【 2023 年度 授業概要】
科   目 応用CAD ( Applied CAD )
担当教員 田島 喜美恵 准教授
対象学年等 都市工学科・4年・後期・選択・1単位【講義・演習】 ( 学修単位I )
学習・
教育目標
A4-S1(100%)
JABEE
基準1(1)
(d),(g)
授業の概要
と方針
本講義では,3年で習得したCAD基礎の知識を基に,CADソフト(Auto CAD)のコマンドの基本操作方法や描画法を習得する.基礎演習課題の他,戸建住宅の設計演習課題(平面図,立面図,断面図)に取り組むことで,CAD製図の実践力を身につける.



1 【A4-S1】 AUTO-CADの機能を理解し,基本的な図形要素の作成と修正をおこなうことができる.
2 【A4-S1】 AUTO-CADの画層管理を理解し,画層設定をおこなうことができる.
3 【A4-S1】 習得したAUTO-CADによる操作技術を応用することができる.
4  
5  
6  
7  
8  
9  
10  












1 到達度を提出図面(基礎演習1及び基礎演習2)巧拙により評価する.
2 到達度を提出図面(基礎演習2)の巧拙により評価する.
3 平面図に加えてインテリアや立面図や断面図も表現できているか,提出図面(設計課題)の巧拙により評価する.
4  
5  
6  
7  
8  
9  
10  




成績は,基礎演習30% 平面図と立面図と断面図(設計課題)70% として評価する.100点満点とし60点以上を合格とする.なお,ひとつでも未提出課題がある場合は不合格とする.
テキスト 適宜,CADに関するプリントを配布する.
参考書 「はじめてのAutoCAD2023/2022」:芳賀百合著(ソシム版)
関連科目 CAD基礎,土木・建築設計製図I〜IV,応用建築設計製図I,II
履修上の
注意事項
本科目は土木・建築設計製図I・IIおよびCAD基礎の単位修得済であることを履修条件とする.

【授業計画( 応用CAD )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 ガイダンス及びAutoCADの概要・初期設定
講義内容,課題,評価方法など教科内容を説明し,AutoCADの概要についても説明する.オブジェクトのプロパティ,画層プロパティ管理,画面操作のためのマウスの使用法,画面の縮小拡大などについて,プロジェクタを用いてAutoCADの操作を説明する.
2 AutoCADの基本的なコマンドの説明(1)
分解,ポリライン,円の書き方などのコマンド説明を行う.図形要素の作成と修正の練習を行う.
3 AutoCADの基本的なコマンドの説明(2)
連続複写,鏡像,ストレッチ,トリムなどのコマンド説明を行う.図形要素の作成と修正の練習を行う.
4 コマンドを用いた図面の描画(1)
これまで学習したコマンドを使用し,基礎演習1の図面を作成する.
5 コマンドを用いた図面の描画(2)
引き続き,基礎演習1の図面を作成し完成させ,ファイルを提出する.
6 平面図と建具の描画(1)
画層管理を理解し,画層毎に建具,文字,躯体などを描き,基礎演習2の図面を作成する.
7 平面図と建具の描画(2)
引き続き,基礎演習2の図面を作成し完成させ,ファイルを提出する.
8 戸建住宅の平面図描画(1)
建築設計資料集成(日本建築学会編)に掲載されている戸建住宅の平面図を元に,設計課題図面を作成する.
9 戸建住宅の平面図描画(2)
引き続き,設計課題図面を作成する.
10 戸建住宅の平面図描画(3)
引き続き,設計課題図面を作成する.
11 戸建住宅の平面図描画(4)
引き続き,設計課題図面を作成する.
12 戸建住宅の平面図描画(5)
引き続き,設計課題図面を作成する.
13 戸建住宅の立面図と断面図描画(1)
建築設計資料集成(日本建築学会編)に掲載されている戸建住宅の立面図と断面図を元に,設計課題図面を作成する.
14 戸建住宅の立面図と断面図描画(2)
引き続き,設計課題図面を作成する.
15 戸建住宅の立面図と断面図描画(3)
引き続き,設計課題図面を作成し完成させ,ファイルを提出する.


中間試験および定期試験は実施しない.