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高専カンファレンス
1月8日(土)神戸研究学園都市の大学共同利用施設Unityで高専カンファレンス in 神戸があり、初めて参加させていただきましたのでご紹介させていただきます。
高専カンファレンスのホームページによると『高専カンファレンスは高専生とその卒業生によるプレゼン型技術勉強会です。IT、工業デザイン、経営、物理、化学など多様性に富む発表を通じて若い技術者の育成や交流を促進し、高専および科学技術分野の発展を目指します』とあり、学会のようなものかと思っていたのですが、現役学生+若手OBによる自発的な研鑽の場として、発表者も聴講者も皆が一つになって楽しんでいる様子に感銘を受けました。首都圏近郊では以前から毎年2回くらいのペースで開催されていたそうですが、関西では昨年の奈良、京都に続いて今年の神戸で3回目だそうです。
まず驚いたのは、写真にも示した通り発表者が用いるメインスクリーンの横にリアルタイムのTwitterスクリーンが表示され、発表者と聴講者が一つになってカンファレンスを作り上げていることでした。会場にはWirelessLANと多くの電源コードが用意され聴講者のほとんどがnotePC持参で思い思いのコメントをTweetするため私語が入り込む隙もなく、講演はUstreamで中継され会場に来れなかった人もTwitterでコメント出来る仕掛けです。
発表内容もレベルが高く、最初が苫小牧高専OBの方による発電所の作り方と題したご講演だったのですが、発電所で用いられている多様な技術の中身を、料理番組のようなcooking仕立ててご紹介いただき本当に楽しみながら学べる内容でした。(写真はその一コマですが、本稿への利用も快諾いただくことが出来ました)
他にも本校20回生の澤氏(ハンドル:zak)による卒業後も社会人として参加できるロボットコンテストの紹介(参加へのお誘い)や、現役専攻科生による学生会活動やロボット研究会での活動を通じて学んだことの紹介、現役学生による文芸誌LEAPの紹介、楽しみながら英語を勉強するアイデアのような話題など有意義なお話が多かったのですが、皆さんプレゼンが上手で(熱意にも溢れ)楽しく学ばせていただくことが出来ました。(プレゼン技術も磨くというのが高専カンファレンスの狙いだそうです)
個人的に最も感銘を受けたのは、福井高専の現役学生とお父様による高専今昔物語と題したご講演で、高専を通した父子の関係から学ばせていただく点が多く、私も自分の息子が高専に通ってくれる日を夢見て拝聴させていただきました。先の夏休みに兄弟で見学させた時に下の子は是非入学したいとは言っていましたが成績がついてきそうにないところが悩みです。息子を高専に合格させる方法というような講演があれば是非また聴講させていただきたいと思った次第です。
熱心な若手OBと現役学生が運営してくれているようで今後とも各地で開催が続く事と思いますので、是非お近くで開催される機会には一度ご参加を検討いただければと思います。(KE17B佐藤徹哉)
Wednesday, January 12, 2011