教員紹介(一般科)
小倉 和幸
OGURA Kazuyuki
OGURA Kazuyuki
- 職名
- 専門分野
- 宇宙物理学 (観測・理論)
- 現在の研究課題と概要
- 研究業績(主要3件)
- "Quantifying the Effect of Field Variance on the Hα Luminosity Function with the New Numerical Galaxy Catalog (ν^2GC)"
Kazuyuki Ogura, Masahiro Nagashima, Rhythm Shimakawa, Masao Hayashi, Masakazu A. R. Kobayashi, Taira Oogi, Tomoaki Ishiyama, Yusei Koyama, Ryu Makiya, Katsuya Okoshi, Masato Onodera, Hikari Shirakata,
The Astrophysical Journal, 895(1), 9-9, 2020 - "ALMA band 8 observations of DLA 2233+131 at z = 3.150"
Kazuyuki Ogura, Hideki Umehata, Yoshiaki Taniguchi, Yuichi Matsuda, Nobunari Kashikawa, Kartik Sheth, Katsuhiro Murata, Masaru Kajisawa, Masakazu A R Kobayashi, Takashi Murayama, Tohru Nagao,
Publications of the Astronomical Society of Japan, 72(2), 2020 - "A search for Lyα emitters around a concentrated region of strong Lyα absorbers at z=2.3"
Kazuyuki Ogura, Tohru Nagao, Masatoshi Imanishi, Nobunari Kashikawa, Yoshiaki Taniguchi, Masaru Kajisawa, Masakazu A, R. Kobayashi, Yoshiki Toba, Kodai Nobuhara,
Publications of the Astronomical Society of Japan, 69(3), 51, 2017 - 所属学会、協会
- 日本天文学会(外部リンク)
- 光学赤外線天文学連絡会(外部リンク)
- 理論天文学宇宙物理学懇談会(外部リンク)
- 担当教科
- 物理 (2年)
- 応用物理 (4年)
- 顧問
- 自然科学部
- ラグビー部
講師
1. 銀河の形成と進化に関する観測的研究
銀河がいつ・どのようにして形成され、どのように進化してきたかを理解することは、現代の宇宙物理学の重要課題のひとつである。 とりわけ、形成初期の銀河は、ガスから星があまり生まれておらず観測が難しいため、観測的な理解が不十分である。 この問題に取り組むため、すばる望遠鏡や ALMA 望遠鏡といった先端の観測装置を活用し、遠方宇宙にあるガスを多く含んだ若い銀河を観測し、その性質を調査している。
2. 銀河の形成と進化に関する理論的研究
遠方銀河の観測結果を解釈するため、理論モデルの構築をおこなっている。最近は、特定の波長の光を強く放射する「輝線銀河」に着目し、すばる望遠鏡による超広視野探査観測で得られた、約40億年前の宇宙における銀河の性質の調査結果と比較できる理論モデルを構築した。 輝線銀河にはいくつかの種類があり、また、どの時代の宇宙を観測するかによって性質が異なるため、過去の宇宙から現在に至る時代において、さまざまな輝線銀河のモデル構築に取り組んでいる。