【 2022 年度 授業概要】
科   目 応用建築設計製図U ( Advanced Architectural Design and Drawing II )
担当教員 田島 喜美恵 准教授
対象学年等 都市工学専攻・1年・後期・選択・2単位【講義・演習】
学習・
教育目標
A4-AS1(100%)
JABEE
基準1(1)
(d),(g)
授業の概要
と方針
本科目では幼稚園の設計を行う.特定の敷地を題材として,敷地の周辺環境を読み解く技術,さまざまな要求を整理統合する技術などを小規模な幼稚園の設計を通して学ぶことを目的とする.なお,この教科は応用建築設計製図Iを踏襲した上での教科に位置付けられているため,応用建築設計製図Iに合格していることが必須である.



1 【A4-AS1】 幼稚園の設計手法について説明できる.
2 【A4-AS1】 幼稚園の模型を制作することができる.
3 【A4-AS1】 作成したものを第三者にわかりやすく伝えること(プレゼンテーション)ができる.
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1 専門用語や製図法などの設計上の基礎を理解しているかを,レポートおよび提出図面にて評価する.
2 建築模型の制作法を理解しているかを,提出図面における模型写真にて評価する.
3 設計コンセプトや提出図面内容をわかりやすく第三者に伝えることができるかを,図面の加工・レイアウト及び講評会におけるプレゼンテーションにて評価する.
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成績は,レポート10% プレゼンテーション10% 幼稚園の図面(平面・立面・断面)60% 模型写真および図面の加工・レイアウト20% として評価する.100点満点で60点以上を合格とする.なお,ひとつでも未提出課題(図面,模型写真,レポート,プレゼンテーション)がある場合は不合格とする.
テキスト 適宜プリントを配付する.
参考書 やさしく学ぶ設計製図,松下希和 著,2011,エクスナレッジムック
コンパクト建築設計資料集成,日本建築学会,2005,丸善
関連科目 応用建築設計製図I,建築計画(S5),建築計画(AS1),土木・建築設計製図I〜IV,応用CAD,CAD基礎,建設都市法規,建築施工
履修上の
注意事項
応用建築設計製図Iに合格していること.

【授業計画( 応用建築設計製図U )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 ガイダンス及び敷地分析
課題説明を行い,敷地分析を行う.
2 事例調査
建築系雑誌などで幼稚園設計の事例を調べレポートにまとめる.
3 エスキスとコンセプトワーク
エスキスを繰り返しながら,コンセプトを固めていく.
4 幼稚園の図面制作(1)
エスキスやコンセプトスケッチをもとに,CADで具体的な図面の作成を行う.
5 幼稚園の図面制作(2)
引き続き,図面の作成を行う.
6 幼稚園の図面制作(3)
引き続き,図面の作成を行う.
7 幼稚園の図面制作(4)
引き続き,図面の作成を行う.
8 模型の制作(1)
制作した図面をもとに,模型制作を行う.
9 模型の制作(2)
引き続き,制作した図面をもとに,模型制作を行う.
10 模型の制作(3)
引き続き,制作した図面をもとに,模型制作を行う.
11 模型の制作(4)
建物だけではなく,外周や外構や植栽,遊具なども模型で完成させる.
12 プレゼンテーションの技術(1)
制作した図面や模型写真を元に,提出図面の効果的なプレゼン,レイアウトの手法を学ぶ.
13 プレゼンテーションの技術(2)
制作した図面などをデザインソフトにて着色・加工などを行い,より伝えたいイメージを具体的にしていく.
14 プレゼンテーションの技術(3)
模型写真も様々な角度から撮影し,内観パースに見えるよう,デザインソフトにて加工を施し,提出用紙にレイアウトを行う.
15 プレゼン発表と講評会
制作した図面をもとにプレゼンテーションを行い,そのデザインについて活発な討議を行う.


中間試験および定期試験は実施しない. 本科目の修得には,30 時間の授業の受講と 60 時間の事前・事後自己学習が必要である.本科目は60時間の事前(文献・事例調査)・事後(模型や図面の制作)の自己学習を要する.