| 科 目 | 社会と文化の歴史 ( Social and Cultural History ) | |||
|---|---|---|---|---|
| 担当教員 | 町田 吉隆 教授 | |||
| 対象学年等 | 全学科・5年・前期・選択・1単位【講義】 ( 学修単位I ) | |||
| 学習・教育 目標 |
C3(80%), D2(20%) | |||
| 授業の概要 と方針 |
法と法意識の観点から世界各地域の社会と文化の歴史を考える.具体的には前近代の中国法,イスラーム法,ヨーロッパ法の発達とアメリカ合衆国の法制度を取り上げる.それは多様化する21世紀の日本社会を考えていく際の指針となりうるだろう. | |||
| 到 達 目 標 |
1 | 【C3】 世界各地域の法制度と法意識について,歴史的事象として理解することができる. | 2 | 【C3】 前近代および近代以降の各地域での法制度および法意識の変容とそれが社会に与えた影響を,歴史的事象として多角的に理解することができる. | 3 | 【D2】 法制度を中心とする世界各地の歴史的事象を,世界の動向と関連させて,21世紀の日本列島に生きる社会人として理解することができる. | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 評 価 方 法 と 基 準 |
到 達 目 標 毎 |
1 | 世界各地域の法制度と法意識についての理解を,プリントと中間試験および定期試験で評価する. | |
| 2 | 前近代および近代以降の各地域での法制度および法意識の変容とそれが社会に与えた影響を理解できているかどうかを,プリントとレポートで評価する. | |||
| 3 | 法制度を中心とする世界各地の歴史的事象を,世界の動向と関連させて,21世紀の日本列島に生きる社会人として理解できているかを,中間試験および定期試験で評価する. | |||
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| 総 合 評 価 |
成績は,試験80% レポート10% プリント、ノート10% として評価する.試験80% レポート10% プリント10% として評価する.到達目標1,3はプリント,ノートおよび中間試験,定期試験の平均点で評価する.到達目標2はプリント,ノートおよびレポートの平均点で評価する.これらを総合して100点満点で60点以上を合格とする. | |||
| テキスト | ||||
| 参考書 | 宮崎市定『雍正帝:中国の独裁君主』(中公文庫) 井筒俊彦『イスラーム文化−その根柢にあるもの』 (岩波文庫) 大沼保昭 『国際法』(ちくま新書) 山内進『増補 決闘裁判 :ヨーロッパ法精神の原風景』(ちくま学芸文庫) ジェームス・M・バーダマン (著), 水谷 八也 (翻訳)『黒人差別とアメリカ公民権運動 ―名もなき人々の戦いの記録』 (集英社新書) |
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| 関連科目 | 歴史(1年生),歴史(2年生),日本史学A(5年生),日本史学B(5年生),社会と文化の歴史(5年生) | |||
| 履修上の 注意事項 |
参考文献,視聴覚資料については講義の中で適宜紹介する. | |||
| 週 | 上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など) |
|---|---|
| 1 | 導入(1) |
| ものの考え方について,いくつかの方法を紹介する. | |
| 2 | 導入(2) |
| 推論の形式について紹介し,併せて人間社会と法,法意識,法制度について概観する. | |
| 3 | 前近代中国の法制度(1) |
| 前近代中国の法制度を概観し,具体的な事例に則して,その特色を考察する. | |
| 4 | 前近代中国の法制度(2) |
| 前近代中国の法制度を概観し,具体的な事例に則して,その特色を考察する. | |
| 5 | 前近代中国の法制度(3) |
| 前近代中国の法制度を概観し,具体的な事例に則して,その特色を考察する. | |
| 6 | イスラーム法とその社会(1) |
| 前近代のイスラーム法と社会の関係を概観し,具体的な事例に則して,その特色を考察する. | |
| 7 | イスラーム法とその社会(2) |
| 前近代のイスラーム法と社会の関係を概観し,具体的な事例に則して,その特色を考察する. | |
| 8 | 中間試験 |
| 第1回から第7回までの講義内容を理解できているかどうかを試験形式で確認する. | |
| 9 | 中間試験答案の返却,ヨーロッパ法とその社会(1) |
| 中間試験答案の返却,解説.古代のローマ法から近世における国際法の誕生までの歴史を概観し,具体的な事例に則して,その特色を考察する. | |
| 10 | ヨーロッパ法とその社会(2) |
| 古代のローマ法から近世における国際法の誕生までの歴史を概観し,具体的な事例に則して,その特色を考察する. | |
| 11 | ヨーロッパ法とその社会(3) |
| 古代のローマ法から近世における国際法の誕生までの歴史を概観し,具体的な事例に則して,その特色を考察する. | |
| 12 | アメリカ合衆国の法制度とその社会(1) |
| アメリカ合衆国憲法の成立から20世紀半ばの公民権運動に至る歴史を概観し,具体的な事例に則して,その特色を考察する. | |
| 13 | アメリカ合衆国の法制度とその社会(2) |
| アメリカ合衆国憲法の成立から20世紀半ばの公民権運動に至る歴史を概観し,具体的な事例に則して,その特色を考察する. | |
| 14 | アメリカ合衆国の法制度とその社会(3) |
| アメリカ合衆国憲法の成立から20世紀半ばの公民権運動に至る歴史を概観し,具体的な事例に則して,その特色を考察する. | |
| 15 | まとめ |
| 近代以降の日本人の法意識について,21世紀の日本社会の在り方と関連させて考察する | |
| 備 考 |
前期中間試験および前期定期試験を実施する. |