教員紹介(機械工学科)
赤対 秀明
SHAKUTSUI Hideaki  メール: TEL:078-795-3213
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- 職名
教授 - 専門分野
流体工学 - 現在の研究課題と概要
- マイクロバブルによる摩擦低減効果
- 旋回気液二相流の流動特性
- T字形エルボによるキャビテーション対策
- サイホンを利用した汚泥減圧浮上濃縮装置の開発
- 省エネ機器の開発
平均気泡径10〜30ミクロンのマイクロバブルを、内径14mm、長さ5mの水平円管内に流動させたときの、摩擦圧力損失の低減効果を調べている。LDVを用いて乱流成分を測定し、マイクロバブルの注入で乱れ成分が気泡径によりどのように変化するかを調べている。
内径30mm、高さ5mの鉛直管内において、空気ー水系気液二相流に旋回力を与え、その際の流動様式を画像処理により計測し、流動様式線図を提案している。気液 分離やエアリフトポンプによる固体輸送に有効である。
管内でキャビテーションが発生した場合、エルボなどで壊食が発生し、配管に穴があくことがある。そのような場合、T字管の1端に栓をした「T字形エルボ」を用いると有効である。その効果を実験と計算から解明している。企業との共同研究である。
汚泥処理の濃縮工程において、より濃度をあげ、またコストを下げることを目的として、サイホン効果を使用した高効率な連続処理を提案している。現在はその性能を実証する基礎実験をおこなっている。企業との共同研究である。
家庭における省エネの一つとして、配管系の改良による節水を可能にした。ま た、小型送風機を用いた重量物運搬装置の開発(企業との共同研究)など家庭に おける省エネ機器の開発を行うと同時に、省エネの啓蒙も行っている。
- 研究業績(主要3件)
- 水平管内マイクロバブル乱流の摩擦圧力損失特性
星野剛,青田晃一,林公祐,赤対秀明
日本混相流学会年会講演会2009講演論文集, pp.224-225 (2009) - 気相体積率に基づく旋回気液二相流の流動様式判別
山下恭平,高垣慎太郎,本間直樹,林公祐,赤対秀明
日本混相流学会年会講演会2009講演論文集, pp.152-153 (2009) - Application of a Two-Phase Flow Model Based on Local Relative Velocity
to Solid-Liquid Two-Phase Flows with Coarse Particles
Hisato MINAGAWA, Hideaki SHAKUTSUI and Akio TOMIYAMA
Journal of Fluid Science and Technology, 2, 1, pp.205-214 (2007)
- 所属学会、協会
日本機械学会
日本混相流学会(研究企画委員会委員)
日本高専学会(副会長)
日本伝熱学会
日本工学教育協会
アメリカ機械学会(ASME) - 担当教科
流体工学、機械工学実験、機械工学概論、卒業研究、専攻科熱流体計測、専攻科特別研究
- バレーボール部顧問
- 受賞学術賞
技術賞(2004年度日本混相流学会賞) 「マイクロバブル技術による新産業創出」