神戸高専 知能ロボット工学科へようこそ!

Intelligent × Robotics 

ロボットの製作や操作に加えシステム制御の技術と
AIを結びつけ未来を切り開く

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知能合体・知好楽

知能(AI・情報) × ロボット工学

【⾼度情報専⾨⼈材の確保に向けた機能強化に係る⽀援対象学科】

AIをはじめとする情報分野と現実の動きを制御するロボット分野は、これからのSociety 5.0社会を支えていく中心的な学問分野であり、この2つの分野の融合が重要視されています。そして、世界で広く期待され活躍の場が広がる分野です。 知能ロボット工学科では、数学 、自然科学 、データサイエンス 、メカトロニクスをはじめとした基礎知識を基盤にして情報工学、ロボット工学、ハードウェア設計に関する専門知識と理論を体系的に学び、PBL ・技術コンテスト・展示会など、実践的かつ能動的な学びにより、ソフトウェアとハードウェアの両面からSociety 5.0社会における課題を解決できる技術者を育成するカリキュラムを提供します。

特に、実験・実習科目や卒業研究だけではなく、各種ロボコン(NHK、レスキュー、廃炉、水中 他)、情報系コンテスト(DCON、WiCONなど)、ものづくり系コンテスト(デザコン、GCON 他)を通じて、カリキュラムにて学んだ知識を実践的な技術として身につけることを重要視しています。

ロボット分野は活躍の場が幅広いため、ロボットエンジニアとして複数のキャリアデザインを描くことができます。
知能ロボット工学科紹介(詳細)はこちら

知能ロボット工学科の3つの柱

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コンテストや展示会で
育む実践力

各種ロボコン(NHK、レスキュー、廃炉、水中 他)、情報系コンテスト(DCON、WiCONなど)、ものづくり系コンテスト(デザコン、GCON 他)を通じて、カリキュラムにて学んだ知識を実践的な技術として身につけることを重要視しています。

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ソフトウェアも
ハードウェアも

カリキュラムの半分は情報系(AI,制御,プログラミング)科目。もう半分は機械系科目です。ソフトウェアもハードウェアもマスターすることで、両分野を融合できるようになり、フィジカルAI(まさにロボット)の世界で活躍できる人材を輩出します。

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本当のOPEN WORLDへ

モニターの中だけで完結しないで、フィールドに飛び出そう!AIやロボットが活躍するフィールドは様々です。スポーツのフィールド、農業のフィールド、漁業のフィールド、美容のフィールド、医療・福祉のフィールド、廃棄物処理、、、あなたが身に着ける情報(AI)やロボットの技術を生かすフィールドは無限にあります。

研究(教員)ピックアップ:知能合体

社員1

専門分野: 適応制御,機械学習

ロボット工学研究会顧問/清水 俊彦(SHIMIZU Toshihiko)

ジャミング転移に基づく万能真空吸着グリッパ

橋梁の維持管理など社会インフラを検査する壁面移動ロボットにおいて, ガラス面などの平面だけでなく,タイル面などの凹凸面を傷つけずに吸着する技術が望まれている. そこで粉体のジャミング転移に基づく万能真空吸着グリッパ,Universal Vacuum Gripper(以降UVGとする)を開発した.これを用いた壁面移動ロボットが材質を問わず傷つけずに壁面や天井面を移動できることを確認している.

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教員2

専門分野: ロボット工学,海洋ロボティクス

ロボット工学研究会顧問/小澤 正宜(OZAWA Masayoshi)

ダイバーの代替を目的とした脚機構を有する水中機器の開発

今後ダイバーの高齢化により水中作業専従者が減り,その人員不足を補うために水中ロボットへ代替が進むことが期待されます.
 また,ダイバーは体力的に過酷であり,危険度も高いため,水中ロボットへの置き換えにより水中作業を安全なものにすることも考えていく必要があります.
 水中ドローンによる点検業務の実施など,一部は置き換えが進められていますが,よりダイバーの作業を肩代わりしていくためにはダイバーの四肢にあたる機能の開発を進める必要があります.

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社員3

専門分野: ロボット工学、ロボットセンシング

ロボット工学研究会顧問/片山 大悟(KATAYAMA Daigo)

ロボット工学の応用によるモバイル/IoT機器の知能化

自己位置推定、物体認識、3次元点群処理といったロボットに実装されている高度な技術をモバイル/IoT機器に実装可能なかたちに落とし込むことで、小型軽量かつ高度な情報処理が実行可能なシステムの実現を図ります。システムの使用環境は建設現場や農場、水中といった屋外環境を想定し、それぞれの環境に対応可能なシステムの開発も目指します。

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実践的教育(実習・演習科目、PBL科目、課外活動(研究会)、卒業研究

実践的な教育を準備しています。2026年度開設なので、現カリキュラム(機械工学科ロボティクス・デザインコース)の内容も含みます。
知能ロボット工学科の教育課程はこちら

分野比イメージ
ロボティクス・デザインコース進路
(その他には専攻科や大学編入浪人・神戸高専研究生を含みます)
(新学科では情報系科目が増えるため、進学が多くなることが予想されています)
4年生ロボティクスデザインRobotics Design
picPBLpicPBL
ロボット基礎実習a,b
picrobojisshu
課外活動でのものづくり力向上Club Activities
picshokubutsurobopicshokubutsurobo
研究・開発の積極的発表Field Work / Exhibition
大阪・関西万博2025で(企業の警備ロボットと対面し)お互いに回避運動をする神戸高専自作の自律移動ロボット!

【知好楽(ちこうらく)】知能ロボット工学科への道

1

ものづくりが楽しい!

