2008 北京パラリンピック第四次合宿 
                  (なみはやドームプール)
 
 
 北京パラリンピックが1か月半後に控え、第四次合宿が大阪にて行われた。この合宿は、ジャパンパラリンピック大会を北京に見立てた想定レースであった。合宿と言っても、試合での動きや今話題になっている水着の試着などがメインであった。
 レーザーレーサーの試着を数名が行ったが、感覚はやはり随分と違うようである。実際に数名がこの水着でレースに参加したが、まずまずの結果を残した。このレーザーレーサーのひとつ前のモデルであるFSプロは、今回多くの選手が購入した。この水着においても、多くの選手が記録を更新し、普通でない様子が理解できた。今回は、そのレポートを中心に行う。

 
      

  
 このTシャツは、今回選手がチー
ムのユニホームとは別に、作成した
ものである。赤と黒があり、先日の
朝ズバでもみのもんたが「応援Tシ
ャツ」として紹介をしてくれた。こ
のTシャツを購入して、援助をして
いただきたいもんです。
 自分が変われば、未来が輝く!が今回のキャッチフレーズである。何かを始めるには、自分がもっと変わる必要があるということである。パラリンピックはオリンピックと違い、意外とマイナーで政府からの負担も少なく、自己負担が大きい。

  
 
  
      
 試合前日の公開練習日です。朝か
ら練習しているチームはやはりゼロ
でした。しかし、北京を想定してい
る日本チームは、朝からしっかりと
練習しました。さすがに、観客室も
ガラガラでした。でも、良く見てく
ださい。上から垂れ下がっているマ
イクの数。取材陣は、いっぱいでし
た。5〜6社は来ていたでしょう。や
っとメディアも動き始めました。
 しっかち挨拶して練習開始。こんな風景は、日本のチームなら、どこでも見かけますよね。でも、以前、南アフリカの世界大会の時に、イギリスチームに「何をしているのか?」と尋ねられたことがありました。そして、説明すると「やはり、礼節を大事にする国」我々も真似をしたいと言われたことを思い出しました。これは日本の良いところのようです。
 
  

  
 手にしているのは、タッピング棒
です。頭を叩く道具です。決して怒
るときに利用するのではなく、視覚
障害者へのターンやタッチの合図を
おくるときに利用します。このメン
バーが、北京パラではタッパーをし
ます。今回私はすでに1本折ってしま
いました。叩くだけですが、タイミ
ング難しい。
  タッピング棒にて、タイミングを合わせているシーンです。バタフライと平泳ぎは、ワンテンポ叩くのが遅れると、壁に激突する心配があるので、入念に練習します。自由形や背泳ぎのターンもそれぞれの回る距離が違うので、それを何度も何度も確認しておきます。

  

  

 スピード社の方から、FSプロと
レーザーレーサーの着かたについて、レクチャーを受けているところです。ちょうどメディアも来ていて、その
話を取材することになりました。し
かし、しっかりと着かたまであり、
いくつかのポイント通りでないと効
果がないとか・・・。大変な水着で
す。

 新しく作成したユニホームを貰って確認しています。上下のユニホームにTシャツとポロ、短パン、水着など、「水泳は、消耗品などお金がかからなくていいですね〜」って言われますが、これだけ揃えると相当な金額になります。
 
  
   
 取りあえず、全員が自分でFSプ
ロを着用することができるか試して
いるとことです。しかし、健常者と
違い腕がなかったり足がなかったり
で、バランスをとりながら着用しな
いといけないこの水着は、大変でし
た。30分以上かかった選手も少なく
ありませんでした。
 これは鈴木キャプテンの手伝いをしている私です。クーラーが効いている部屋で着替えをしていましたが、途中からこのように裸になりました。着替えるのに、20分は少なくともかかったと思います。白い手袋は、この水着を着せる時専用のものです。
 
  

  
 それぞれがFSプロかレーザーレ
ーサーを着用したところです。水着
がまっ黒なので、みんなが引き締ま
って強い選手に見えます。北京でも
、この黒い軍団が活躍してくれるの
を期待しています。
  3人がかりで、レーザーレーサーを着せているところです。3人いても、20分はかかりました。補正下着というものを利用したことはありませんが、そのような水着のようです。試合当日は、この水着を着せることまでが増え、スタッフはてんてこ舞いでした。