| 科 目 | 地学 ( Earth and Planetary Science ) | |||
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| 担当教員 | 和田 充弘 非常勤講師 | |||
| 対象学年等 | 機械工学科・2年A組・通年・選択・2単位【講義】 ( 学修単位I ) | |||
| 学習・教育 目標 |
A2(100%) | |||
| 授業の概要 と方針 |
宇宙や地球の成り立ちとその構成について,「太陽系と惑星」,「地球の構造」,「地球の歴史」,「大気と海洋」,「地球環境問題」,「宇宙」をキーワードとして,幅広い内容について学習する.関連する分野が物理,化学,生物,地理と多岐にわたる学際的な分野であることを鑑みて,網羅的に学習するのではなく,地球の営みが相互に関係していることを体系的に学ぶ.また,人類が直面している具体的問題を取り上げ,社会人や技術者が備えているべき教養の涵養を目指す. | |||
| 到 達 目 標 |
1 | 【A2】 地球の内部構造とプレートや地殻の運動について理解する. | 2 | 【A2】 地球の火山活動と鉱物,火成岩と堆積岩,地表の変成作用について理解する. | 3 | 【A2】 大気の構造と運動,雲の形成や降水過程,気象予報のしくみについて理解する. | 4 | 【A2】 海洋の構造と運動,波と潮汐,エルニーニョやラニーニャについて理解する. | 5 | 【A2】 地球環境問題と自然災害のメカニズムについて理解する. | 6 | 【A2】 太陽系と太陽系の惑星,地球の自転と公転について理解する. | 7 | 【A2】 太陽を含む恒星の構造と活動,宇宙の構造と進化について理解する. | 8 | 9 | 10 |
| 評 価 方 法 と 基 準 |
到 達 目 標 毎 |
1 | 本校が定めた期間に行う試験と適時行うレポートで,授業内容の理解度を評価する. | |
| 2 | 本校が定めた期間に行う試験と適時行うレポートで,授業内容の理解度を評価する. | |||
| 3 | 本校が定めた期間に行う試験と適時行うレポートで,授業内容の理解度を評価する. | |||
| 4 | 本校が定めた期間に行う試験と適時行うレポートで,授業内容の理解度を評価する. | |||
| 5 | 本校が定めた期間に行う試験と適時行うレポートで,授業内容の理解度を評価する. | |||
| 6 | 本校が定めた期間に行う試験と適時行うレポートで,授業内容の理解度を評価する. | |||
| 7 | 本校が定めた期間に行う試験と適時行うレポートで,授業内容の理解度を評価する. | |||
| 8 | ||||
| 9 | ||||
| 10 | ||||
| 総 合 評 価 |
成績は,試験70% レポート30% として評価する.なお,試験成績は,中間試験と定期試験の平均点とする.100点満点で60点以上を合格とする. | |||
| テキスト | 「地学基礎」(啓林館),「地学」(啓林館) 「センサー地学」(啓林館) 「スクエア最新図説地学」(第一学習社) |
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| 参考書 | 「地学は何ができるかー宇宙と地球のミラクル物語ー」 日本地質学会監修(愛智出版) 「天と地の理をさぐる 地球学と宇宙学」福江 純,他(プレアデス出版) 「一般気象学・第2版補訂版」 小倉 義光著(東京大学出版会) 「はじめての地質学 日本の地層と岩石を調べる」日本地質学会編著(ペレ出版) 「現代地球環境論」和田 武・小堀洋美著(創元社) |
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| 関連科目 | 物理,化学,生物,地理,高専生のための防災・減災入門 | |||
| 履修上の 注意事項 |
(i)授業計画とテキストに従い,予習をすること.学んだことを定着させるため,必ず復習や問題演習等の自習学習を行うこと. (ii)地学を理解するためには,他の理科科目(特に物理や化学)の知識も必要となります.他の理科科目もしっかりと勉強すること. (iii)授業中における携帯電話やゲーム機の使用,ならびに授業妨害につながる言動を行った者は,原則として教室より退室させ欠席扱いとする. | |||
| 週 | 上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など) |
