卒業生インタビュー

皆様、ご安全に。

橋田 全人(神戸市立駒ヶ林中学校出身, 2011年度 機械工学科卒業)
三菱日立パワーシステムズ株式会社 勤務


 皆様、ご安全に。私は現在、三菱日立パワーシステムズ株式会社で大きく二つの業務を行っています。一つ目は国内外の電力会社他発電所に納める蒸気タービン製作の全体的な生産管理や、蒸気タービンを構成する部品製作の納期管理です。 二つ目は図面を見て「このナットは素材を荒加工し、熱処理した後、仕上げ加工する」など、製品を作る順序を考えて、製作指示を出すことです。このどちらの業務も神戸高専で学んだ、材料工学、生産工学、加工工学、設計製図、機械実習などの専門科目が大いに役立っています。 今後も様々なことを学び、タービンの品質を向上させながら、安く、早く、作ることを日々の目標に多くの事を経験しながら、プロの技術者として成長していきたいと思っています。
 神戸高専では「3Dスキャナを用いたCAMソフトウェアの開発」をテーマに生産加工研究室で様々な事を学びました。5年間の専門的な教育が自分の基礎となっています。在学中は野球部に所属し毎日遅くまで練習に打ちこんでいました。 レポート作成などもあり、勉強と部活の両立は大変でしたが、おかげで忍耐力が身に付きました。また、高専では5年間同じメンバーで過ごすため、一生涯の仲間が出来ました。高専では専門的な分野を5年間でみっちり学びます。 そのため将来の進路もある程度決まります。私も高専時代の友人も日本、世界をリードするものづくり企業で活躍しています。
 これから入学される皆様も高専5年間で多くの事を学び、成長してほしいと思います。

知りたいという思いが成長の鍵

渡邉 摩理子(旧姓 中村)(1999年 機械工学科卒業)
(2013年現在 上智大学 理工学部 機能創造理工学科 准教授 博士(工学))

(写真は大阪大学 大学院工学研究科 講師時代のもの)

  地球環境に関するさまざまな研究が進んでいる現在、私が専門としている「流体工学」や「燃焼工学」は、将来、エンジンなどのエネルギー効率の向上や大気汚染物質の削減につながる可能性をもった研究分野です。
 現在勤務している大阪大学では「流体工学」の授業を受け持つかたわら、「燃焼工学」の研究に取り組んでいます。具体的には、エンジン内部を想定した高圧燃焼装置を用いて、燃焼方法の違いによって汚染物質の濃度がどのように変化するのか、といったことを調べています。高圧下で大気圧下と同じように計測できるのか、また、装置がうまく稼働するのかなど、苦心することも多々ありますが、課題を一つ一つクリアし、新しい実験モデルの完成を目指している今は、未知の知識に対する探求心の方が大きく、わくわくするような気持ちで分析を重ねています。また、海外の研究発表に参加する機会もあり、さまざまな国の研究者と最先端の情報が交換できるのも、大変刺激になっていますね。
 高専では、学生自らが考えて機械製作を行う「創造設計製作」の授業など、他校には見られない独自の実践的授業が多く組み込まれています。この環境で5年間しっかり学んだおかげで、機械構造への理解が深まり、研究では自ら設計した実験装置を使用することもあるんですよ。特に、卒業後編入した大学では実習授業が少なかったことから、高専時代の学習がいかに貴重だったのか、今になって身にしみています。先生方も父親のように身近な存在で、親身になってサポートしてくださるので心強いですよ。
 学生時代は、いろいろなことに興味をもって、幅広く勉強してください。そこで培った知識は自分自身の力となり、将来、必ず活きてくるはずです。

勉強や実習を好きになることが一番

伊藤 大介(2003年度機械工学科卒業、2005年度機械システム工学専攻修了)

