神戸市立工業高等専門学校 都市工学科

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JABEE認定教育プログラムとは

神戸高専都市工学科では,グローバル化した社会に対応した教育,国際的に通用する 質の高い技術者養成を目指し,「教育プログラム」と「学習教育目標」を定めて,その学習・教育目標に沿った教育を行っています. 本教育プログラムは本科の4,5年と専攻科2年間の計4年間で構成されますが,本科の3年までの教育がベースになっていることは言うまでもありません. なお,本教育プログラムは2005年に日本技術者教育認定機構(JABEE)の認定を受けた全学科対象の「工学系複合プログラム」を発展的に継承するもので, 都市工学科および都市工学専攻の学生を対象に実施されるものです.

教育プログラム名

都市工学プログラム

・2016年度受審結果:認定(2016年4月1日〜2019年3月31日)
 ・2019年度中間審査受審結果:認定(2019年4月1日〜2022年3月31日)
 ・2022年度認定継続審査受審(※今後の継続については現在科内で検討中です)

教育プログラムの概念

神戸高専専攻科都市工学専攻は,阪神・淡路大震災の復興計画の一翼を担うものとして設置されました. 震災体験をふまえて地域との協働,また人類の幸福や豊かさについて考える能力と素養を身につけさせると共に高専の特徴とする 早期一貫教育を生かした創造性豊かな実践的技術者育成を教育プログラムの基幹とします. 国際・情報都市神戸にふさわしい高専として科学技術の進歩を広い視野に立って展望し,国際社会で活躍できる創造性豊かな技術者を 育成することを目指すものであります.このため,一般教養を高める教育,複雑化・国際化した工学分野の諸課題に対応できる能力を 養うために必要な工学基礎の教育を行います.また,都市工学の深い専門性を養う教育を行います.さらに関連する他の技術分野の教育を 行うことによって,複合的な問題解決能力を備えた国際社会で活躍できる創造性豊かな技術者を育成します.

■ 本科の主な科目
(1) 一般科目
(必修) : 確率統計,英語演習,国語など
(選択) : ドイツ語/ 中国語,哲学/ 日本史/ 世界史など
(2) 専門科目
(必修) : 構造力学,水理学,土質力学,数理計画など
(選択) : 建設都市法規,都市情報工学,防災工学,景観工学など

■ 専攻科の主な科目
(3) 専攻科一般科目
(必修) : 現代思想文化論
(選択) : 地域学,時事英語,応用倫理学など
(4) 専攻科専門共通科目
(必修) : 工学倫理,シミュレーション工学
(選択) : 数理工学I, II,数理統計,量子物理,技術史など
(5) 都市工学専攻専門科目
(必修) : エンジニアリングデザイン演習,専攻科ゼミナールI・II,専攻科特別研究I・II
(選択) : 専攻科特別実習,応用構造工学I・II,環境保全工学・都市防災学,地盤基礎工学,応用建築設計製図I・IIなど

都市工学プログラムの修了要件

JABEE対応の教育プログラム「都市工学プログラム」を修了するには,下記の要件を満足する必要があります.

・本校専攻科を修了すること.
・高専の4年,5年の課程と専攻科の1年,2年課程の計4年間で124単位以上を修得すること.

学習教育目標

(A)工学に関する基礎知識と専門知識を身につける.

(A1) 数   学 工学的諸問題に対処する際に必要な線形代数, 微分方程式, ベクトル解析, 確率統計などの数学に関する知識を身につけ, 問題を解くことができる.
(A2) 自 然 科 学工学的諸問題に対処する際に必要な力学, 電磁気学, 熱力学などの自然科学に関する知識を身につけ, 問題を解くことができる.
(A3) 情 報 技 術工学的諸問題に対処する際に必要な情報技術に関する知識を身につけ, 活用することができる.
(A4) 専 門 分 野土木分野における工学基礎と専門分野の知識・技術を身につけ,活用することができる.(※下記参照

※ 専門分野細目
(A4-AS1)設計に関する基礎知識を身につけ,活用できる.
・構造物の設計に関する製図法を修得し,設計に活用できる.
・各種調査・分析手法ならびに構造物の設計手法を理解し,設計に活用できる.
(A4-AS2)力学に関する基礎知識を身につけ,活用できる.
・構造力学,水理学,土質力学に関する諸定理を理解し,応用的解析に活用できる.
(A4-AS3)施工に関する基礎知識を身につけ,活用できる.
・コンクリート構造および地盤基礎調査法に関する理論を理解し,施工に活用できる.
(A4-AS4)環境に関する基礎知識を身につけ,活用できる.
・自然災害や環境問題のしくみを理解し,社会基盤整備に活用できる.
・修得した工学的技術を用いて,各種問題の具体的な解決方法を提示できる.

(B)コミュニケーション能力を身につける.

(B1)論理的説明 技術的な内容について, 図, 表を用い, 文章及び口頭で論理的に説明することができる.
(B2)質 疑 応 答 自分自身の発表に対する質疑に適切に応答することができる.
(B3)日 常 英 語 日常的な話題に関する英語の文章を読み, 聞いて, その内容を理解することができる.
(B4) 技 術 英 語英語で書かれた技術的・学術的論文の内容を理解し, 日本語で説明することができる.また, 特別研究等の研究に関する概要を英語で記述することができる.

(C)複合的な視点で問題を解決する能力や実戦力を身につける.

(C1) 応 用・解 析 工学基礎や専門分野の知識を工学的諸問題に応用して, 得られた結果を的確に解析することができる.
(C2) 複 合・解 決与えられた課題に対して, 工学基礎や専門分野の知識を応用し, かつ情報を収集して戦略を立てることができる.複合的な問題を解決していく過程において,チームとして協働し、解決に必要な判断と決定を行なうことができる.また, 複合的な知識・技術・手法を用いてデザインし工学的諸問題を解決することができる.
(C3) 体 力・教 養技術者として活動するために必要な体力や一般教養を身につける.
(C4) 協 調・報 告 特定の問題に対してグループで協議して挑み, 期日内に解決して報告書を書くことができる.

(D)地球的視点と技術者倫理を身につける.

(D1) 技術者倫理 工学技術が社会や自然に与える影響を理解し, また, 技術者が負う倫理的責任を自覚し, 自己の倫理観を説明することができる.
(D2) 異文化理解 異文化を理解し, 多面的に物事を考え, 自分の意見を説明することができる.



※ 上記本教育プログラムの学習教育目標とJABEE基準1の(1)の(a)〜(h)との対応は以下のようになります.

都市工学科のPDCAサイクル

神戸高専都市工学科の教育プログラムは,以下に示す手順によって教育点検を実施し,教育活動の継続的な改善に取り組んでいます.

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