|---|---|
| 1 | 地学とは何か/地球の概観と構造1 |
| 地学・授業のオリエンテーション./地球の形と大きさについて学ぶ. | |
| 2 | 地球の概観と構造2 |
| 地球の内部構造について調べ方を学び,理解する. | |
| 3 | 地球の概観と構造3 |
| 重力と地磁気について学ぶ.大陸移動説の誕生について知る. | |
| 4 | 地球概観と構造4 |
| 大陸移動説からプレートテクトニクスへの進展を知る.プレートテクトニクスの理論でみる地球の姿を学ぶ. | |
| 5 | 地球の活動1 |
| 地震の基本を学び,実習などを通して地震とその発生のメカニズムを考える. | |
| 6 | 地球の活動2 |
| 地震とその災害を知り,緊急地震速報などを理解する.火山の基礎としてマグマの発生,火山の構造を学ぶ. | |
| 7 | 地球の活動3 |
| 火山とその災害,火山噴出物と火成岩について学ぶ. | |
| 8 | 中間試験 |
| これまでに学んだ範囲について出題する. | |
| 9 | 試験返却と解説./ 変成作用 |
| 試験返却と問題の解答・解説を行う./ 変成作用と変成岩について学ぶ. | |
| 10 | 堆積作用と堆積岩 |
| 風化・侵食・運搬・堆積と堆積作用・堆積岩,堆積地形について学ぶ. | |
| 11 | 地層と地質図 |
| 地層の形成,地質図について演習を通して理解する. | |
| 12 | 地質図の演習/地球の歴史1 |
| 地質図の演習で地質構造を理解する.化石について学び,地球の歴史を調べる方法を知る. | |
| 13 | 地球の歴史2 |
| 絶対年代・相対年代を知る.地球の誕生から先カンブリア時代(冥王代・太古代・原生代)を学ぶ. | |
| 14 | 地球の歴史3 |
| 古生代から新生代までの生物の進化と環境の変化を学ぶ. | |
| 15 | 地球の歴史4 |
| 大量絶滅,人類の進化,及び日本列島の形成と歴史について理解する. | |
| 16 | 大気の構造と運動1 |
| 実験や実習を通して,大気圧・大気の組成など気象の基礎と大気の層構造を学ぶ. | |
| 17 | 大気の構造と運動2 |
| 大気中の水蒸気の変化などから雲の形成と降水のしくみ,大気の安定・不安定について学ぶ. | |
| 18 | 大気の構造と運動3 |
| 気圧と風の関係,高気圧・低気圧,台風について実習などを通して理解を深める. | |
| 19 | 大気の構造と運動4 |
| 大気の大循環を学ぶ.日本の四季と気象災害について理解する. | |
| 20 | 大気の構造と運動5/海洋の構造と運動1 |
| 気象観測,天気予報の仕組みについて知る.海洋の構造と海水の運動,海水の大循環を学ぶ. | |
| 21 | 海洋の構造と運動2/大気海洋相互作用1 |
| 海流や潮汐を学ぶ.エルニーニョとラニーニャなど,大気と海洋の相互作用ついて理解する. | |
| 22 | 大気海洋相互作用2/地球環境問題 |
| 気候変動や物資の循環を知り,様々な地球環境問題(地球温暖化など)について理解する. | |
| 23 | 中間試験 |
| これまでに学んだ範囲について出題する. | |
| 24 | 試験返却と解説./天文分野の導入 |
| 試験返却と問題の解答・解説を行う./ 宇宙開発の歴史を知る.宇宙の構造と太陽系の誕生について学ぶ. | |
| 25 | 太陽系1 |
| 太陽系の惑星について知り,惑星の視運動やチチウス・ボーデの法則,ケプラーの法則を学ぶ. | |
| 26 | 太陽系2 |
| 地球の自転・公転について学び,天球座標と暦について理解する.系外惑星に関して最新情報を知る. | |
| 27 | 太陽系3/地震と災害 |
| 星座早見盤について知る.太陽という恒星について学ぶ./ (1月17日を意識して)地震災害について学ぶ. | |
| 28 | 恒星と宇宙1 |
| 太陽の構造と活動について理解を深める.恒星の明るさと距離について学ぶ.HR図について知る. | |
| 29 | 恒星と宇宙2 |
| 恒星の進化,銀河系・銀河,星団や星間雲について学ぶ. | |
| 30 | 恒星と宇宙3 |
| 銀河の分類,宇宙の大規模構造,宇宙の膨張と進化についてハッブル・ルメートルの法則を含め学ぶ. | |
| 備 考 |
前期,後期ともに中間試験および定期試験を実施する. |