都市工学科の教育の特徴

 都市工学科(Department of Civil Engineering)では、都市(まち)の「環境」やその保全について学び、また人々が暮らす安全・快適で美しい「都市空間」をデザインする方法、いろいろな災害から都市を守る「防災」などの基礎的な工学について学ぶ。

 都市工学は英語でCivil Engineering(市民工学)と表わされる。私たち市民が安全で快適な生活をするためには道路、鉄道などの交通施設、上・下水道、電気、ガス、通信設備など生活を支えるライフラインといわれる多くの施設が必要である。都市(まち)や国土全体の観点から夢のある未来を描き、社会の基盤を計画・設計・建設・保全していくのが都市工学の役目である。

 地球環境や都市環境を考えながら、私たちの身近な生活を基本的なところで支え、都市(まち)を災害から守り、人々が憩う公園・公共空間や快適な都市空間を造る基本的な技術を習得し、それらを社会において実践できる技術者の育成を目指している。