【 2020 年度 授業概要】
科   目 応用CAD ( Applied CAD )
担当教員 田島 喜美恵 准教授
対象学年等 都市工学科・4年・後期・選択・1単位 ( 学修単位I )
学習・
教育目標
A4-S1(100%)
JABEE
基準1(1)
(d),(g)
授業の概要
と方針
本講義では,3年で習得したCAD基礎の知識を基に,CADソフト(Auto CAD)のコマンドの基本操作方法や描画法を習得する.また,創造教育演習として戸建住宅を例に,CADによる製図(平面図,立面図もしくは断面図の図面)を実践する.



1 【A4-S1】 AUTO-CADの基本的なコマンドを操作できる.
2 【A4-S1】 AUTO-CADを用いた製図ができるようになる.
3 【A4-S1】 習得したAUTO-CADによる操作を応用することができる.
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1 到達度を提出図面(基礎演習1)巧拙により評価する.
2 到達度を提出図面(基礎演習2)の巧拙により評価する.
3 平面図に加えてインテリアや立面図なども表現できているか,提出図面(設計課題)の巧拙により評価する.
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成績は,基礎演習30% 平面図及び立面図もしくは断面図(設計課題)70% として評価する.100点満点とし60点以上を合格とする.なお,ひとつでも未提出課題がある場合は不合格とする.
テキスト プリント
参考書 「はじめて学ぶAuto CAD LT2018作図・創作ガイド」:鈴木孝子 著 (ソーテック社)
「基礎からしっかり身に付くAutoCAD LT入門」:芳賀百合著(ソシム版)
関連科目 CAD基礎,土木・建築設計製図I〜IV,応用建築設計製図I,II
履修上の
注意事項
本教科の関連科目は設計製図およびCAD基礎であり,将来CADを使用する可能性が考えられ,CADを幅広く活用できる技術者を目指す学生に対する科目である.受講人数を20名程度迄とし,希望者が多い場合は3年時の成績により受講者を決定する.

【授業計画( 応用CAD )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 ガイダンス及びAutoCADの概要・初期設定
講義内容,課題,評価方法など教科内容を説明し,AutoCADの概要についても説明する.オブジェクトのプロパティ,画層プロパティ管理,画面操作のためのマウスの使用法,画面の縮小拡大などについて,プロジェクタを用いてAutoCADの操作を説明する.
2 AutoCADの基本的なコマンドの説明(1)
分解,ポリライン,円の書き方などのコマンド説明を行う.
3 AutoCADの基本的なコマンドの説明(2)
連続複写,鏡像,ストレッチ,トリムなどのコマンド説明を行う.
4 コマンドを用いた図面の描画(1)
これまで学習したコマンドを使用し,基礎演習1の図面を作成する.
5 コマンドを用いた図面の描画(2)
引き続き,基礎演習1の図面を作成し完成させ,ファイルを提出する.
6 平面図と建具の描画(1)
レイヤーの意味を理解し,レイヤー毎に建具,文字,躯体などを描き,基礎演習2の図面を作成する.
7 平面図と建具の描画(2)
引き続き,基礎演習2の図面を作成し完成させ,ファイルを提出する.
8 戸建住宅の平面図描画(1)
建築設計資料集成(日本建築学会編)に掲載されている戸建住宅の平面図を元に,設計課題図面を作成する.
9 戸建住宅の平面図描画(2)
引き続き,設計課題図面を作成する.
10 戸建住宅の平面図描画(3)
引き続き,設計課題図面を作成する.
11 戸建住宅の平面図描画(4)
引き続き,設計課題図面を作成する.
12 戸建住宅の平面図描画(5)
引き続き,設計課題図面を作成する.
13 戸建住宅の立面または断面図描画(1)
建築設計資料集成(日本建築学会編)に掲載されている戸建住宅の立面または断面図を元に,設計課題図面を作成する.
14 戸建住宅の立面または断面図描画(2)
引き続き,設計課題図面を作成する.
15 戸建住宅の立面または断面図描画(3)
引き続き,設計課題図面を作成し完成させ,ファイルを提出する.


中間試験および定期試験は実施しない.