防災についての授業はありますか? |
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→防災に関する科目やCADなどを使った授業などいろいろあります。また、4年生の実験実習では、橋の模型をつくる授業もあります。防災の授業に関しては、学科に関係なく全学生が1年生の時に「高専生のための防災減災入門」という神戸高専ならではの授業を受けます。都市工学科や一般科の先生をはじめ、市役所OBの方々などから、防災や減災などの基礎的な知識を教わります。また、人と防災未来センターなどに実際に見学に行ったり、市民救命士の講習を受けるなどして、実践的な防災・減災についての素養を身に付けます。本校は阪神淡路大震災で大きな被害を受けました。このことを忘れないために、全学的に取り組んでいます。都市工学科では、5年生の選択科目で「防災工学」という授業があり、各種自然災害の発生の仕組みやメカニズムなどを理解し、どういった対策ができるのかということを学びます。単に話をきくだけでなく、グループワークなども行います。例えば、本校は公立学校ですので、災害時には避難所として利用される場合があります。この授業では、実際に運営するためにはどのようにすれば良いのかをグループで討議して発表してもらっています。さらに、専攻科では「都市防災学」があります。こちらの授業は、学園都市にある他大学の学生にも開かれた授業となっています。 |
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建築についてはいつ頃から習いはじめますか? |
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→建築については、本格的には3年生からになります。 |
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建物の具体的な設計などは学べますか? |
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→建物には、住宅とよばれるようなものから、ビルのような大きなものもあります。建物の設計に関連した基本的な科目として「構造力学」という科目があります。安全な建物をつくるためには、建物の骨格構造の力学的なバランスを考えて作る事が重要です。特に大きな建物になればなるほどそういったバランス(つりあい)を考える必要があります。住宅系の建物であれば、デザインや計画の部分を勉強する必要もあり、それらについて学ぶ授業科目もあります。都市工学科では、「構造力学」は2年生から、「設計製図」は3年生から勉強することができます。 |
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構造以外に空間デザインも学べますか? |
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→デザイン系科目も開設されていますので、空間デザインについても学べます。具体的には5年生の「景観工学」や「建築計画」、「都市情報工学」などの科目が該当します。 |
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体の不自由な人が使うものの設計とかもできますか? |
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→具体的に障がい者の方が扱う個人が持つような道具を作る事はありませんが、「設計製図」や「建築計画」などの授業で、障がい者の方が利用しやすい建物や通路のあり方、スロープをつけ方などを学ぶ機会はあります。 |
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先生が個人的に一番楽しいと思う授業は何ですか? |
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→高専の特徴として、実験実習という専門に関わる分野に関わる実験や実習を行う科目があります。この科目では、教室で座学という授業を聞くだけでなく、実際に手足を動かして行う授業ですから、座学などで学んできたことを実践できるということで、実験実習の授業は面白いと思います。その中でも、最初に出会う測量実習は、暑い中や寒い中の実習で大変ですが、ものをはかるという都市工学の中では一番基本的な作業になりますので、面白いのではないかと思っています。実際に授業を受けてみると、この科目が好きだ、嫌いだというのは出てくると思いますが、いずれの授業も先生方が皆さんに興味をもってもらえるように工夫されていますので、その中から是非、自分が面白いなぁ、もっと勉強してみたいなぁと思える科目を見つけて下さい。 |
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パソコンなどはよく使いますか? |
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→高専では、1年生のころから実験実習が入っています。もちろん、手描きレポートを求める先生もいますが、多くは、パソコンでレポートを作成して提出する場合が多いです。また、CADやGISなどアプリケーションを使用する科目もあります。また、5年生になると「卒業研究」があり、シミュレーション等の解析や報告書の作成には必ずパソコンを使います。高校生に比べると日常的に使う機会は多いのではないでしょうか。 |
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手先があまり器用ではないのですが器用でなくても大丈夫ですか? |
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→器用でなくても丁寧に取り組む姿勢があれば、その点は心配いりません。 |
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街に出て実験や調査をすると動画でありましたがどんなことをするのですか? |
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→5年生の「実験実習」では、交通量調査をして道路を車がスムーズに流れるにはどうすればいいのかを考えたりします。また、身近なみずべの水を持ち寄り、その水質を調べたりする機会もあります。「卒業研究」ではテーマにに応じて、川や海に現地調査に行ったり、関係者に聞き取りやアンケート調査などを行ったりする研究室もあります。 |
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国語や社会などの授業も行われるのですか? |
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→特に1〜3年生は普通高校のように国語や社会、体育などの一般科目も多く受講します。高専というと、どちらかというと理系の学校で、数学や理科などが得意でないといけないと思っている人が多いかと思います。たしかに得意であることはいいのですが、ただ、都市工学科の場合は必ずしも理系のセンスだけで全てが解決するわけではありません。例えば国語や社会などが好きな学生にも向いている分野もあります。 |
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成長産業プログラムを履修することはできますか? |
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→本校にはロボットなど産業プログラムがありますが、都市工学科では設定していませんので履修することはできません。機電系の希望学生が対象となります。 |
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留年する人はどれくらいの割合ですか? |
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→年によって違いはありますが、クラスで数名人、留年する学生がいます。低学年のうちは、留年する学生は少ないですが、高学年になると、授業についていけなって、留年する学生が若干増える傾向があるかもしれません。ただ、低学年からきっちり勉強して提出物等の課題を期日までにきちんと出す習慣が身についてていれば、留年することはほとんどないと思います。 |
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勉強についていけない人のための補習などはありますか? |
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→都市工学科に限らず、各科目担当の先生が、授業についていけない学生に対して補習などを行います。夏休みなどには「学力強化期間」があり、成績不振の学生に呼びかけて補習や自習する機会を設けています。なお、都市工学科では、チューター制度を設けて、担任以外の教員が、学生生活や学習についてのアドバイスを行うような体制を整えています。 |
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勉強についていけなかった場合、進路変更はできますか?また可能な場合、どんな進路になりますか? |
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→学科としては推奨していませんが、進路変更は可能です。低学年で進級が難しい場合は、高卒認定を得て他大学等を受験したり就職することができます。また、3年生まで進級し所定の単位を取得すれば、直接、大学受験や公務員試験(高卒枠)に挑戦することもできます。ただ、私たち教員は本校に入学したなら、是非ここを卒業してもらいたいと願いますし、私たちもそういった指導をしていきたいと考えています。 |
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