【 2022 年度 授業概要】
科   目 日本の文学 ( Japanese Literature )
担当教員 石原 のり子 准教授
対象学年等 全学科・5年・前期・選択・1単位【講義】 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
C3(80%), D2(20%)
授業の概要
と方針
文学作品に触れることを通して,我々は他者の視点から世界を見ることができる.それは豊かに生きることに繋がるだけでなく,ものごとを客観的に見たり考えたりする素地にもなる.古典文学は遠い昔に書かれたものではあるが,長きにわたり,人びとが手もとに置き,親しみ,伝えてきたことで,今我々はそれに触れることができる.本講義では,物語や随筆,日記や和歌といったさまざまな文学作品を読むことを通して,その作品のみならず,日本の文化や歴史,ことばについても学ぶ.



1 【C3】 日本の文学の特徴について理解し,適切に説明できる.
2 【C3】 日本文学に関連する歴史や文化について理解し,適切に説明できる.
3 【D2】 日本文学に影響を与えた外国文学について理解し,適切に説明できる.
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1 日本の文学の特徴についての知識や理解度を,定期試験とレポートで評価する.
2 日本文学に関連する歴史や文化についての知識や理解度を,定期試験とレポートで評価する.
3 日本文学に影響を与えた外国文学についての知識や理解度を,定期試験とレポートで評価する.
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成績は,試験80% レポート20% として評価する.到達目標1〜3についての試験80%,到達目標1〜3に関するレポート20%として評価,100点満点で60点以上を合格とする.なお,再試験を実施する場合は,70点以上で合格とし,定期試験の点数を60点とする.
テキスト 適宜プリント教材を配付する
参考書 保立道久『平安王朝』(岩波新書)
池田亀鑑『平安朝の生活と文学』(ちくま学芸文庫)
益田勝実『火山列島の思想』(講談社学術文庫)
土田直鎮『王朝の貴族』(中公文庫)
橋本義彦『平安貴族』(平凡社ライブラリー)
関連科目 第1,2,3年「国語」
履修上の
注意事項
 

【授業計画( 日本の文学 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 ガイダンス
授業で取り扱う作品についての概説
2 和歌に見える「夢」
『古今和歌集』に収められた「夢」を詠んだ歌を取り上げ,当時の「夢」に関する考え方を学ぶ
3 和歌に見える「夢」
『古今和歌集』に収められた「夢」を詠んだ歌を取り上げ,当時の「夢」に関する考え方を学ぶ
4 女流日記文学に見える「夢」
『蜻蛉日記』を取り上げ,平安時代の女性の「夢」について学ぶ
5 女流日記文学に見える「夢」
『蜻蛉日記』を取り上げ,平安時代の女性の「夢」について学ぶ
6 古記録に見える「夢」
平安貴族の日記である『九暦』『御堂関白記』を取り上げ,「夢」に関する記録について学ぶ
7 古記録に見える「夢」
平安貴族の日記である『九暦』『御堂関白記』を取り上げ,「夢」に関する記録について学ぶ
8 歴史物語に見える「夢」
『大鏡』を取り上げ,当時の夢についての考え方について学ぶ
9 歴史物語に見える「夢」
『大鏡』を取り上げ,当時の夢についての考え方について学ぶ
10 歴史物語に見える「夢」
『大鏡』を取り上げ,当時の夢についての考え方について学ぶ
11 物語を動かす「夢」
『源氏物語』を取り上げ,「夢」が物語を動かす装置として用いられていることを学ぶ
12 物語を動かす「夢」
『源氏物語』を取り上げ,「夢」が物語を動かす装置として用いられていることを学ぶ
13 物語を動かす「夢」
『源氏物語』を取り上げ,「夢」が物語を動かす装置として用いられていることを学ぶ
14 物語を動かす「夢」
『源氏物語』を取り上げ,「夢」が物語を動かす装置として用いられていることを学ぶ
15 物語を動かす「夢」/まとめ
『源氏物語』を取り上げ,「夢」が物語を動かす装置として用いられていることを学ぶ/まとめ


前期定期試験を実施する.