教員紹介(電子工学科)
- 職名
教授 - 専門分野
医用生体工学
情報通信工学 - 現在の研究課題と概要
- 脳感覚器系における機構・機能の解明及びモデル化に関する研究
- 各種ニューラルネットワークに関する応用
現在,脳に対するアプローチは医学・生物学にとどまらず,数学,数理学,科学,工学,心理学などありとあらゆる分野からなされ,分野を超えての研究が必要となってきている。脳研究は脳に学ぶコンピュータ工学,ロボット工学,そして,その他のあらゆる工学分野にも大きな進歩をもたらすと期待されている。
本研究においては,その多々あるアプローチのうち,工学の分野から脳機構・機能をニューラルネットワーク等の手法を用いてモデル化を行う。幾つもの高次脳機能(認知,記憶,想起,連想等)を有したモデルの作成を行うことが最終目標であるが,現在は,特に脳の機構・機能の中でも,聴覚系,視覚系の機構・機能に注目し,今までに神経生理学や解剖学等からわかっている脳の機構を組み込み,モデル化を行い,実際の音声波形や画像データ,その他の時系列データ等を使用して,提案したモデルの機能の解析を行う。様々なニューラルネットワークの基礎および応用について研究を行う。
- 研究業績(主要3件)
- Kenji Fujimoto, Yohsuke Kinouchi and Jufang He, "A Model for Long Latency
Duration-Selective Nuerons in the Auditory Cortex."
INFORMATION, Vol.6, 2003(Printing) - Kenji Fujimoto et al., "An Artifical Neural Network Model for Generating
Periodic Signals by Various External Stimuli"
Proc. of The 5th World Multi-Conference on Systemics, Cybernetics and Informations(SCI2001), vol. 8, pp. 514-518, Jul. 2001 - Kenji Fujimoto et al., " Self-Organization of Spatio-Temporal Multi-Rhythms in
Neural Networks Stimulated by External Activities"
Proc. of Knowledge-based Intelligent Information Engineering Systems & Allied Technologies, pp. 84-89, Sep. 2001
- Kenji Fujimoto, Yohsuke Kinouchi and Jufang He, "A Model for Long Latency
Duration-Selective Nuerons in the Auditory Cortex."
- 所属学会、協会
電子情報通信学会
- 担当教科
情報基礎、通信工学、電子工学実験実習、卒業研究、専攻科シミュレーション工学、専攻科ゼミナール、専攻科実験、専攻科特別研究
- テニス部顧問