スマホゲームをプレイするよりもどうしたら作れるのかの方が興味がある。ラジコンもいいけどブロック玩具が好き。プラモデルもいいけど自分で木や金属やダンボールをを削って曲げて形を作る方が楽しい!
5教科も好きだけど、実は図工、美術、技術家庭の方が楽しい

2

公開講座、小中ロボコンに参加してみよう!ロボットコンテストを見に行こう!オープンキャンパスや中学生説明会に参加しよう!

神戸高専で開催している各種公開講座や小中ロボコンに参加してみよう。また、高専ロボコンやレスキューロボコンを実際に自分の目で見てみよう。オープンキャンパスや中学生説明会で在校生に直接学校生活について聞いてみよう!百聞は一見に如かず!

3

神戸高専の入試を受けよう!

特別推薦選抜(女性エンジニア養成枠、高度情報人材養成枠)、推薦選抜、学力検査選抜があります。どの選抜方法でも精一杯頑張ってください。
情報がやりたい?機械に興味がある?いやいや”両方できる学科”がここにありますよ!

4

知好楽(ちこうらく):知能ロボット工学科へようこそ!

あとは、5年間(専攻科まで進むと7年間)知能ロボット工学科での学生生活をエンジョイするだけです。課外活動(ロボット工学研究会やものづくり研究会など)でロボットや電子ガジェットを製作したり、各種コンテストに楽しみながら参加していただけなのに、、、、大学編入試の書類~面接試験や就職活動では高く評価されたりします!ものづくり楽しんでいるだけなのに専門性が身について評価される不思議な学科へようこそ!(もちろん授業も大事ですよ!)

よくある質問

Q

ロボット教室に通ったことがありません。入学後ついていけますか?


A

問題ありません.

Q

情報と機械を学ぶというのは中途半端になりませんか?


A

産業界からの期待の大きい学科です(よって、大学でもロボティクス系学科ができつつあります)。現在の機械工学科ロボティクス・デザインコースのカリキュラムに急速に進歩している情報(生成AI,通信,セキュリティなど)を組み合わせる形です。例えばプログラミングだけ学びたい場合は実は学校に通わなくても学べてしまう時代です。将来はダブルメジャー(2つの学位:専門性を2つ)を持つと、強みを持てる時代になると言われており、ソフトウェアもハードウェアも両方に長けた人材は引っ張りだこになると思われます。

Q

女子学生は少ないですか?


A

現在(2025年)の機械工学科ロボティクス・デザインコースの女子学生数は(4年:4名/40名、5年:8名/40名)、機械工学科低学年(1年生~3年生)は1学年当たり平均で約7名ほど在籍しています。機械系としてはロボティクス・デザインコースは女子学生多い方だと思います。

Q

将来の進路は大丈夫でしょうか?


A

現在の機械工学科ロボティクス・デザインコースの卒業生でも、大学編入で”ロボット系学科”、”情報系学科”に数多く進学しています(もちろん機械系学科にも)。また、就職は”自動化を進めたい企業は業種を問わず多いので、産業用ロボットのメーカーだけではなく、物流メーカーのロボット部門、食品メーカーの生産部門、自動車企業、システム系企業、家電企業、建築・土木系機械企業などなど様々なフィールドで活躍しています!

Q

やっぱり将来が心配です。本当に本当に大丈夫でしょうか?


A

現在は予測不能な世界と言われています。生成AIやロボットに仕事が奪われる!などという話を耳にしますが、将来生成AIやロボットに奪われない仕事って何でしょうね?、、、、それは、生成AIやロボットを”つくる”仕事ではないでしょうか?”世の中に無いもの”、、、つくったらええやん!【「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」アラン・ケイ

      
Q

知能合体と知好楽ってなんですか?


A

【知能合体】は知能ロボット工学科【教育目標】です。
・専門知識・技術の「合体」
 ロボットは様々な知識や技術が合わさって初めてかたちとなります。機械工学、電気工学、電子工学、情報工学に加え、ロボットを導入する分野の知識も必要です。単一の知識ではなく、これらを横断的に学び「合体」させることで、真に役立つロボットを創り出すことを目指します。
・人とロボットの「合体」
 人とロボット、どちらかが依存する関係はいいものとは言えません。人がロボットに教え、ロボットの振る舞いから人が新たな着想を得る。相互の学習により知能を「合体」させ、人とロボットが共に成長する未来を目指します。
・一人一人の個性の「合体 」
 いいロボットは、決して一人では作れません。実習や課外活動を通じ、異なる強みを持つメンバーが知識や技術を「合体」。個人の限界を超えたチームワークで、世界を驚かせるロボットを生み出すことを目指します。
の3つを意味しています。

知好楽(ちこうらく)は知能ロボット工学科【学科是(がっかぜ)】です。
 論語でてくる一節「子曰。知之者不如好之者。好之者不如樂之者」:子(し)曰(いわ)く、「之(これ)を知る者は、之を好む者に如(し)かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず」からきています。
意味は、「ものごとを知識として知っているだけの者は、これを愛好する者に及ばない。さらに、これを愛好する者は、楽しんでこれと一体になっている者には及ばない」と孔子先生がおっしゃった。ということです。
ものづくりには生みの苦しみがありますが、その過程を”楽しんで”ください!!

    

企業・教育機関の皆様へ

知能ロボット工学科では、兵庫県下の企業を中心に、”技術相談”、”共同研究”、”受託研究”を行っています。 また、”奨励寄附金”を受け研究を行なっています。

企業の皆様へ
教育機関の皆様

ロボット工学研究会ロボット工学研究会レスキューロボットチーム ものづくり研究会