【 2021 年度 授業概要】
科   目 建築施工 ( Building Operation and Management )
担当教員 浅見 雅之 非常勤講師
対象学年等 都市工学科・5年・前期・選択・2単位【講義】 ( 学修単位II )
学習・
教育目標
A4-S3(100%)
JABEE
基準1(1)
(d),(g)
授業の概要
と方針
建築生産は発注者が企画し,設計図書を仕上げ,それにしたがって経済的に具現化するものである.現在,建築施工技術は多岐にわたり,日々進化しているため,施工の基本を重点に建物を造る仕組みや,プロセス,工事の計画,工事監理,施工法及び各施工技術について講義を行い,建築士試験にも対応可能な知識を身につける.



1 【A4-S3】 受注した建築物を設計図書通りに完成し,引き渡すまでの施工技術全般の基本を習得する.
2 【A4-S3】 建築工事に関する契約・法令・品質管理の手法等について理解する.
3 【A4-S3】 建設産業の現状,建築生産にあたっての管理手法,各工事の知識などを修得する.
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1 施工技術全般の基本事項を理解しているか小テスト・中間試験で評価する.
2 契約・法令・品質管理の手法等について理解できているか小テスト・中間試験・定期試験で評価する.
3 管理手法,各工事の知識などを理解できているか小テスト・定期試験で評価する.
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成績は,試験70% 小テスト30% として評価する.試験成績は中間試験と定期試験の平均とする.100点満点とし60点以上を合格とする.
テキスト プリントを配付して授業を行う.
参考書 「建築施工用教材」:(日本建築学会)
「初学者の建築講座・建築施工」:中澤明夫・角田誠(市ヶ谷出版)
「初めての建築施工」:建築のテキスト編集委員会(学芸出版社)
関連科目 施工管理学,建築計画,建設都市法規
履修上の
注意事項
学生の理解度や社会情勢に合わせ,授業の内容を変更することがある.

【授業計画( 建築施工 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 建築工事の契約と施工計画
建設施工全般についての総論.施工主から依頼され,設計図書通りに建築物が出来上がる過程を学ぶ.
2 建築工事の施行計画と施工管理
建築工事の施工管理および,工事着手前の敷地調査等について学ぶ.
3 仮設工事・土工事・基礎工事
仮設工事および,土工事・基礎工事について学ぶ.
4 鉄筋コンクリート工事(1)鉄筋工事
鉄筋コンクリート工事のうち,鉄筋のとりあつかい,施工上の留意点について学ぶ.
5 鉄筋コンクリート工事(2)型枠工事
鉄筋コンクリート工事のうち,型枠のとりあつかい,施工上の留意点について学ぶ.
6 鉄筋コンクリート工事(3)コンクリート工事
鉄筋コンクリート工事のうち,コンクリートのとりあつかいと品質,施工方法について学ぶ.
7 プレキャスト・補強コンクリートブロック工事
ALC板のほかプレキャスト工事,補強コンクリートブロック工事の施工上の留意点について学ぶ.
8 中間試験
1〜7回までの範囲について試験を行う.
9 鉄骨工事および中間試験の返却
鉄骨工事の基礎,施工上の留意点について学ぶ.中間試験の返却・解説を行う.
10 木工事
木工事の概要,在来工法を中心とした施工上の留意点について学ぶ.
11 防水・屋根工事
防水・屋根工事の概要,施工上の留意点について学ぶ.
12 左官・タイル工事
左官工事・タイル工事の概要,施工上の留意点について学ぶ.
13 ガラス・内装・塗装工事
ガラス工事・内装工事・塗装工事の概略,施工上の留意点について学ぶ.
14 設備工事・外構工事
設備工事・外構工事の施工上の留意点について学ぶ.
15 改修工事・建築積算
改修工事の概要,施工上の留意点,および,建築積算の概念について学ぶ.


本科目の修得には,30 時間の授業の受講と 60 時間の事前・事後の自己学習が必要である. 前期中間試験および前期定期試験を実施する.