Research

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  • 化学工学
  • レオロジー
  • 粉体工学

微粒子の分散・凝集挙動に関する実験

化学工学の中でも、せん断流動場、伸長流動場における、微粒子の凝集・分散に関する実験や数値計算を行っています。固体と液体が混合された系では、微粒子同士が付着して凝集体を形成することが知られていますが、これらの凝集体がどのように破壊されるかを調査することで、複合材料などの製造プロセスに生かすことができます。

Microchannel apparatus for observation of dispersion and aggregation behavior.

微粒子の分散・凝集挙動に関する数値計算

凝集体の生成速度と消失速度を計算することで、微粒子の分散・凝集挙動の数値計算を行っています。さらに、流体計算と連立することで、一軸混錬機などの中で、どのように凝集体が破壊されるのかを研究しています。

Computational domain for calculation and the time variation of mean cluster size.

圧縮される粉体層内部の法線応力分布の数値計算

粉体同士が接触したり、強く押さえつけられたときにはジャミング転移という現象が発生し、粉体の流動性が低下します。粒子径が異なる粒子が2層に配置された粉体層を圧縮した際にどのような法線応力分布を示すかを数値計算することで、粉体を用いたプロセスに生かすことができます。

Computational domain for calculation and the snapshot of the powder bed compressed by a moving piston.

分散系ER流体の内部構造に関する研究

本校電気工学科と、分散系ER流体を対象とした用いた研究を行っています。電場を印加することで内部構造が変化する分散系ER流体に流れる微小電流を測定することで、内部構造の推定を目指す研究をしています。

The inner structure of electrorheological suspension along an electric field.

ユニバーサルグリッパー内の粉体に関する研究

本校機械工学科と、ユニバーサルグリッパーに関する研究を行っています。ユニバーサルグリッパー内部の粉体に熱処理をし、表面の形状が変化した際に、どのように耐久性が変わるかの研究をしています。