【 2026 年度 授業概要】
科   目 歴史 ( History )
担当教員 町田 吉隆 特任教授
対象学年等 応用化学科・2年・通年・必修・2単位【講義】 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
C3(100%)
授業の概要
と方針
昨年度の1年生歴史で学習した内容を受けて,「世界史」を学ぶ.対象とする時代は14世紀から20世紀の初めまで.各地域の伝統的社会が「一つの世界」として結ばれていく過程を,「経済」と「ナショナリズム」の視点から考えてみよう.



1 【C3】 14世紀から20世紀にかけての世界の動きを,歴史的事件や事象の内容を相互に関連させながら理解することができる.
2 【C3】 世界の各地域における社会的,文化的な歴史環境を理解することができる.
3 【C3】 歴史的事件や事象の内容と因果関係を,正確かつ丁寧に解説,表現することができる.
4 【C3】 歴史的事象に対する適切な評価,価値判断を,具体的な事件に基づいて,正確に表現することができる.
5  
6  
7  
8  
9  
10  












1 15世紀から20世紀にかけての世界の動きを,歴史的事件や事象の内容を相互に関連させて理解できているかどうかを中間試験および定期試験で評価する.
2 世界の各地域における社会的,文化的な歴史環境に関する理解力を,中間試験および定期試験で評価する.
3 授業で扱った歴史的事件や事象の内容と因果関係についての理解を,中間試験および定期試験と歴史プリントおよびノート検査で評価する.
4 各自が興味を持つ歴史的事象をテーマに設定して作成するレポートの内容で評価する.
5  
6  
7  
8  
9  
10  




成績は,試験70% レポート14% プリント、ノート検査16% として評価する.到達目標1,2,3については中間および定期試験4回の平均点で評価する.また到達目標3については歴史プリント作成およびノート検査でも評価する.到達目標4についてはレポートで評価する.これらを総合して100点満点で60点以上を合格とする.
テキスト 『詳説世界史』木村 靖二・岸本 美緒・小松 久男 ・橋場 弦 編著(山川出版社)
『詳説世界史図録』澤野理ほか編(山川出版社)
参考書 『山川世界史小辞典』改訂新版 世界史小辞典編集委員会編(山川出版社)
『角川世界史辞典』 西川正雄・川北稔ほか編(角川書店)
関連科目 歴史(1年)・社会と文化の歴史(5年)・環境と人類の歴史(5年)
履修上の
注意事項
教科書を授業前に読んでおくことを期待する.授業に参加する姿勢の乏しい者については個別に注意する.

【授業計画( 歴史 )】
  上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 導入
日本史と世界史をつなぐ視点から考える.
2 モンゴル帝国とユーラシア交易
「パクス・モンゴリカ」成立のしくみとその崩壊過程について考える.
3 封建制社会の解体
封建制社会のしくみと,14世紀の危機が西ヨーロッパにおける封建制を変容させた過程を学ぶ.
4 アジア交易世界と諸帝国(1)
オスマン帝国とサファヴィー朝の社会と経済について概観する.
5 アジア交易世界と諸帝国(1)
明朝とムガル帝国の社会と経済を,日本や琉球を含む交易世界の観点から理解する.
6 大航海時代と宗教改革(1)
西ヨーロッパ社会の変容が外向的な航路探索と内向的な宗教改革へ結びついた経緯を学ぶ.
7 大航海時代と宗教改革(2)
ヨーロッパ人の航路探索と反宗教改革が非ヨーロッパ世界に与えた影響について学ぶ.
8 中間試験
第1週から第7週までの内容について試験を行う.
9 中間試験の解答,主権国家体制と17世紀の危機(1)
中間試験の内容について解説する.これまでに得られた15-17世紀の世界について,全体像を確認する.
10 主権国家体制と17世紀の危機(2)
三十年戦争の経緯と主権国家概念の成立について学ぶ.
11 イギリス革命
ピューリタン革命と名誉革命について概観する.
12 科学革命と啓蒙思想
17世紀のヨーロッパにおける科学革命について学ぶ.またヨーロッパにおける社会思想の出現に非ヨーロッパ世界の社会思想が与えた影響について考察する.
13 市民革命と産業革命(1)
イギリスにおいて産業革命が起動した経緯を概観する.
14 市民革命と産業革命(2)
アメリカ独立革命の過程を概観する.
15 市民革命と産業革命(3)
フランス革命の過程を概観する.
16 ナポレオン戦争とウィーン体制
17世紀から19世紀初めにかけての世界の動きについて確認する.世界史上における「明治維新」の意味を,「日本国」の外からの視点で考える.
17 環大西洋革命と自由主義
19世紀における世界の一体化を経済,政治,思想の各側面から理解する.
18 ヨーロッパにおけるナショナリズム
1848年の世界史的意義をナショナリズムと自由主義の両面から理解する.
19 アジアにおけるナショナリズム(1)
インド大反乱と日本の開国前後の変容について概観する.
20 アジアにおけるナショナリズム(2)
アジアの伝統王朝内部の動揺と内在的な変化について学ぶ.
21 アメリカ大陸におけるナショナリズム(1)
アメリカ合衆国の発展と「南北戦争」について学ぶ.
22 アメリカ大陸におけるナショナリズム(2)
「南北戦争」後のアメリカ合衆国とラテンアメリカ諸国の動向を概観する.
23 中間試験
第16週から第22週までの内容について試験を行う.
24 中間試験の解答,第二次産業革命と帝国主義(1)
中間試験の内容について解説する.これまでに得られた19世紀前半の動きから「国民国家」の形成過程を理解する.また,自由主義から帝国主義が生まれた経緯について学ぶ.
25 第二次産業革命と帝国主義(2)
西ヨーロッパとアメリカ合衆国,そして日本の帝国主義について概観する.
26 「東方問題」と西アジアのナショナリズム
エジプトの独立とオスマン帝国の動揺をナショナリズムの視点から考える.
27 中国とインドのナショナリズム
辛亥革命と植民地インドにおける民族運動について学ぶ.
28 第一次世界大戦(1)
第一次世界大戦の原因と過程を概観する.
29 第一次世界大戦(2)
第一次世界大戦の結果とその影響について考える.
30 ロシア革命とヴェルサイユ体制
ロシア革命およびヴェルサイユ体制成立の過程を学び,両者が20世紀の歴史に与えた影響について考察する.


前期,後期ともに中間試験および定期試験を実施する.