【 2022 年度 授業概要】
科   目 国際コミュニケーション(中国語) ( Chinese for International Communication )
担当教員 牛根 靖裕 非常勤講師
対象学年等 都市工学科・4年・通年・選択・2単位【講義】 ( 学修単位I )
学習・
教育目標
D2(100%)
JABEE
基準1(1)
(a)
授業の概要
と方針
現代中国語(標準語)の発音と基礎的文法を,発音・読解・作文の演習を通じて学習する.受講者の教授内容に対する理解をはかる評価対象として,各回講義内での演習,中間・定期試験に加え,随時課す課外の課題への取り組みも重視する.



1 【D2】 現代中国語の発音とそのピンインによる表記法を習得する.
2 【D2】 現代中国語の漢字(簡体字)の中でも,比較的使用頻度の高いものの書き方を習得する.
3 【D2】 現代中国語の簡単な文法知識を習得する.
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1 現代中国語の発音とそのピンインによる表記法を講義中の演習(発音練習),課題によって評価する.
2 現代中国語の漢字(簡体字)の書き方を講義中の演習(短文読解・作文),課題によって評価する.
3 現代中国語の簡単な文法知識を講義中の演習(短文読解・作文),課題,中間試験,定期試験および口頭発表によって評価する.
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成績は,試験60% 演習(発音、読解、作文、小テスト)40% として評価する.試験成績は中間試験,定期試験の平均点.演習は授業内での暗誦および小テストを課す(複数回).コミュニケーション能力の養成を重視するため,試験以外の評価を40%とする.試験・演習の評価を総合し,100点満点60点以上を合格とする.
テキスト 竹島毅・趙昕『《改訂版》さあ,中国語をまなぼう! ─会話・講読─』(白水社,2022年)
参考書 松岡榮志〔主幹〕,樋口靖・白井啓介・代田智明〔著〕『クラウン中日辞典 小型版 (CD付)』(三省堂,2004年)
相原茂・石田知子・戸沼市子〔著〕『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書』(同学社,1996年;2016年再版)
相原茂・喜多山幸子・魯暁?〔著〕『大事なことはみんなやさしい中国語で言える』(朝日出版社,2001年)
関連科目 ドイツ語,韓国語
履修上の
注意事項
現代中国語の学習を通じ,中国の文化・社会に対する関心を深める.受講者には講義の予習・演習・復習への自主的な取り組みが求められる.

【授業計画( 国際コミュニケーション(中国語) )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 講義概要の説明,発音練習(1)
本講義の方針・目標・内容・評価方法の説明,および同説明に関する質疑応答などの後,中国語の声調母音(単母音,複母音,n/ngを伴う母音)とアクセント(声調)の発声法,表記法(ピンイン)を学習する.
2 発音練習(2)
中国語の子音の発声法,表記法を学習する.現代中国(中華人民共和国)で公用文字とされている簡略字「簡体字」についても触れる.
3 人称代名詞,「是」構文,基本疑問文
「わたし」「あなた」といった各種人称代名詞,述語動詞「是」(AはBである)を用いた構文,「?」を用いた疑問文を学習する.
4 指示代名詞(1),疑問詞疑問文,所属の「的」,副詞「也」「都」
「これ」「それ」といった指示代名詞,「什?」(何)・「?」(誰)を用いた疑問詞疑問文,所属の「的」(~の…)を用いた構文を学習する.
5 動詞述語文,所有の「有」,指示代名詞(2)
動詞を述語とする構文,所有を表す「有」を用いる表現,「ここ」「そこ」といった指示代名詞を学習する.
6 形容詞述語文,数字,発音・表記法,量詞
形容詞を述語とする構文,数字の発音と表記,および「量詞」(助数詞)の用法を学習する.
7 時・時間量の数詞,反復疑問文,介詞 (1)
日付・時刻・時間量を表す言葉の発音と表記,「肯定+否定」で構成する反復疑問文,介詞「在」「从」を用いる構文を学習する.
8 中間試験
第1週から第7週までの内容について試験を行う.
9 中間試験の解答とまとめ
中間試験の内容について解説する.中国語短文暗誦課題の説明.課題用短文は受講者の要望を汲んだ上で告知する.
10 完了を表す「了」,所在を表す「在」,助動詞「想」
述語の後ろに置き「完了」を表す助詞「了」,人・ものが特定の場にあることを表す動詞「在」,および「~したい」の意を表す助動詞「想」の用法を学習する.
11 介詞「在」「?」「从」「到」「跟」「給」
「~で」「~から」「~まで」「~と」「~に」などの意を表す各種介詞の用法を学習する.
12 助動詞「得」,経験を表す「過」,「是~的」構文
「~しなければならない」の意を表す「得」,動詞の後ろに置かれ過去の経験を表す「?」,および強調構文「是~的」の用法を学習する.
13 助動詞「能」「会」,動詞の重ね方
助動詞「会」「能」の用法,同じ動詞を重ねる表現を学習する.
14 文法のまとめ
前期に扱った代名詞,助動詞,介詞などについて,各々の働きと違いについて,復習・確認を行う.
15 総合復習
中間試験以降の講義での学習内容について,復習・確認を行う.
16 前期学習内容の復習
動詞述語構文,助動詞など前期学習内容について,復習・確認を行う.
17 結果・程度を表す助詞「得」
形容詞・動詞の後に置かれ,結果・程度を表す補語を導く助詞「得」の用法を学習する.
18 動詞の進行を表す「在(~?)」
「~しているところだ」の意を表す「在(~?)」の用法を学ぶ.
19 「来」「去」を中心とする連動文
動詞「来(くる)」「去(いく)」を用いた事例を中心に,連動文を学習する.
20 「還是」を用いた選択疑問文,既習各種疑問文の復習
「還是」を用いた選択疑問文(AかBか)の構造を確認後,既習の疑問文についても復習を行う.
21 助詞「比」を用いた比較文
助詞「比」を用いた比較文(AはBにくらべて~)を学習する.
22 復習
第17回講義以降の学習内容について復習する.
23 中間試験
第17回から第21回までの講義での学習内容の習得状況を,筆記試験により確認する.
24 中間試験の解説
中間試験の問題,解答の確認を行い,内容について解説する.
25 「的」を用いた名詞の修飾
「的」を用いた動詞句・形容詞句による名詞の修飾を学習する.
26 1つの動詞が2つの目的語をとる文,主述句を目的語とする文
「AにBを~する」といったような,1つの動詞が2つの目的語をとる文,ならびに主語述語句を目的とする文の用法を学習する.
27 介詞「被」「?」を用いた受け身文
介詞「被」「?」を用いた受け身文(AはBによって~される)を学習する.
28 総合復習
中間試験以降の文法,語法について,復習・確認を行う.
29 作文課題作成
受講者がそれぞれ自己紹介文を作文する.同課題作文は受講者の要望を汲んだ上で作成する.
30 総合復習
後期学習内容について,復習・確認を行う.


前期,後期ともに中間試験および定期試験を実施する.