研究室について
当研究室では、光を用いるナノテクノロジーを開発しています。ナノテクノロジーでは、10-9メートルから 10-7メートル程度の極めて小さなスケールで、物質やデバイスを作製または制御します。このような小さな材料やデバイスは、直接我々の手で掴んで、触って、そして観察することは不可能です。そこでナノテクノロジーにおいては、光が有効なツールとなります。当研究室では、レーザーや光学顕微鏡などの光学機器を駆使することで、主に以下の2つのトピックに関する研究開発を行っています。
(1)光の圧力によって物質を捕捉し輸送する「光ピンセット技術」の開発
(2)顕微イメージングと分光計測による「プラズモニックナノ粒子」の光熱物性評価
ナノテクの研究には、物理・化学・材料科学・機械工学・電気電子工学などの幅広い知識が必要となります。高専での卒業研究としてナノテクに携われば、エンジニアとして大きくステップアップできるでしょう!
研究室の方針(機械工学科・4年生向け)
当研究室の方針はたったひとつ、「やる時はやる!」です。基本的には、学生の自主性を最大限尊重します。人間たるもの、いつもいつもやる気に満ち溢れているようなことはありません。教員に「いついつまでに、この(膨大な)作業を終わらせておけ!」と言われて、やる気が出る学生もいないでしょう。しかし、何も研究しなければ卒業できないこともまた事実です。
当研究室には「うるさく言われなくてもやる時はやるタイプ」の学生が向いています。ぜひ一緒に研究しましょう。