電気工学科の専門科目


科目名

 ディジタル電子回路【2年・必修・通年・2単位】

この授業の目的と概要

 この授業は、デジタルカメラや携帯電話等のデジタル機器だけでなく、マイコン炊飯ジャー等のマイクロコンピュータ制御の基礎となるデジタル回路について学習します。ANDやORなどのロジックゲートを用いて、エンコーダやデコーダやフリップフロップ等の基礎的なデジタル回路を段階的に設計し、複雑な回路設計にも対応できる設計スキルを体得します。
 国際的な共同開発の現場などでは対象が何であっても、デジタル回路を用いた制御が行われることがほとんどであり、この分野の基礎理論から設計スキルに至る専門技術内容を『英語で語れる』ことは国際社会で活躍する技術者に必須の条件と言っても過言ではない重要なものです。
 そこで本授業においては、教科書として実際に海外で広く読まれている英文教科書を採用し、専門技術内容を英語での表現も含めて身につけて『英語で語れる』ようになることを目標にして取り組んでいます。

授業の様子

[写真左]教科書 [写真中]授業スライド例 [写真右]授業スライド例
【写真左】 授業で使用している教科書McGrawHill社の"Digital Principles, 3rd edition"
【写真中央】 授業で学ぶロジックゲート例(ANDとORとNOT)
【写真右】 授業で学ぶデジタル回路例

[写真左]授業スライド例 [写真中]演習問題解答風景 [写真右]昼食風景
【写真左】 授業で学ぶデジタル回路例
【写真中央】 インドネシア理系高校生との合同授業での演習発表の様子
【写真右】 一緒に演習に取り組んだ仲間との昼食の様子

授業担当者から一言

 この授業では『英語で技術を学ぶ・技術で英語を学ぶ』を合言葉に、英語の教科書を用いて専門技術を学ぶだけでなく、外務省のJENESYSプログラム来校したインドネシア理系高校生の皆さんと100%英語での合同授業を実施するなど、出来る限り実際の国際協働のイメージを実感してもらいたいと考えています。インドネシア理系高校生と本校電気工学科2年生がペアになってデジタル回路設計の演習問題に取り組み、お互いに協力して結果を発表することで国際協働を実体験して、また昼休みには演習に一緒に取り組んだペアで昼食を取る等の交流も貴重な経験になるものと考えています。この授業をきっかけとして工業英検に挑戦して合格する学生も多いことは嬉しい限りです。

■2012年度も6月29日(金)にインドネシア理系高校生の皆様と100%英語での合同授業を実施しました。
詳しくはこちらをご参照ください。

[写真左]授業風景 [写真中]授業風景 [写真右]授業風景
【写真左】 インドネシア理系高校生と本校E2学生がペアで演習に取り組みました
【写真中央】 インドネシア理系高校生との合同授業での演習発表の様子
【写真右】 一緒に演習に取り組んだ仲間との昼食の様子


2013年度も11月7日(木)に姉妹都市であるシアトルから来校くださった皆様と100%英語での合同授業を実施しました。

2013年の授業風景