4.シミュレーション方法
4−5.シミュレーション結果及び比較検討
得られた実データである日射量、表面温度を式(1)に代入し、負荷変動は図5の外部負荷Rのアドミタンスとして入力し、45秒間のシミュレーションを行った。図8に、実際の実験から得られた結果とシミュレーション結果を示す。また、図9は測定結果、シミュレーション結果から得られた電圧−電流特性を示す。実測値とシミュレーション結果を比較したこれらの図からわかるように、実際の実験から得られた測定結果とシミュレーション結果はよく一致しており、提案する天候条件の実データを用いたシミュレーション解析法から得られる結果の妥当性が確認できたと言える。またこのシミュレーションが行えるという結果より、太陽光発電システムのより現実に近いシミュレーションが経済的に安価で実施することが可能であるということがわかる。
図8 実装置とシミュレーションによる電圧及び電流値
図9 電圧−電流特性曲線