科 目 | 数理工学T ( Mathematical Engineering I ) | |||
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担当教員 | 藤 健太 非常勤講師 | |||
対象学年等 | 全専攻・1年・後期・選択・2単位【講義】 | |||
学習・ 教育目標 |
A1(100%) | |||
JABEE 基準1(1) |
(c),(d)1 | |||
授業の概要 と方針 |
本講義では,導入として全微分方程式について解説した後,偏微分方程式について講義する.物理現象を元に偏微分方程式を導出し,それらの解法について講義する.また,偏微分方程式を解く演習を行う. | |||
到 達 目 標 |
1 | 【A1】 全微分方程式が解ける. | 2 | 【A1】 1階偏微分方程式が解ける. | 3 | 【A1】 簡単な2階線形偏微分方程式が解ける. | 4 | 【A1】 波動方程式が解ける. | 5 | 【A1】 熱伝導方程式が解ける. | 6 | 【A1】 ラプラス方程式が解ける. | 7 | 8 | 9 | 10 |
評 価 方 法 と 基 準 |
到 達 目 標 毎 |
1 | 全微分方程式が解けるかを試験およびレポートで評価する. | |
2 | 1階偏微分方程式が解けるかを試験およびレポートで評価する. | |||
3 | 簡単な2階線形偏微分方程式が解けるかを試験およびレポートで評価する. | |||
4 | 波動方程式が解けるかを試験およびレポートで評価する. | |||
5 | 熱伝導方程式が解けるかを試験およびレポートで評価する. | |||
6 | ラプラス方程式が解けるかを試験およびレポートで評価する. | |||
7 | ||||
8 | ||||
9 | ||||
10 | ||||
総 合 評 価 |
成績は,試験90% レポート10% として評価する.試験成績は中間試験と定期試験の平均点とする.100点満点で60点以上を合格とする. | |||
テキスト | 「物理数学コース 偏微分方程式」:渋谷 仙吉,内田 伏一 共著(裳華房) プリント |
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参考書 | 「フーリエ解析」:大石 進一 著(岩波書店) 「フーリエ解析の基礎と応用」:倉田 和浩 著(数理工学社) 「演習 微分方程式」:寺田 文行 他 著(サイエンス社) 「キーポイント 偏微分方程式」:河村 哲也 著(岩波書店) 「工学系のための偏微分方程式」:小出 眞路 著 (森北出版) |
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関連科目 | 本科での数学I,数学II,応用数学I,応用数学II | |||
履修上の 注意事項 |
試験は筆記用具のみを持ち込み可として行う. |
回 | 上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など) |
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1 | ガイダンス,復習 |
常微分方程式に関する復習を行う. | |
2 | 多変数関数の微分 |
偏微分に関する復習を行い,連鎖律の練習を行う. | |
3 | 全微分方程式 |
全微分方程式について理解し,全微分方程式を解く. | |
4 | 偏微分方程式とその解法 |
簡単な偏微分方程式を変数変換により解く. | |
5 | 1階偏微分方程式 |
1階偏微分方程式の解法を理解し,1階偏微分方程式を解く. | |
6 | 2階線形偏微分方程式 |
簡単な2階線形偏微分方程式を求積法等により解く. | |
7 | 演習 |
1階偏微分方程式および2階線形偏微分方程式に関する演習を行う. | |
8 | 中間試験 |
中間試験を行う. | |
9 | 試験返却,波動方程式(変数分離法) |
中間試験の答案を返却し,解答を解説する.また,波動方程式の変数分離解を求める. | |
10 | 波動方程式(一般解) |
波動方程式の一般解を求める. | |
11 | 熱伝導方程式(I) |
有限の棒における熱伝導方程式を解く. | |
12 | 熱伝導方程式(II) |
無限長および半無限長の棒における熱伝導方程式を解く. | |
13 | ラプラス方程式 |
ラプラス方程式を解く. | |
14 | 連立偏微分方程式 |
連立偏微分方程式を解く. | |
15 | 演習 |
波動方程式,熱伝導方程式,ラプラス方程式に関する演習を行う. | |
備 考 |
後期中間試験および後期定期試験を実施する. 本科目の修得には,30 時間の授業の受講と 60 時間の事前・事後自己学習が必要である.事前学習では,テキストの該当部分を読んでおく.事後学習では,テキストの練習問題を解く.その他,具体的な内容について授業中に言及することがある. |