【 2020 年度 授業概要】
科   目 国語 ( Japanese Language and Literature )
担当教員 土居 文人 教授
対象学年等 電気工学科・4年・前期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
B1(100%)
授業の概要
と方針
本授業では,日本語によるコミュニケーション能力の向上を目的とする.とくに,学校生活におけるレポート,卒業研究等と,就職活動時や社会に出てからのビジネス文書等の作成に必要な,論理的文章を書く技術を身につけることに重きをおく.そのうえで,口頭発表における資料作成と実際の発表,その聞き取り等,理系に不可欠なコミュニケーション能力の伸長を目指す.



1 【B1】 文章表現の基礎を習得する.
2 【B1】 論理的文章の基礎を習得する.
3 【B1】 論説文の書き方を習得する.
4 【B1】 就職活動やビジネスの場で求められる文書の書き方を習得する.
5 【B1】 日常生活やビジネスの場における正しいことば遣いを習得する.
6 【B1】 口頭発表資料の作成方法を習得する.
7 【B1】 口頭発表における自己表現の方法を習得する.
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1 話しことばと書きことばの違い,原稿用紙の使い方,文章表現・構成の注意点が身についているか,定期試験,中間試験およびレポート,提出物により評価する.
2 文体が統一された論理的な文章が書けるか,定期試験,中間試験およびレポート,提出物により評価する.
3 資料・文献等の根拠に基づき,自己の意見を筋道を立てて述べることができるか,中間試験,定期試験,レポートにより評価する.
4 日常生活やビジネスの場に適したことば遣いが理解できているか,定期試験と中間試験により評価する.
5 適切なことばを用いた口頭での自己表現ができるか,演習発表により評価する.
6 わかりやすく,興味の持てる口頭発表資料が作成できるか,提出された演習発表資料と定期試験により評価する.
7 わかりやすく,興味の持てる口頭発表のための知識・技術が習得できたか,授業中の演習発表,提出された演習発表資料および定期試験により評価する.
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成績は,試験85% レポート7% 提出物(説明文)3% 演習発表(口頭発表)5% として評価する.到達目標1〜4に関する中間試験,到達目標1〜4,6,7に関する定期試験の平均値を85%,到達目標1,2に関する提出物3%,到達目標1〜3に関するレポート7%,到達目標5〜7に関する演習発表5%として評価.100点満点で60点以上を合格とする.
テキスト 米田明美・藏中さやか・山上登志美『大学生のための日本語表現実践ノート』改訂版 2012年3月 風間書房
そのほか,適時プリントを配布する.
参考書 矢野香『一分で一生の信頼を勝ち取る方法: NHK式7つのルール』(ダイヤモンド社)
関連科目 1〜3年「国語」
履修上の
注意事項
※教科書は,必ず購入すること.初回の授業で確認する

【授業計画( 国語 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 導入.敬語について
授業の目的・成績評価の方法・授業計画についてガイタンスを行う.手紙の書き方など,教科書から得られる,社会人生活で実際に使える情報について解説する.教科書の四字熟語やことわざ・慣用句などの問題を解く(原則として,毎回授業の最初で実施する).
2 敬語について
教科書第3課「敬語・敬意表現を使おう」で敬語の使い方について説明し,問題を解く.
3 敬語について
教科書第3課「敬語・敬意表現を使おう」で敬語の使い方について説明し,問題を解く.
4 説明文の書き方
説明文を書くときの文体について説明する.教科書第1課「ことばと表現を知ろう」IV「文の構造」,V「助詞」の問題を解き,説明文の言葉の使い方を確認する.
5 説明文の書き方.説明文課題の執筆
神戸高専の様式の履歴書の書き方を学ぶ.説明文課題(課題の内容は,授業で発表する)を執筆する.
6 レポート課題(批評の執筆)について
批評の方法について学ぶ(プリント教材).レポート課題(批評の執筆)について説明する.
7 小論文の書き方
インターンシップ・入社試験・大学編入学試験における小論文の書き方,資料の集め方などにについて説明する.
8 中間試験
中間試験を実施する.
9 口頭発表・面接のポイント
教科書第2課「話してみよう」,第5課「分析と考察をしよう」参考「口頭発表の心得」および,プリント資料を使って,口頭発表・面接のポイントについて説明する.
10 口頭発表・面接のポイント
非言語コミュニケーションについて説明する.
11 口頭発表・面接のポイント
NHK式「7つのルール」について説明する.
12 口頭発表原稿の作成
口頭発表(1分間の自己PR)について説明し,口頭発表用の原稿を作成し,口頭発表の準備をする.
13 演習発表(口頭発表)
発表原稿をもとにして,口頭発表(1分間の自己PR)を行う.発表実施後,発表原稿の提出を求める.
14 御礼状などの書き方
ビジネス用のお礼状の書き方などについて,教科書第4課「書いてみよう」を参考に,プリント教材を使用して説明する.
15 定期試験の解説.授業のまとめ
定期試験の解説をする.授業のまとめを行う.


前期中間試験および前期定期試験を実施する.