QBladeと3Dプリンターを用いた実験の方法

概要:

QBladeと3Dプリンタを用いた実験方法の紹介です。ペーパークラフト風車では性能のよいブレード形状を作成することに限界があります。また、本格的な機械部品の造形には3DCADオペレーションスキルが不可欠ですが、初学者にはハードルが高く、3DCADを使いこなせるようになるには時間がかかります。本教材では、オープンソース(GPL)の風車解析ソフトウェアQBladeのブレード構築機能を利用してブレードを設計し、3Dプリンタでブレードを印刷することで、風力タービンの性能を上げる開発の体験ができます。3DCADスキルが必要なタワー、ナセル、モーター(発電機)マウント、ハブ、ギアボックスの3DCADデータは提供します。

この教材も本格的な風力タービンの開発を目的としたものではなく、3DCADのスキルのない者でも、風力タービンの性能向上を図るための開発を通して、風力タービン開発の全体像をつかんだり、風力タービンの開発プロセスを通してエンジニアリングの仕事のイメージをつかむことに注力した教材です。

対象:

例えば:
  • 高専や大学(機械工学、電気工学、電子工学)の初学者~プレ卒研レベルの学生
  • 風力発電の開発を始める方で、風力タービン開発の全体像をつかみたい方

教育効果:

この教材によって、以下のような教育効果が期待できます。例えば:

  • 風力発電に関してある程度の知識を有してきていて、さらに風力タービンを開発するに当たって風力タービン開発の全体像をつかみたい方
  • 機械工学分野を学んでいる日本の学生で、将来のエンジニアリングの仕事のイメージをつかみ切れていない学生などがエンジニアリングの仕事像を把握する

所要時間:

必要なもの

導入(風車が回る仕組み超入門):

予備知識として
風車が回る仕組み超入門

ペーパークラフト風車とQBladeを用いた実験を参考にしてください。

ダウンロード(諸注意(クリエイティブコモンズ)

近日公開予定

QBladeと3Dプリンタを用いた実験のマニュアルおよび補助教材のファイルダウンロードは以下よりしてください。

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諸注意&問い合わせ

ペーパークラフト風車(ペーパー風車)やそれに付随する教材は早稲田研究室が工学教育、環境教育向けに開発したものです。

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クリエイティブコモンズについて

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
Wind Turbine Generator Paper Model by Kazuyoshi WASEDA is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 4.0 国際 License.
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このライセンスで許諾される範囲を超えた利用の可能性については以下のアドレスもご覧下さい。 http://www.kobe-kosen.ac.jp/~waseda/wtgpapermodel/index.html

謝辞

科研費
本研究の一部は,科学研究費助成金(若手研究(B)25871037:2013~)の助成を受けて行われています.

本研究の一部は神戸高専機械工学科早稲田研究室の卒研メンバー(学生)によって開発されています。

協力

本研究の一部は以下のグループと協力して開発を進めています

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