2008 北京パラリンピック第三次合宿 (しあわせの村) 
 
 北京へのスタッフ・選手ともに正式決定された。嬉しいことに、私もコーチとしての派遣が決まった。8月30日から9月19日までの3週間、北京の選手村に缶詰めになる。
 今回は、頼もしい講師が参加してくれた。アテネ五輪銀メダリストの山本貴司さんと旧姓千葉すずさんであった。両名とも非常に気さくで、マスコミなどで言われているようなことは全くなかった。また、両名の経験からくる言葉は、非常に選手には参考になり、熱心にメモを取る選手も少なくなかった。両名と私の弟は非常に仲が良く、私自身は初対面であったものの、そんな感じがしない状態でした。

 
      

  
 試合前には、必ずシャワーを浴びる。緊張とリラックスのどちらも必要である。それをコントロールできる力を身につけることは自分の武器になる。
 今も非常にかわいい奥さんでした。彼女は、どちらかと言えばネガティブに考えることが多かったようで、非常に興味深い話が多かった。

  
 
  
      
 すずさんの「調子が悪い時は大胆に、調子が良い時は慎重に」という言葉が耳からはなれないなぁ〜。また、山本さんからアテネで「丸坊主」した話で盛り上がりました。  山本さんの「ニッコリ笑う」これだけで、周りも自分も変わることができる。一番のリラックス法だと説明がありました。今日からパラの選手も「スマイル法」と「丸坊主」になるぐらいの意気込みを持っていこう。
 
  

  
 山本貴司さんに、ジャパンチームの応援方法を教えて貰って、音頭を取るトレーナーである。選手だけがモチベーションをあげるのではなく、スタッフが率先することも大切である話があった。     キャプテンから山本貴司ご夫婦に今回の試合用に作成したTシャツをプレゼントするシーンです。ちびちゃん達もなぜが大喜びでした。赤Tシャツで「自分が変われば未来が輝く」がスローガンです。

  

  

 朝練の様子です。みんな黙々と練習をこなしていました。すると、見たことある人が水着姿で登場。当然、山本貴司さんでした。みんなは、練習よりもそちらの泳ぎが気になるようでした。

 こんなご夫婦が歩いていると、みんなすぐに目につくでしょうね。すずさんは背も高く、すらっとしてますし、山本貴司さんは、コテコテの面白い大阪人でした。気さくに写真にも応じてくれました。
 
  
   
 山本さんのスピードが速すぎて、シャッターが間に合わない。これが一番上出来のものです。みんな目が釘付けでした。良い泳ぎを間近で見られることが非常に参考となりますね〜。  視覚障害者から「ブラックゴーグル」で泳いでほしいとのリクエストに応えるシーンです。流石一流です。曲がりもせず、25mの距離感も分かっていました。タッピング棒を使用しなくても大丈夫でした。
 
  

  
 水中でレクチャーをしてくれました。みんな真剣でした。本当に良い時間でした。上がる時間になっても延々と続きました。   視覚障害者などもいるので、実際に体に触れながらのシーンもありました。これは、山本貴司さんが「水かきあるでぇ〜」の一声に、みんなが触らせて貰っているところです。