卒業後はどんな仕事をしますか?特に公務員になった場合の仕事内容はどのようなことをしますか? |
→都市工学科の場合、進学・就職の割合はほぼ1:1です。都市工学科は、建設系の学科ですので、いわゆるゼネコンとよばれる建設会社や、コンサルと呼ばれる設計や調査を担う会社、メーカー系の企業(橋梁会社など)があります。国や県、市役所等の技術系公務員(土木職)にも毎年数名が就いています。公務員になった場合の仕事内容ですが、道路や橋など公共のものをつくることがほとんどです。例えば、道路を作る場合、それを企画して上記のような民間企業等に発注し、それが設計通りに正しく仕上げられているかをチェックするなどの仕事をすることになります。それ以外にも、まちづくりの計画であったり、上下水道の分野の仕事をしたり、非常に多岐にわたります。 |
高専卒業後土木関係に就職するとしたら現場での作業担当でしょうか?土木の設計等に関する仕事に就くには4年制大学等に編入する必要がありますか? |
→就職に関しては、都市工学科を卒業しての進路の選択肢としては大きく分けて3つあります。ひとつは国、県、市役所などの公務員で発注者の立場となります。二つ目は、例えば橋を作るにあたってそこの地盤がどういう状況になるのかなど、まわりの環境がどうなっているのかなど、そういうことを調査する必要があります。橋の形をどうするか、地震の際には大丈夫かなどを考え図面を描いて設計するような仕事もあります。それらを主に担当するのがコンサルタント会社や調査会社です。次に実際にものをつくる建設会社、ゼネコンと言われる会社です。つまり、公務員とコンサルタント会社と建設会社、と大きく3つに分かれるというふうになります。いずれの職種でも現場での作業がありますし、室内でコンピュータを使用して解析したり、報告書を書く仕事もあります。高専卒は現場要員で、4年生大学に行ったから設計に携われるかというとそうは決まっているわけではなく、どちらも関われる可能性があります。 |
建設会社ではどのような仕事をするのですか? |
→建設会社というのはいわゆるゼネコンと業界では言われていますが、実際に構造物をつくる会社です。調査や設計を担当することもありますが、主として重機という特殊な機械を使って、ダムをつくったりトンネルや橋を架けたりすることを担うのが建設会社です。建設会社に就職した多くの卒業生は、これらの建設現場で、施工管理の仕事に携わっています。 |
過去の就職先に鉄道会社がありますが、具体的にどんな仕事をするのですか? |
→鉄道会社では、運転士や車掌といった職種ではなく、保線や路線の計画・建設であったり、駅舎建設に関わる卒業生が多いです。 |
私は海外での都市開発や復興支援を主に活動する仕事につきたいと考えています。この学科は将来の夢に役立ちますか? |
→実際にものをつくる建設会社(ゼネコン)や、調査・設計をするコンサルタントが手掛けるプロジェクトには、海外の都市や復興支援に関する構造物や施設などを調査・設計する仕事もあります。海外で事業展開している企業で、都市開発や防災、減災などの仕事を行う場合には、本校で学んだ知識が役に立つと信じています。 |
大学への編入先の学部は限定されていますか? |
→文系学科への編入は制限があるかもしれませんが、理工系の学部なら限定されているということはありません。ただし、実績として都市工学科の進学先は、全国の国公立大学の建設系、建築系が圧倒的に多くなっています。 |
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