| 科 目 | 歴史 ( History ) | |||
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| 担当教員 | 福田 敬子 | |||
| 対象学年等 | 都市工学科・2年・通年・必修・2単位 | |||
| 学習・教育 目標 |
工学系複合プログラム | JABEE基準1(1) | ||
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| 授業の概要 と方針 |
イラク戦争をはじめ現在の世界には,たくさんの深刻な問題が存在する。これらの問題の原因を求めると,まず20世紀とはどのような時代であったかを知る必要にせまられる。第二次世界大戦後の世界を中心に,この時代を見ることで,現在の諸問題を知ることからはじめたい。 | |||
| 到 達 目 標 |
1 | 授業計画であげるように、第二次世界大戦後の世界の諸地域の変容を中心に学習していくが、現在その地域がどのようになっているかを念頭に置いて学ぶ。 | 2 | 各国の宗教や文化の違いを理解でき、相互に尊重できる姿勢を身につけたい。 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 評 価 方 法 と 基 準 |
到 達 目 標 毎 |
1 | 授業計画であげるように、第二次世界大戦後の世界の諸地域の変容は、中間試験・定期試験で評価する。 | |
| 2 | 各国の宗教や文化の違いを理解することは、提出物で評価する。 | |||
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| 総 合 評 価 |
到達目標1は、試験成績で評価する(100%)。到達目標2は、提出物で加点の対象とする。 | |||
| テキスト | 「高校世界史」佐藤次高・木村靖二・岸本美緒著(山川出版社) 「グローバルワイド最新世界史図表New」第一学習社編集部(第一学習社) |
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| 参考書 | 世界史B用語集(山川出版社) 山川世界史辞典(山川書店) |
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| 関連科目 | ||||
| 履修上の 注意事項 |
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| 週 | 上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など) |
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| 1 | イラク戦争をさかのぼる(サダム・フセインとウサマ・ビンラディン) |
| 1)2003.3.20、米・英によるイラク攻撃。 2)2001.9.11、アメリカ同時多発テロ事件。米のアフガニスタン報復攻撃。 3)1991.12.26、ソ連消滅宣言。 4)1991.1.17〜3.3湾岸戦争。 5)1988〜1980年イラン・イラク戦争。 6)1979年ソ連がアフガニスタンに侵攻。 | |
| 2 | 第二次世界大戦 |
| 第二次世界大戦の基本的な知識の確認をする。 | |
| 3 | 国際連合の成立と敗戦国の処理(1) |
| 国際連合の成立過程や目的・組織を理解する。 | |
| 4 | 国際連合の成立と敗戦国の処理(2) |
| 日独伊の枢軸国を中心に、国際軍事裁判にもふれる。 | |
| 5 | 戦後ヨーロッパの出発(1) |
| 戦後の西ヨーロッパは、戦前の政治・経済体制を引き継ぎ再建の道を進む。 | |
| 6 | 戦後ヨーロッパの出発(2) |
| 戦後の東ヨーロッパはソ連の占領下で、社会主義国家となる。 | |
| 7 | 東西対立の始まり |
| 1946年3月の「鉄のカーテン」演説から、ベルリン封鎖へ、そしてドイツが東西の分裂国家になる過程をみる。 | |
| 8 | 中間試験 |
| 1週目から7週目の内容について試験を行う。 | |
| 9 | 中間試験の解答 |
| 中間試験の解答を通じて、これまでの知識の確認し、次のテーマに進む。 | |
| 10 | 中国の戦後 |
| 抗日戦争から、国共内戦となり、1949年中華人民共和国が成立する過程をみる。 | |
| 11 | 朝鮮の南北分裂 |
| 日本の植民地支配から解放されたが、南北の分断国家になる過程をみる。 | |
| 12 | 東南アジアの独立(1) |
| 第二次世界大戦中の日本の「大東亜共栄圏」についてふれる。 | |
| 13 | 東南アジアの独立(2) |
| 今日のASEAN諸国が、欧米の旧植民地本国より独立する過程をみる。 | |
| 14 | インドの独立 |
| 悲願の独立を達成するが、3つの国に分かれての独立となり、今日も紛争が絶えないことを知る。 | |
| 15 | アラブ世界の自立 |
| パレスチナ分割案の内容を知り、今日まで続くパレスチナ問題を考える。 | |
| 16 | 定期試験の解答 |
| 定期試験の解答を通じて、これまでの知識の確認し、次のテーマに進む。 | |
| 17 | 朝鮮戦争 |
| 1950〜53年の朝鮮戦争の発端や戦争過程を知り、現在も停戦中であることを認識する。 | |
| 18 | 冷たい戦争 |
| アメリカの同盟網の強化により、日本の独立が早まったこと、日米安保条約が結ばれたことを確認する。ソ連は核開発を進めると同時に、ワルシャワ条約機構を結成したことなどを知る。 | |
| 19 | ソ連の平和共存政策 |
| フルシチョフのスターリン批判や平和共存路線をみる。 | |
| 20 | アメリカの繁栄とヨーロッパ・日本の復興(1) |
| 第二次世界大戦後のアメリカの繁栄を見る。 | |
| 21 | アメリカの繁栄とヨーロッパ・日本の復興(2) |
| 今日のEUへの発展のもととなったECSC・EEC・ECへの発展過程を見る。 | |
| 22 | アメリカの繁栄とヨーロッパ・日本の復興(3) |
| アメリカ・西ヨーロッパ諸国・日本の復興をみてゆくが、日本の高度経済成長に注目する。 | |
| 23 | 中間試験 |
| 16週目から22週目の内容について試験を行う。 | |
| 24 | 中間試験の解答 |
| 中間試験の解答を通じて、これまでの知識の確認し、次のテーマに進む。 | |
| 25 | 第三世界の連帯とアフリカ諸国の独立 |
| 第三世界・非同盟諸国など、米ソと距離をおく勢力や1960年代のアフリカ諸国の独立を知る。 | |
| 26 | キューバ危機 |
| 米ソの直接対決による核戦争への危機をみる。 | |
| 27 | 中国の動揺から改革開放へ |
| 中国の文化大革命から、改革開放政策への転換、その発展のようすをみる。 | |
| 28 | ベトナム戦争とアメリカ |
| 1965年のアメリカによる北爆開始から1973年のアメリカ撤兵までを中心にみる。南北ベトナムが統一される過程を知る。 | |
| 29 | カンボジアと日本のPKO |
| 湾岸戦争後、日本で成立したPKO法により、国連の要請に基づき、初めて自衛隊の海外派遣が行われた。 | |
| 30 | アジアの開発独裁 |
| 韓国、インドネシア、イランなどで経済開発を理由に独裁政権が続いたが倒されて、新政権ができた。これらのアジア諸国と日本の関係を知る。 | |
| 備 考 |
・中間試験を実施する。 ・定期試験を実施する。 |