科 目 | 政治・経済 ( Political Science and Economics ) | |||
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担当教員 | 丸山 栄治 非常勤講師 | |||
対象学年等 | 応用化学科・3年・通年・必修・2単位【講義】 ( 学修単位I ) | |||
学習・教育 目標 |
C3(100%) | |||
授業の概要 と方針 |
現代社会において私たちが直面している様々な問題の根本には政治と経済の問題があります.この授業では,政治と経済の基本的な仕組みを理解し,現代社会の具体的な問題について考えていく姿勢を身につけます. | |||
到 達 目 標 |
1 | 【C3】 憲法の基本的な性格と基本的人権の内容について理解する. | 2 | 【C3】 日本の政治機構と政治参加,そして,戦争と平和に関する日本の政治問題についての基本的な事柄を理解する. | 3 | 【C3】 経済の基本的な仕組みと,日本の経済情勢の概要を理解する. | 4 | 【C3】 社会保障,労働問題,地球環境の問題について何が論点とされているかを理解する. | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
評 価 方 法 と 基 準 |
到 達 目 標 毎 |
1 | 憲法の基本的な性格と基本的人権の内容について理解できているかどうかを,授業で課す課題と試験で評価する. | |
2 | 日本の政治機構と政治参加,そして,戦争と平和に関する日本の政治的問題について,基本的な事柄が理解できているかどうかを授業で課す課題と試験で評価する. | |||
3 | 経済の基本的な仕組みと,現代日本の経済情勢の概要が理解できているかどうかを,授業で課す課題と試験で評価する. | |||
4 | 社会保障,労働問題,食料問題についての論点が理解できているかを,授業で課す課題と試験で評価する. | |||
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総 合 評 価 |
成績は,試験70% 課題30% として評価する.100点満点で60点以上を合格とする. | |||
テキスト | 『高等学校 政治・経済』(清水書院) 『政治・経済資料2025』(東京法令出版) |
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参考書 | 適宜紹介する. | |||
関連科目 | 経済学I,経済学II(5年選択) | |||
履修上の 注意事項 |
授業では,教科書の内容や関連する時事問題について考える時間も設けます.質問や意見があれば気軽に発表してください. |
週 | 上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など) |
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1 | 私たちと政治 |
現代日本の諸課題について考え,政治を学ぶ意義を確認する. | |
2 | 現代民主政治へのあゆみと基本原理/基本的人権1 |
社会契約説について理解する.また,障害のある人と人権について考える. | |
3 | 議会制民主主義と世界の政治体制/基本的人権2 |
議院内閣制と大統領制の違いについて理解する.また,旧優生保護法をめぐる問題について考える. | |
4 | 日本国憲法の成立と基本原理 |
大日本帝国憲法と日本国憲法の違いと日本国憲法の三大原理を理解する. | |
5 | 精神の自由 |
信教の自由を関連するいくつかの判例を通して考える. | |
6 | 日本の政治機構 |
国会と内閣のもつ権限について理解する.また,司法権の独立と日本の裁判制度について理解する. | |
7 | 人身の自由 |
人身の自由の意義と基本原則を理解し,冤罪と死刑制度について考える. | |
8 | 前期中間試験 |
前期中間試験を実施する. | |
9 | 政党政治と選挙制度 |
日本の政党政治と選挙制度の特徴を理解する. | |
10 | 政治参加とメディア・地方自治 |
政治参加の課題をメディアのあり方とともに考える.また,地方自治の本旨について理解する. | |
11 | 国際化と人権1 |
国際社会の成立と国際法について理解する.また,難民問題について考える. | |
12 | 国際化と人権2 |
民族差別,ヘイトスピーチについて考える. | |
13 | 平和主義 |
日本国憲法の原則である平和主義と,自衛隊発足の経緯を理解する. | |
14 | 日本の安全保障 |
日本の安全保障と沖縄の基地問題について考える. | |
15 | 戦後日本の外交政策 |
戦後の日本の外交政策,特に戦後補償の問題について考える.また,前期の内容を振り返る. | |
16 | 私たちと経済 |
現代日本の諸課題について考え,経済を学ぶ意義を確認する. | |
17 | 市場経済の機能と限界 |
市場による経済の調整と,市場が失敗するケースを事例とともに理解する. | |
18 | 経済体制の変容と経済思想 |
18世紀以降の経済思想の変遷を,資本主義の諸問題とともに理解する. | |
19 | 社会保障制度 |
日本の社会保障制度の内容を理解する.また,生活保護をめぐる問題について考える. | |
20 | 国民経済と景気変動 |
経済規模をはかる指標を理解し,経済成長について考える. | |
21 | 物価とその変動 |
インフレやデフレとは何か,物価の変動が私たちの生活にどのような影響を与えるかを理解する. | |
22 | 財政のしくみとはたらき |
財政の機能を理解する.また,日本の租税体系を把握し,個々の税の特徴を理解する. | |
23 | 後期中間試験 |
後期中間試験を実施する. | |
24 | 金融のしくみとはたらき |
金融とは何か,日本銀行の金融政策が物価に与える影響を理解する. | |
25 | 国政収支と為替 |
為替レートの変動要因を理解する.また,国際通貨体制の変容を理解する. | |
26 | 企業の活動と役割 |
日本のいくつかの企業形態を理解し,企業に求められる社会的責任について考える. | |
27 | 労働問題と労働環境の変化 |
日本の労働運動の歴史,労働基本権と労働三法の内容とその意義を理解する. | |
28 | 労働問題とジェンダー |
ジェンダーの観点から労働問題について考える. | |
29 | 農業と食糧問題 |
日本の農業政策の変遷を理解し,食料自給率について考える. | |
30 | 日本経済のあゆみ |
戦後の日本経済のあゆみについて復習するとともに,一年間の授業全体を振り返る. | |
備 考 |
前期,後期ともに中間試験および定期試験を実施する. |