【 2025 年度 授業概要】
科   目 技術英語 ( Technical English )
担当教員 Amar Julien Samuel 准教授
対象学年等 全専攻・1年・後期・選択・2単位【講義・演習】
学習・
教育目標
B3(40%), B4(40%), D1(20%)
JABEE
基準1(1)
(b),(d)2-b,(f)
授業の概要
と方針
理工系分野の英文を読み書きする上で最も重要なことは,頻出する型にはまった構文と語彙に習熟することである.本講義では,理工系の英語文献に頻出する「構文と語彙」を体系的に学び,国際的に通用する英語の読み書き能力を養う.



1 【B3】 技術的な話題にて用られる英語の語彙やその基本文例を学習することにより,基本英語力を高める.
2 【B4】 工学・技術上の英語文献によく用いられる専門用語や単位のあらわし方,表現方法を学習し,読解力や表現力を高める.
3 【D1】 先端技術,環境技術,および医療福祉技術に関するトピックも扱う.これによって学生の視野を広げ,さらに技術者としての役割についても考えさせ,技術者意識を高める.
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1 技術的な話題にて用られる英語の語彙やその基本文例が理解できているか,小テストおよびレポートによって評価する.
2 工学・技術上の英語文献によく用いられる専門用語や単位のあらわし方,表現方法を,小テストおよびレポートによって評価する.
3 内容が把握できているか,小テストにて評価するとともに,自らが進んで調べ知ろうとしているか,小テストおよびレポートによって評価する.
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成績は,レポート30% 小テスト70% として評価する.試験の代わりに,原則小テストを実施する.総合成績は,100点満点で60点以上を合格とする.
テキスト ノート及びプリント講義
参考書 「科学英文技法」:兵藤申一(東京大学出版会)
関連科目 本科の英語各教科,英語演習,時事英語, 工業英語
履修上の
注意事項
本科で講義されている英語科目に関する基本的な知識を必要とする.

【授業計画( 技術英語 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 技術英語の学習法,英語論文全体の構造
授業の進め方を説明し,専攻科修了者が習得すべき技術英語の水準を示す.英語論文の査読システム,または英語論文を作成するための技術を紹介し,授業での勉強の仕方を二つに分ける: 英語での文章力と英語論文の各段落の細かい解説.
2 英語での文章力 1: 言葉の順番
英語論文を書くために,論文で使われている文法などを復習します.
3 英語での文章力 2: 長い文書の切り方
英語論文を書く時に,長くなりがちな文章の正しい切り方を学ぶ
4 英語での文章力 3: 段落や文章の構造 - 小テスト 1
英語論文を書く時に,どの用に文章を作るべきか,または段落のつながり方を学ぶ.
5 英語での文章力 4: 手短で冗長表現の避け方
英語論文を書く時に,冗長表現の消し方を学ぶ.
6 英語での文章力 5: 曖昧さの避け方 - 小テスト 2
英語論文を書く時に,英語での曖昧な表現を勉強し,言い直し方を学ぶ.
7 英語での文章力 5: 曖昧さの避け方
英語論文を書く時に,英語での曖昧な表現を勉強し,言い直し方を学ぶ.
8 英語での文章力 6: 誰が何をしましたか?
英語論文を書く時に,引用と参考文献の書き方とそれぞれの結果を明確に書く事を学ぶ.
9 英語での文章力 7: 自分の成果を強調する
英語論文を書く時に,自分の結果の見せ方,強調のやり方を学ぶ.
10 英語論文の各段落の細かい解説 1: タイトル - 小テスト 3
英語論文でのタイトルの書き方を細かく勉強する.
11 英語論文の各段落の細かい解説 2: アブストラクト
英語論文でのアブストラクトの書き方を細かく勉強する.
12 英語論文の各段落の細かい解説 3: イントロダクション
英語論文でのイントロダクションの書き方を細かく勉強する.
13 英語論文の各段落の細かい解説 4: メソッド - 小テスト 4
英語論文でのメソッドの書き方を細かく勉強する.
14 英語論文の各段落の細かい解説 5: 考察,結論,まとめ
英語論文での考察,結論,まとめセクションの区別,または正しい使い方を学ぶ.それから,それらのセクションの書き方を細かく勉強する.
15 英語論文の各段落の細かい解説 5: 考察,結論,まとめ - 小テスト 5
英語論文での考察,結論,まとめセクションの区別,または正しい使い方を学ぶ.それから,それらのセクションの書き方を細かく勉強する.


中間試験および定期試験は実施しない. 本科目の修得には,30 時間の授業の受講と 60 時間の事前・事後自己学習が必要である.事前学習では,本科で学習した内容および前回の授業内容について目を通しておく.事後学習では,学習内容を復習しノートを整理しておく.原則小テストを実施する.