| 科 目 | 数理統計 ( Mathematical Statistics ) | |||
|---|---|---|---|---|
| 担当教員 | 長野 勝利 非常勤講師 | |||
| 対象学年等 | 全専攻・1年・後期・選択・2単位 | |||
| 学習・ 教育目標 |
A1(100%) | |||
| JABEE 基準1(1) |
(c),(d)1 | |||
| 授業の概要 と方針 |
工学の様々な場面でのデータの分析に必要な統計の基礎理論についての知識を深め統計解析の手法について修得する.また,概念的な履修にならないようにExcelを利用した演習も併用して行う. | |||
| 到 達 目 標 |
1 | 【A1】 データと実践的統計学の基本の理解 | 2 | 【A1】 基本統計量と様々な確率分布についての理解 | 3 | 【A1】 推測統計学の基本についての理解,並びに推定,検定法についての理解 | 4 | 【A1】 生産管理への数理統計解析の応用についての理解 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 評 価 方 法 と 基 準 |
到 達 目 標 毎 |
1 | データの属性,標本と誤差,データの分布などの意味が理解できているか.試験及び演習の60%以上の正解を合格とする. | |
| 2 | 基本統計量についての基礎理論及びそれぞれの利用手法について理解できているか.試験及び演習の60%以上の正解を合格とする. | |||
| 3 | 正規分布,標本分布,仮説検定,区間推定,グループ間の比較,回帰分析,共分散分析について理解できているか.試験及び演習の60%以上の正解を合格とする. | |||
| 4 | 比較実験の解析,生産管理データの解析等,統計解析の手法が生産工学問題に適用できるか.試験及び演習の60%以上の正解を合格とする. | |||
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| 総 合 評 価 |
成績は,試験70% 演習30% として評価する.演習の内訳は,課題の分析:10%,プレゼンテーション:10%,総合評価:10%とする.総合成績の60以上を合格とする. | |||
| テキスト | プリント 菅 民郎「Excelで学ぶ統計解析入門(第2版)」オーム社 |
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| 参考書 | ||||
| 関連科目 | 確率統計(各科とも本科共通科目) | |||
| 履修上の 注意事項 |
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| 週 | 上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など) |
|---|---|
| 1 | 統計とデータ |
| 誤差と統計,データと標本,度数分布と統計図などについて整理する. | |
| 2 | 基本統計量(1) |
| 代表値,散布度,標本標準偏差,平均と標準偏差など基本統計量の基礎について整理する. | |
| 3 | 基本統計量(2) |
| 基本統計量についての基礎理論について修得する. | |
| 4 | コンピュータ演習 |
| データ処理と基本統計量についてコンピュータによる演習を行う. | |
| 5 | 相関と回帰 |
| 相関係数,最小二乗法と回帰方程式,回帰係数と相関係数,回帰直線の求め方などについて理解する. | |
| 6 | コンピュータ演習 |
| データ処理と基本統計量についてコンピュータによる演習を行う. | |
| 7 | 推定と検定(1) |
| 母集団と標本,いろいろな分布,中心極限定理,区間推定の手法について理解する. | |
| 8 | 推定と検定(2) |
| 仮説検定の考え方,1変数1標本の検定について理解する. | |
| 9 | 推定と検定(3) |
| 1変数2標本の検定,1変数多標本の検定,2変数多標本の検定について理解する. | |
| 10 | 管理工学問題への適用(1) |
| 製造機械の安定性,製品の質,精度のばらつき等の検定問題への適用について,コンピュータによる演習とともに理解する. | |
| 11 | 管理工学問題への適用(2) |
| 新素材の有効性,工程の改善効果,不良率の判定等の検定問題への適用について,コンピュータによる演習とともに理解する. | |
| 12 | 管理工学問題への適用(3) |
| 日程計画問題(PERT)の解法について解説する. | |
| 13 | 管理工学問題への適用(4) |
| 基礎データに幅のある場合の日程計画問題の解法について解説する. | |
| 14 | 課題研究 |
| 統計解析の手法が生産工学問題に適用できるかを演習をとおして修得する. | |
| 15 | 課題研究・まとめ |
| 統計解析の手法が生産工学問題に適用できるかを演習をとおして修得する. | |
| 備 考 |
後期中間試験および後期定期試験を実施する. |