川崎重工業株式会社 ガスタービン・機械カンパニー機械ビジネスセンター
製造部生産技術課


 現在の仕事は、設計された機械をどのような手順・方法で作っていくのか、現場に指示すること、つまり、設計部門と製造部門をつなぐ役割ということになります。当然、設計・製造の両面に関しての知識が求められます。設計にできるだけ忠実でありながら、現場の効率も考えなければならないので、そのバランスが一番難しいですね。 形状が複雑かつ要求精度の厳しい防衛省の製品の担当になったことがあります。作る順番、精度の確認方法など、すべてを一から作っていくのに苦労した分、大きなミスもなく製品が完成した時は、本当に感動しました。今作っている船舶用エンジンの歯車も世界中でかなり支持されている製品で、自分たちの技術がいろいろな場面で役立っていることに、やりがいを感じます。
 神戸高専ではCADではなく手で図面を描きます。そのため、作業前に何をどう描くのかということを考えるくせがつきました。図面を読む力が備わったことに加え、事前に計画するという経験が、仕事の組み立て方を考える今の仕事でも生かされていると感じます。皆さんは、なぜこの勉強をしなければならないのか?と疑問に思うこともあると思いますが、高専で学ぶことはすべて、実際の仕事で役立つものばかりですので、エンジニアを目指すのであれば本気で取り組んでおくべきですね。そのためには、勉強内容や実習が好きになることが大切です。神戸高専の学生に対する企業側の評価も高いですから、5年間しっかり勉強して、自信をもって社会に出ていってほしいと思います。


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卒業生の声

機械工学科を卒業しものづくりの現場で活躍している卒業生の生の声です!

重枝 隆男さん (機械工学科卒業(2003))

就職先:トヨタ自動車(株)
出身中学校:神戸市立福田中学校


 神戸高専では,現在のモノづくり社会を支えている様々な分野について勉強することができます.その中でも機械工学科では,金属材料学,生産技術,力学などの基礎知識の習得や,旋盤やマシニングセンター,溶接と言った実技実習など実際にモノづくりに触れることができます.就職して実際に働いてみると,高専で学んだ様々な事が実務の中で活かされていることが実感して分かります.また,5年間の高専生活の中で出会った友達や部活動のメンバー諸先生方など,人と人との繋がりも広がり非常に充実した学生生活を送ることができるかと思います.是非,興味のある方は受験してみてください.

永田 雄介さん(専攻科機械システム工学専攻修了(2005) > 東京工業大学 大学院修了(2007))

就職先:三菱重工業株式会社
出身中学校:神戸市立平野中学校


 エンジニアや研究者を目指す者にとって最も重要なことの1つは、自分自身に付加価値がどれだけあるのかということです。ここでの付加価値には数多くの知識や技能などの外面的価値と論理的思考や幅広い視野などの内面的価値があります。しかし、これらを習得するためには非常に長い時間が必要となります。 神戸高専の機械工学科では常日頃から得られる多種多様の経験を通じ、それらを自然と身に付けられ、効率的に高めていくことができます。そして、ここで得た付加価値は私の進学や就職においても非常に有利に働いてくれました。エンジニアなどの将来の夢を持つ人は、機械工学科で自分自身の付加価値を高めてみてはいかがでしょうか。
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在校生インタビュー

目覚め、挫折、、飛躍!そして世界(未来)へ羽ばたく!

専攻科機械システム工学専攻2年 城 鮎美(しろ あゆみ)(2007年当時)
(2012年度に博士(工学)の学位を取得し、2013年現在 独立行政法人日本原子力研究開発機構所属)

