2007 年度国語シラバス

【 2007 年度授業概要】
学習・教育目標			工学系複合プログラム	ＪＡＢＥＥ基準１（１）
科　　　目			国語 ( Japanese Language and Literature )
担当教員			西岡一也
対象学年等			応用化学科・3年・通年・必修・2単位 ( 学修単位I )
学習・教育目標			－	－
授業の概要と方針			より的確な理解と適切に表現する能力の獲得を目指し，近代以降の文章を読解し作品を鑑賞する。そのことを通して言語感覚を豊かにし，言語文化への関心を高め，ものの見方考え方を深化させたい。
到達目標		1	いろいろな分野の作品，文章を読み，まず内容を正しく理解できるようにする。
		2	ものの見方考え方の多様性を知る。
		3	自分の感じたこと考えたことを適切に表現し伝えることができる。
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評価方法と基準	到達目標毎	1	単元ごとに教科書にある学習課題などを利用しながら授業を進め定期試験で理解度を確認する。
		2	評論のような文章では筆者の対象への視点，随筆などでは素材の選び方にその個性，人間性が表れる。それが確実につかめているかを定期試験で確かめる。
		3	意見文，感想文，評論文などの実作をレポ-ト提出させ評価する。
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	総合評価		成績は，試験90%　レポート10%　として評価する。成績は定期試験を平均しレポ-トの評価を加え100点満点の55点以上を合格とする。
テキスト			高等学校現代文(旺文社)
参考書			「現代国語例解辞典」小学館
関連科目			四年国語
履修上の注意事項			二年の「国語総合」で学習した内容のうち近代以降にしぼり，より読み応えのある文章を学習し国語表現に関心を持つことにより四年の日本語コミュニケ-ション能力の育成へとつなげたい。

【授業計画（国語）】
週	上段：テーマ／下段：内容（目標、準備など）
1	評論を読む
1	「音楽から見た日本人」を通して筆者独自の視点をとらえる。理解度を定期試験で評価する。
2	文体と構成
2	評論としての構成法，文体を理解する。理解度を定期試験で評価する。
3	論理的文章
3	エッセイ的な評論であっても論理性は失われてはいないことを確かめる。理解度を定期試験で評価する。
4	小説を読む
4	「山月記」を読み格調高い文体を味わう。理解度を定期試験で評価する。
5	小説の目的
5	文学の究極の目的である人間の存在の意味について理解を深める。理解度を定期試験で評価する。
6	小説の技巧
6	さまざまな修辞法を味わうとともに虚構について理解を深める。理解度を定期試験で評価する。
7	小説の構成と主題把握
7	小説独自の展開を味わう。そして構成から主題に迫る。理解度を定期試験で評価する。
8	小説のまとめ
8	今までの学習内容についての理解度は定期試験で評価する。
9	感想文
9	さまざまな角度から感想を書く。レポ-トとして提出し評価する。
10	詩を鑑賞する
10	「永訣の朝」をを通して詩という芸術の特徴を理解する。定期試験で理解度を評価する。
11	詩の表現
11	詩独自の表現上の特色を考える。定期試験で理解度を評価する。
12	主題
12	感動の中心をつかむ。レポ-ト提出により評価する。
13	応用学習
13	「簡単なシナリオを作ってみよう」実作を提出し評価する。
14	シナリオ作成
14	表現，内容から書かれた目的や役割をはたしているかを検討する。定期試験で理解度を評価する。
15	随想を読む
15	「緑という色」を読みその文章の特徴をとらえる。定期試験で理解度を評価する。
16	内容
16	題材や着眼点について考察する。定期試験で理解度を評価する。
17	展開
17	筆者の視点を理解する。定期試験で理解度を評価する。
18	評論を読む
18	「業平の美男に就いて考える」という文章を読んで日本人の伝統観を理解する。定期試験で理解度を評価する。
19	内容
19	日本の芸能の持つ意義について考える。定期試験で理解度を評価する。
20	展開
20	能について理解を深める。定期試験で理解度を評価する。
21	日本の文化
21	その特質を考える。定期試験で理解度を評価する。
22	実作
22	評論を書く。レポ-トとして提出し評価する。
23	評論を読む意義について理解を深める。
23	定期試験で理解度を評価する。
24	小説を読む
24	「城の崎にて」を読み文体の特徴をつかむ。定期試験で理解度を評価する。
25	「城の﨑にて」
25	構想，構成を理解する。定期試験で理解度を評価する。
26	登場人物
26	人物像を明らかにする。定期試験で理解度を評価する。
27	主題
27	現代の状況とも比較し主題をつかむ。定期試験で理解度を評価する。
28	近代の文章を読む
28	「浮雲」「舞姫」を鑑賞し表現上の特色を知る。定期試験で理解度を評価する。
29	鑑賞
29	「五重塔」「たけくらべ」を読み特色を知る。定期試験で理解度を評価する。
30	言語活動
30	「聞き書きという文章」を読み文章をまとめる練習をする。レポ-トとして提出し評価する。
備考	中間試験は実施しない。定期試験を実施する。