【 2024 年度 授業概要】
科   目 都市計画 ( Urban Planning )
担当教員 今井 洋太 講師
対象学年等 都市工学専攻・1年・前期・選択・2単位【講義】
学習・
教育目標
A4-AS4(100%)
JABEE
基準1(1)
(d),(g)
授業の概要
と方針
都市計画の歴史的背景や現代の都市計画の潮流,および都市計画法や建築基準法などの法令についての基礎を理解する.また,市民参加や合意形成の重要性を理解し,交通・防災・環境・経済などをふまえた包括的な都市計画・まちづくりのプロセスについて理解を深める.



1 【A4-AS4】 世界および日本における都市計画の歴史的背景について説明できる.
2 【A4-AS4】 都市計画法,建築基準法などの法令の概要を説明できる.
3 【A4-AS4】 都市における公園緑地の役割を理解し,その計画プロセスについて説明できる.
4 【A4-AS4】 都市計画・まちづくりにおける市民参加の意義と重要性を説明できる.
5 【A4-AS4】 地域住民が主体となった様々なまちづくり活動のあり方について説明できる.
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1 都市計画の歴史的背景についての理解度をレポートおよび定期試験で評価する.
2 都市計画に関連する法令についての理解度をレポートおよび定期試験で評価する.
3 公園緑地の計画プロセスについての理解度をレポートおよび定期試験で評価する.
4 市民参加と合意形成についての理解度をレポートおよび定期試験で評価する.
5 交通・防災・環境・経済などをふまえた包括的なまちづくり活動についての理解度をレポートおよび定期試験で評価する.
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成績は,試験85% レポート15% として評価する.100点満点で60点以上を合格とする.試験は定期試験のみ実施する.
テキスト 「よくわかる最新都市計画の基本と仕組み 新しい「都市計画とまちづくり」の教科書」:五十畑弘(秀和システム)
講義時に配付するプリント
参考書 「都市計画の思想と場所−日本近現代都市計画史ノート」:中島直人(東京大学出版会)
「都市をたたむ−人口減少時代をデザインする都市計画」:饗庭伸(花伝社)
「コミュニティデザイン−人がつながるしくみをつくる」:山ア亮(学芸出版社)
関連科目 景観工学(S5),都市情報工学(S5),交通計画(AS1)
履修上の
注意事項
 

【授業計画( 都市計画 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 講義の概要と進め方
講義の目的・進め方を説明し,都市計画やまちづくり論,国土と地域の定義について概説する.
2 世界の都市計画史
世界各地における都市計画の歴史的経緯について概説する.
3 日本の都市計画史
日本の都市計画の歴史的経緯について概説する.
4 現代の都市計画
現代の都市計画の潮流や土地利用計画に関する基本的思想について紹介する.
5 都市計画にかかわる法制度(1)
建築基準法,建蔽率,容積率,高さ制限などについて概説する.また,土地区画整理事業や市街地開事業,それに伴う開発規制について概説する.
6 都市計画にかかわる法制度(2)
都市計画法,都市計画マスタープラン,地域地区,区域区分,用途地域などについて概説する.
7 公園緑地の計画とマネジメント
都市計画における公園緑地の役割,および計画とマネジメントの手法を紹介する.
8 市民参加と合意形成
都市計画における市民参加と合意形成のプロセスについて概説する.
9 まちづくりとコミュニティデザイン(1)
まちづくり,コミュニティデザインに関する活動の背景と枠組みについて,従来の都市計画と比較しながら概説する.
10 まちづくりとコミュニティデザイン(2)
地域が主体となった商店街や過疎地域の活性化方策,および地域の価値発見と情報発信の手法について,具体的事例をまじえて紹介する.
11 フィールドワーク(1)
神戸市内におけるまちづくりの実践現場でフィールドワークを行う.
12 フィールドワーク(2)
神戸市内におけるまちづくりの実践現場でフィールドワークを行う.
13 交通とまちづくり
コミュニティバスやLRTなどを導入したまちづくりの事例を紹介する.
14 防災とまちづくり
地域主体による安心・安全なまちづくりに向けた取り組みを紹介する.
15 地球環境問題とまちづくり
脱温暖化,生物多様性などの地球環境問題をふまえたまちづくりの活動を紹介する.


前期定期試験を実施する. 本科目の修得には,30 時間の授業の受講と 60 時間の事前・事後自己学習が必要である.前期定期試験を実施する.本科目の習得には,30時間の授業の受講と60時間の事前・事後自己学習が必要である.事前学習では,講義資料等を読み,各自で理解できないところを整理しておくこと.また,事後学習では,講義後にレポート課題を与えるので,指定された期日までにレポート課題として提出すること.