科 目 | 歴史 ( History ) | |||
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担当教員 | 町田 吉隆 教授 | |||
対象学年等 | 都市工学科・2年・通年・必修・2単位【講義】 ( 学修単位I ) | |||
学習・教育 目標 |
C3(100%) | |||
授業の概要 と方針 |
昨年度の1年生歴史で学習した内容を受けて,「世界史」を学ぶ.対象とする時代は15世紀から20世紀の初めまで.各地域の伝統的社会が「一つの世界」として結ばれていく過程を,「経済」と「ナショナリズム」の視点から考えてみよう. | |||
到 達 目 標 |
1 | 【C3】 15世紀から20世紀にかけての世界の動きを,歴史的事件や事象の内容を相互に関連させながら理解することができる. | 2 | 【C3】 世界の各地域における社会的,文化的な歴史環境を理解することができる. | 3 | 【C3】 歴史的事件や事象の内容と因果関係を,正確かつ丁寧に解説,表現することができる. | 4 | 【C3】 歴史的事象に対する適切な評価,価値判断を,具体的な事件に基づいて,正確に表現することができる. | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
評 価 方 法 と 基 準 |
到 達 目 標 毎 |
1 | 15世紀から20世紀にかけての世界の動きを,歴史的事件や事象の内容を相互に関連させて理解できているかどうかを中間試験および定期試験で評価する. | |
2 | 世界の各地域における社会的,文化的な歴史環境に関する理解力を,中間試験および定期試験で評価する. | |||
3 | 授業で扱った歴史的事件や事象の内容と因果関係についての理解を,中間試験および定期試験と歴史プリントおよびノート検査で評価する. | |||
4 | 各自が興味を持つ歴史的事象をテーマに設定して作成するレポートの内容で評価する. | |||
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総 合 評 価 |
成績は,試験70% レポート14% プリント、ノート検査16% として評価する.到達目標1,2,3については中間および定期試験4回の平均点で評価する.また到達目標3については歴史プリント作成およびノート検査でも評価する.到達目標4についてはレポートで評価する.これらを総合して100点満点で60点以上を合格とする. | |||
テキスト | 『詳説世界史』佐藤次高・木村靖二・岸本美緒ほか著(山川出版社) 『グローバルワイド最新世界史図表』新版初訂 第一学習社編集部編(第一学習社) |
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参考書 | 『山川世界史小辞典』改訂新版 世界史小辞典編集委員会編(山川出版社) 『角川世界史辞典』 西川正雄・川北稔ほか編(角川書店) |
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関連科目 | 歴史(1年)・日本史(5年)・世界史(5年) | |||
履修上の 注意事項 |
教科書を授業前に読んでおくことを期待する.授業に参加する姿勢の乏しい者については個別に注意する. |
週 | 上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など) |
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1 | 導入 |
「近世」Early Modernとは何か.日本史と世界史をつなぐ視点から考える. | |
2 | 15世紀の社会(1) |
15世紀の社会について概観する. | |
3 | 15世紀の社会(2) |
中央集権的な王権の成立と新しい貿易体制の成立について考える. | |
4 | 16世紀の社会(1) |
16世紀の社会について概観する. | |
5 | 16世紀の社会(2) |
「大航海時代」のアジア,ヨーロッパ,アメリカ大陸の社会について学ぶ. | |
6 | 17世紀の社会(1) |
17世紀の社会について概観する. | |
7 | 17世紀の社会(2) |
アジアの伝統王朝の興亡とヨーロッパ社会の危機について考える. | |
8 | 中間試験 |
第1週から第7週までの内容について試験を行う. | |
9 | 中間試験の解答 |
中間試験の内容について解説する.これまでに得られた15-17世紀の世界について,全体像を確認する. | |
10 | 18世紀の社会(1) |
18世紀の社会について概観する. | |
11 | 18世紀の社会(2) |
ヨーロッパとアジアの伝統社会の変容について学ぶ. | |
12 | 18世紀の社会(3) |
アメリカ合衆国の独立を「北大西洋革命」の視点から考える. | |
13 | 18世紀の社会(4) |
フランス革命を「北大西洋革命」の視点から考える. | |
14 | 19世紀の社会(1) |
ナポレオン戦争の影響を,ヨーロッパ,カリブ海,エジプトを例に考える. | |
15 | 19世紀の社会(2) |
ナポレオン戦争の影響を,ヨーロッパ,カリブ海,エジプトを例に考える. | |
16 | 近代社会の成立(1) |
17世紀から19世紀初めにかけての世界の動きについて確認する.世界史上における「明治維新」の意味を,「日本国」の外からの視点で考える. | |
17 | 近代社会の成立(2) |
イギリスから波及した産業革命が世界諸地域に与えた影響について考える. | |
18 | 近代社会の成立(3) |
イギリスから波及した産業革命が世界諸地域に与えた影響について考える. | |
19 | 近代社会の成立(4) |
ヨーロッパにおける「1848年革命」の過程と歴史的な意味について考える. | |
20 | 近代社会の成立(5) |
アジアの伝統王朝内部の動揺と内在的な変容について学ぶ. | |
21 | 近代社会の成立(6) |
アメリカ合衆国の発展と「南北戦争」について学ぶ. | |
22 | 近代社会の成立(7) |
世界史上における「明治維新」の意味を,世界の動きとの関係性から考える. | |
23 | 中間試験 |
第16週から第22週までの内容について試験を行う. | |
24 | 中間試験の解答 |
中間試験の内容について解説する.これまでに得られた19世紀前半の動きから「国民国家」の形成過程を理解する. | |
25 | 国民国家の成立(1) |
イタリア王国とドイツ帝国の成立をナショナリズムの視点から考える. | |
26 | 国民国家の成立(2) |
オスマン帝国とイランの改革をナショナリズムの視点から考える.. | |
27 | 自由主義と帝国主義(1) |
イギリスとアメリカ合衆国を例に自由主義と帝国主義の関係について考える. | |
28 | 自由主義と帝国主義(2) |
ビスマルク外交の破綻とボーア戦争,日露戦争の世界全体との関係性について考える. | |
29 | 第一次世界大戦(1) |
第一次世界大戦の原因と過程を概観する. | |
30 | 第一次世界大戦(2) |
第一次世界大戦の結果とその影響について考える. | |
備 考 |
前期,後期ともに中間試験および定期試験を実施する. |