています。
■ 有機化学を対象とするAIモデル・機構解明に関する研究
有機化学は医薬品や機能性材料の基盤となる有機分子を対象とする学問です。有機分子を合成する際には、反応性を理解するための因子や反応収率が重要になりますが、これらの取得には時間・コスト・労力を要します。そこで、上記の自動シミュレーションより得られたデータセットを用いて、これらを迅速に予測可能なAIモデルを開発しています。
また、シミュレーションデータの解釈による有機化学反応の解明や、分子の安定性や反応性をコンピュータによって評価可能な指標開発にも着手しています。
我々の身近にある食品や機能性材料は、様々な分子から成り立っています。シミュレーションを用いて、実際に優れた機能を発現する分子の解析を実施しています。そして、優れた分子に共通する特徴を解明します。機能の強さを予測できるAIモデル開発にも取り組んでいます。
研究業績(主要3件)
- Hideya Tanaka, Masaaki Nakamoto, Hiroto Yoshida, Computed ammonia affinity for evaluating Lewis acidity of organoboronates and organoboronamides, RSC Adv. 2023, 13, 2451-2457 (DOI: 10.1039/D2RA07826K)
- Hideya Tanaka, Hitoshi Kuriki, Teruhiko Kubo, Itaru Osaka, Hiroto Yoshida, Copper-catalyzed arylstannylation of arynes in a sequence, Chem. Commun. 2019, 55, 6503-6506 (DOI: 10.1039/C9CC02738F)
- Hideya Tanaka, Itaru Osaka, Hiroto Yoshida, One-pot Sequential Fluorostannylation–Arylstannylation of Arynes, Chem. Lett. 2019, 48, 1032–1034 (DOI: 10.1246/cl.190385)
【その他業績:https://researchmap.jp/Hideya_Tanaka】
担当科目
- システム情報工学実験実習Ia
- 電子工学実験実習
部活動顧問
- テニス部
受賞・学術賞
- 2020年 未来博士3分間コンペティション2020日本語部門 優秀賞
- 2020年 日本化学会中国四国支部, 日本化学会中国四国支部支部長賞
- 2019年 The 16th Nano Bio Info Chemistry Symposium, Student Award
- 2018年 第8回 CSJ化学フェスタ 2018, 最優秀ポスター発表賞