2007年当時 西田研究室所属

[第1章:目覚め]
イ:お忙しい中、ありがとうございます。
城:いえいえ。
イ:さて、実は“インタビューを受けてくれ”とは言ってたものの、何を聞いたらいいか考えてこなかった(^_^;)
城:、、、、、はぁ、、(苦笑)。
イ:(やばい、準備不足露呈(焦)。)さて、んんん、、、、では、まずは、えー、、高専を知ったきっかけとかは?
城:TVで見たNHKロボコン(近畿大会の放映:神戸高専のチームには女の子がメンバー入りしていた)がきっかけです。そのころ姫路に住んでいたんですが、高専なんて学校知らなかったんです。当然、明石高専、神戸高専どちらも、、。
イ:あ、そうなの、でも(高専を知ったきっかけとしては)ベタベタやね。
城:まあ、そうですね。で、(ロボコンを)やりたいっ!って思ったんです。それが中3の11月。
イ:中3の11月?(結構遅い、、、)そんで?
城:それで、中学校の技術の先生に聞いたんです。ロボコンやるには何学科に入学すればいいんですか?って、そしたら、「どの学科なんてわかんねー」って(笑)。まあ、でもTVでロボコンを見る前から、中学生ながらに普通科高校行ってどうなるんだろう?とイメージが湧いていなくて、、、。商業高校とかも考えたけど、、なんか、、、ううん。まあ、で、ロボコンやるには機械工学科だろうということで神戸高専の機械工学科を希望しました。
イ:ふむふむ。で、女の子で機械工学科を希望するのに多少なりとも不安はなかったの?
城:ありましたよ。だって、入学者数(高専ガイドか?)とか見ると女子の数がカッコで書いてあるんだけど、80人中で一ケタだったし、、、、。でも、入学してしまえばどうってことなかった。その年は女子が多くて8人いたので、平気でしたね。
イ:で、念願のロボコンには参加したの?
城:はい、1年生から3年生までやりました。
イ:何をやったの?
城:主に加工ですね。これ作ってっていわれたのを、アルミに穴あけたり、けがいたり、、。目的をもってものを作るのは楽しかったですよ。1年生のときはピット要員として和歌山(近畿大会)にいきましたし!
イ:あとは?
城:学生会(中学校でいう生徒会みたいなもの)の広報やってました(1~4年生)。最終的には広報の局長までやりましたよ。高専祭のパンフレットとか作ってました。これも“ものが形になる”のが面白かった。
イ:いろいろやってたんやねぇ、、。ところで勉強はついていけた?(肝心なところを聞いてなかった、、)
城:そうですねぇ、、。実習の鋳造で鋳型(砂型)の“突き”が足りなくて、もう一人の女の子と同じ班だったんですが、二人ともダメでしたね(笑)。あとは大丈夫でした。作業着が男用しかなくてブカブカでしたね(笑)
イ:ははは(笑)。でも1年生は男も(背が伸びるの考えて)少し大きめのを買うから、みんなブカブカだよ(笑)
城:でも、(安全)靴は相当ブカブカなのを履いてました(笑)

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在校生の声です

機械工学科 2年 男子 (2007年当時)

 機械工学科では、溶接や設計製図などの実習の他に、材料工学等で知識を基礎から身につけていきます。上級生になると専門科目が増えていき、ロボット工学等の高度な分野も学べます。実習は少人数の班に分かれて行うので、わからないときは一人ずつ丁寧に教えてもらえます。専門科目というと難しそうなイメージがあるかもしれませんが、基礎からしっかり先生が教えてくれるので心配はいりません。5年間を通してエンジニアになるためのより確かな理論や技術を学ぶことができます。また、様々な実習や工場見学などで、「ものづくり」というものを実感でき、色々な事に興味が持てると思います。神戸高専は行事も充実しているし、部活動も盛んなので楽しく過ごすことが出来ると思います。また、校則が少なく、自由な校風であるところもこの学校の特長だと思います。機械工学に興味のある人、ものづくりに興味のある人はぜひ受験してみてください。

機械工学科 3年 女子 (2007年当時)

 機械工学科では、金属加工や設計製図の基礎などを1年の間から学べて、卒業するまでに確かな技術を習得できます。中学校までは「加工される物」ではなく「加工する工具」だった金属を、削ったり溶かしたりする機械実習は、たくさんの驚きや発見に満ちていてとても楽しいです。5年間というのは、長い気がするかもしれませんが高校と大学で学習する内容がギュッと凝縮されているので、とても充実した5年間になると思います。機械工学科は女子か少ないですが、その分先生方もやさしいし、設備も整っていますので、安心して勉強できます。高専では普通科の高校ではとてもできないような体験がたくさんできます。ぜひ受験してみてください。

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卒業生の進路

機械工学は幅広い分野を学びます!!よって進路も多彩です!!

機械工学はものづくりの根幹をなす学問です.そのため,自動車,重工,製鉄等の製造メーカーからの人材のニーズは大きいです.また,さらに深い知識を学びたい人は,高専卒業後に機械系学部を有する大学への編入学や本校専攻科への進学をすることができます.

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