科 目 | 生産システム ( Production Systems ) | |||
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担当教員 | 東 義隆 准教授 | |||
対象学年等 | 機械工学科・5年C組・後期・必修・1単位 ( 学修単位I ) | |||
学習・ 教育目標 |
A4-M4(90%) D1(10%) | |||
JABEE 基準1(1) |
(b),(d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g) | |||
授業の概要 と方針 |
良い品物を安く,早く,安全にしかも環境をも考え生産するには人,物,資金の有効な調達と,いつ,どの製品を,どのような設備で,いかなる作業によって生み出すかという生産情報が必要になる.生産のタイミングやスピードが重視されるなかで,生産情報の重要性もますます増大している.生産システムにおける生産情報の最適な適用および人,物,資金の管理技術に必要な基礎知識と数理手法を解説する. | |||
到 達 目 標 |
1 | 【D1】 生産管理と生産システムを理解する. | 2 | 【A4-M4】 オペレーションスケジューリングを理解する. | 3 | 【A4-M4】 在庫管理を理解する. | 4 | 【A4-M4】 オペレーションズリサーチの手法を理解する. | 5 | 【A4-M4】 品質管理法を理解する. | 6 | 【A4-M4】 生産システムの発展と課題について理解する. | 7 | 8 | 9 | 10 |
評 価 方 法 と 基 準 |
到 達 目 標 毎 |
1 | 生産管理と生産システムについて試験で評価する. | |
2 | スケジューリング問題の解法を試験で評価する. | |||
3 | 在庫管理の方式を試験で評価する. | |||
4 | ラインバランシング問題を試験およびレポートで評価する. | |||
5 | QC七つ道具および新QC七つ道具を試験およびレポートで評価する. | |||
6 | テイラーシステム,フォードシステム,ジャストインタイムシステムを試験で評価する. | |||
7 | ||||
8 | ||||
9 | ||||
10 | ||||
総 合 評 価 |
成績は,試験90% レポート10% として評価する.100点満点で60点以上を合格とする. | |||
テキスト | 「例解 生産システム情報学」:宮ア茂次(森北出版) |
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参考書 | 「生産工学」:岩田一明,中沢弘 共著(コロナ社) 「やさしい 生産システム工学入門」:朝比奈奎一(日本理工出版会) |
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関連科目 | 加工工学 | |||
履修上の 注意事項 |
関連科目は機械工作法,加工工学で各種加工法を知り,応用機械設計,工作機械で各種機械を学び生産システムの構築を考える. |
回 | 上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など) |
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1 | 生産と情報 |
生産の定義と内容および生産活動における情報の説明. | |
2 | 生産システムの発展と課題 |
テイラーシステム,フォードシステムの説明. | |
3 | ライン生産 |
ライン生産の歴史的背景および方式の説明. | |
4 | ラインバランシング |
サイクルタイム,ラインバランスの説明. | |
5 | セル生産 |
セルの形および生産方式の説明. | |
6 | ジャスト・イン・タイム |
ジャスト・イン・タイムの概要を理解させる. | |
7 | かんばん方式 |
かんばん方式の運用法の説明 | |
8 | 中間試験 |
これまでの講義,演習から出題する. | |
9 | 品質管理 |
品質管理の概要ならびにQC七つ道具について説明. | |
10 | パレート図 |
QC七つ道具のパレート図の説明.ABC分析の説明. | |
11 | ヒストグラム |
QC七つ道具のヒストグラムの説明.工程能力指数を理解させる. | |
12 | 管理図 |
QC七つ道具の管理図の説明.上方管理限界ならびに下方管理限界の求め方の説明. | |
13 | オペレーションズスケジューリング |
オペレーションズスケジューリングの概要説明. | |
14 | フローショップスケジューリング |
フローショップスケジューリング問題の解法説明. | |
15 | オペレーションズリサーチ |
PERT計算によりクリティカルパスの求め方を理解させる. | |
備 考 |
後期中間試験および後期定期試験を実施する. |