科 目 | 材料力学V ( Strength of Material III ) | |||
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担当教員 | 西田 真之 教授 【実務経験者担当科目】 | |||
対象学年等 | 機械工学科・5年R組・前期・選択・2単位【講義】 ( 学修単位II ) | |||
学習・教育 目標 |
A4-M1(100%) | |||
授業の概要 と方針 |
3年次の材料力学I,4年の材料力学IIを基礎とした応用問題,組み合わせ応力および座屈現象について講義する.本講義では演習問題を多く解くことにより,材料力学における基礎的知識の理解を深めるとともに解析力の充実を図る.材料力学IIIに関しては担当教員の実務経験を踏まえた内容となっている. | |||
到 達 目 標 |
1 | 【A4-M1】 引張圧縮,熱応力およびはりの応用問題が解ける | 2 | 【A4-M1】 組み合わせ応力を理解し,基礎的問題が解ける. | 3 | 【A4-M1】 座屈現象の意味を理解し,基礎的問題が解ける. | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
評 価 方 法 と 基 準 |
到 達 目 標 毎 |
1 | 引張圧縮,熱応力およびはりの応用問題に対する理解度を中間試験およびレポートで評価する. | |
2 | 組み合わせ応力に対する理解度を定期試験およびレポートで評価する. | |||
3 | 座屈現象に対する理解度を定期試験およびレポートで評価する. | |||
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総 合 評 価 |
成績は,試験85% レポート15% として評価する.試験点は中間試験と定期試験を平均する.100点満点で60点以上を合格とする. | |||
テキスト | 「材料力学」,黒木剛司郎著(森北出版) | |||
参考書 | 「材料力学演習」,村上敬宜・森和也 共著(森北出版) 「SIによる材料力学演習」,関谷壮著(森北出版) |
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関連科目 | 材料力学I(3年),材料力学II(4年),材料力学特論(5年),弾性力学(専攻科1年) | |||
履修上の 注意事項 |
週 | 上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など) |
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1 | 引張圧縮の応用問題1 |
引張圧縮(静定問題)の応用問題について説明,応用問題を解く | |
2 | 引張圧縮の応用問題2 |
引張圧縮(不静定問題)の応用問題について説明,応用問題を解く | |
3 | 熱応力(静定問題)の応用問題1 |
熱応力の応用問題について説明,応用問題を解く | |
4 | 熱応力の応用問題2 |
熱応力(不静定問題)の応用問題について説明,応用問題を解く | |
5 | はりの応用問題1 |
はりの応用問題について説明,応用問題を解く | |
6 | はりの応用問題2 |
はりの応用問題について説明,応用問題を解く | |
7 | はりの応用問題3 |
はりの応用問題について説明,応用問題を解く | |
8 | 中間試験 |
多軸負荷,組み合わせ応力に対する理解度を中間試験で評価する. | |
9 | 3次元の応力−ひずみ関係 |
多軸負荷状態における応力・ひずみの種類について説明し,3次元の応力−ひずみ関係について紹介する. | |
10 | 平面応力と平面ひずみ |
3次元の応力−ひずみ関係に制約を加えることで,平面応力・平面ひずみそれぞれに対応する応力−ひずみ関係を導く. | |
11 | モールの応力円 |
モールの応力円を用いて斜断面上の応力を求める手順を解説し,例題を解く. | |
12 | オイラーの座屈理論 |
座屈現象について概説し,座屈に対するオイラーの理論式について説明する.また,端末条件の相違が座屈荷重に与える影響について説明し,例題を解く. | |
13 | 種々の座屈問題 |
種々の座屈問題の解法について解説し,例題を解く. | |
14 | 座屈に対する実験式 |
座屈に対する種々の実験式について説明し,例題を解くことによりその利用方法を習得させる. | |
15 | 演習 |
学習内容のまとめを行うとともに,座屈の総合演習を行う. | |
備 考 |
前期中間試験および前期定期試験を実施する. 本科目の修得には,30 時間の授業の受講と 60 時間の事前・事後の自己学習が必要である.必要に応じて事前試験および再試験を行う.事前学習,事後学習は主にレポート課題,演習課題とし,詳細は毎回の授業で説明する. |