2006 年度自動設計論シラバス

【 2006 年度授業概要】
学習・教育目標			工学系複合プログラム	ＪＡＢＥＥ基準１（１）
科　　　目			自動設計論 ( Automatic Machine Design )
担当教員			尾崎元泰
対象学年等			機械工学科・5年D組・後期・選択・1単位 ( 学修単位I )
学習・教育目標			A4-4(100%)	(d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g)
授業の概要と方針			3年生，4年生で学んだ機械設計の考え方を基にして，機械設計のプロセスをシステムとして取り扱い，機械設計システムを作成し，それをプログラム化する。 CADおよびCADデータの取り扱いに関する講義を行う。
到達目標		1	【A4-4】　機械設計のプロセスを，機械設計システムとして表すことができる。
		2	【A4-4】　機械設計システムをプログラム化できる。
		3	【A4-4】　 CADの概要と，データコンバートのための中間ファイルを理解する
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評価方法と基準	到達目標毎	1	レポ－トを提出する。提出されたレポートが到達目標に達しているかで評価する。
		2	作成したプログラムの完成度と独自性で評価する。
		3	CADに関する講義内容を理解しているかどうかを，小テストと定期試験で評価する。
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	総合評価		筆記試験50%，レポート・作品（プログラム）を50%で評価する。
テキスト			ノート講義プリント
参考書			「機械工学必携」：馬場秋次郎編（三省堂）機械設計授業ノート
関連科目			機械設計（機械要素の設計），設計製図（CAD），情報処理（機器の取り扱い）
履修上の注意事項

【授業計画（自動設計論）】
週	上段：テーマ／下段：内容（目標、準備など）
1	機械設計総論
1	製品製作の企画から製造までの流れを理解する。流れとは，企画，計画設計，機械システム設計，機械要素設計，試作・性能試験，生産設計，製造へ至る一連の工程を指す。
2	自動設計総論
2	自動設計と設計システムの定義と関連を理解する。設計システムから自動設計へ至る流れを理解する。
3	設計システム総論
3	問題形式で，設計システム，設計システムのフローチャート，プログラムのフローチャートを作成する。レポートとして提出する。
4	プログラム総論
4	プログラム言語，プログラミングの基礎を理解する。
5	プログラムの基礎
5	問題形式で，プログラムを作成する。
6	プログラミング演習
6	前回作成したプログラムを実際に入力し，実行できるかどうかを，またその内容を確認する。
7	総合演習
7	問題形式で，機械要素の設計を行うための設計システム，設計システムのフローチャート，プログラムのフローチャートを作成する。
8	総合演習
8	前回の問題のプログラムを作成する。
9	総合演習
9	前回の問題のプログラムを完成し，問題のレポートとプログラムを提出する。
10	CADシステムの概要
10	CADの利用分野，種類，機能，教育などについて説明する。
11	CADの運用と効果
11	CADの導入前後に起こりやすい問題，CADの利点，CADのオリジナル化，データコンバートなどについて説明する。
12	標準化とデータベース
12	CIM（コンピュータ統合生産）の視点から見たCADの位置づけ，CADとAIの関係から，CADの将来性を考える。
13	CADの互換性
13	CADデータの互換性を持たせるための中間フォーマットについて，目的，種類，考え方，使用上の注意点などを説明する。
14	CAD中間フォーマット
14	データコンバートのための中間フォーマットの内部構造について実例を挙げて説明する。
15	CADまとめ
15	CADに関する全体的なまとめを行う。小テストを行う。
備考	中間試験は実施しない．定期試験を実施する．