(6.1.1)標本化定理の数学的表現
 高さ1その幅A(t=-A/2〜A/2)の矩形波の関数をrctA(t)で表します。離散化された関数を折り返し周波数未満まで通すローパスフィルタに通すことは、高さ1その幅F=1/(Δt)のrctF(f)を離散化された関数のフーリエ成分にかけることになります。この関係は次式になります。

ここで次の関係

があるので、次式を得ます。これが、標本化定理の数学的表現になります。