2023 年度高電圧工学シラバス

【 2023 年度授業概要】
科　　　目			高電圧工学 ( High Voltage Engineering )
担当教員			赤松浩教授
対象学年等			電気電子工学専攻・1年・前期・選択・2単位【講義】
学習・教育目標			A4-AE1(100%)
授業の概要と方針			直流，交流，およびインパルス高電圧の発生方法を解説し，応用分野の講義を行う．
到達目標		1	【A4-AE1】直流高電圧の発生方法が説明できる．
		2	【A4-AE1】交流高電圧の発生方法が説明できる．
		3	【A4-AE1】インパルス放電の発生方法が説明できる．
		4	【A4-AE1】直流，交流，インパルス電圧および電流の計測方法が説明できる．
		5	【A4-AE1】高電圧機器と安全対策について説明できる．
		6	【A4-AE1】高電圧・放電応用が説明できる．
		7	【A4-AE1】パルスパワーの発生および応用が説明できる．
		8
		9
		10
評価方法と基準	到達目標毎	1	直流高電圧の発生方法として，整流回路を利用した方法が説明できるかを前期定期試験およびプレゼンテーションで評価する．
		2	交流高電圧の発生方法として，試験用変圧器および共振現象を利用した方法が説明できるかを前期定期試験およびプレゼンテーションで評価する．
		3	インパルス放電の発生方法が説明できるかを前期定期試験およびプレゼンテーションで評価する．
		4	直流，交流，インパルス電圧および電流の計測方法が説明できるかを前期定期試験およびプレゼンテーションで評価する．
		5	高電圧機器として，がいしやブッシングの特徴を説明できるかを前期定期試験およびプレゼンテーションで評価する．
		6	荷電粒子ビーム応用，静電気応用，光源，プラズマプロセス，宇宙推進，発電への応用が説明できるかを前期定期試験，プレゼンテーション，およびレポートで評価する．
		7	パルスパワーの発生および応用がを前期定期試験およびプレゼンテーションで評価する．
		8
		9
		10
	総合評価		成績は，試験70%　レポート15%　プレゼンテーション15%　として評価する．総合評価を100点満点とし，60点以上を合格とする．
テキスト			「電気・電子工学基礎シリーズ5 高電圧工学」：安藤晃，犬竹正明(朝倉書店)
参考書			「放電プラズマ工学」：行村建（オーム社）「放電プラズマ工学」：八坂保能（森北出版）「高電圧プラズマ工学」：林泉(丸善) 「プラズマ工学」：小越澄雄（電気書院）「EE Text 高電圧パルスパワー工学」：秋山秀典(オーム社)
関連科目			E3，D3：電気磁気学I，E4，D4：電気磁気学II，E4：放電現象(選択科目)，AE2：プラズマ工学
履修上の注意事項			試験は教科書，ノート，プリント，および電卓の持ち込みは禁止である．

【授業計画（高電圧工学）】
週	上段：テーマ／下段：内容（目標、準備など）
1	高電圧工学
1	高電圧現象，高電界現象とはおよそどのようなものであるかについて説明できるようになる．
2	高電圧の発生と計測I
2	交流高電圧の発生方法について説明できるようになる．
3	高電圧の発生と計測II
3	直流高電圧発生方法について説明できるようになる．
4	高電圧の発生と計測III
4	インパルス電圧の発生方法について説明できるようになる．
5	高電圧・大電流の計測I
5	高電圧の計測方法について説明できるようになる．
6	高電圧・大電流の計測II
6	大電流の計測方法について説明できるようになる．
7	高電圧機器と安全対策
7	がいしやブッシングなどの高電圧機器について説明できるようになる．
8	高電圧・放電応用1
8	荷電粒子ビームを用いた応用について説明できるようになる．
9	高電圧・放電応用2
9	静電気応用技術として，環境改善への応用等が説明できるようになる．
10	高電圧・放電応用3
10	光源への放電応用等が説明できるようになる．
11	高電圧・放電応用4
11	プラズマプロセスへの放電応用等が説明できるようになる．
12	高電圧・放電応用5
12	宇宙推進機への放電応用等が説明できるようになる．
13	高電圧・放電応用6
13	発電への放電応用等が説明できるようになる．
14	パルスパワーの発生
14	パルスパワーの発生と応用が説明できるようになる．
15	演習
15	演習
備考	前期定期試験を実施する．本科目の修得には，30 時間の授業の受講と 60 時間の事前・事後自己学習が必要である．事前学習では，次回の授業範囲について教科書を読み各自で理解できないところを整理しておくこと．事後学習では授業ノートを復習し，次回授業でのプレゼンでショート講義を行うこと.