【 2020 年度 授業概要】
科   目 国際コミュニケーション(中国語) ( Chinese for International Communication )
担当教員 牛根 靖裕 非常勤講師
対象学年等 電子工学科・4年・通年・選択・2単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
D2(100%)
授業の概要
と方針
現代中国語(標準語)の発音と基礎的文法を,発音・読解・作文の演習を通じて学習する.受講者の教授内容に対する理解をはかる評価対象として,各回講義内での演習,中間・期末試験に加え,随時課す課外の課題への取り組みも重視する.



1 【D2】 現代中国語の発音とそのピンインによる表記法を習得する.
2 【D2】 現代中国語の漢字(簡体字)の中でも,比較的使用頻度の高いものの書き方を習得する.
3 【D2】 現代中国語の簡単な文法知識を習得する.
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1 現代中国語の発音とそのピンインによる表記法を講義中の演習(発音練習),課題によって評価する.
2 現代中国語の漢字(簡体字)の書き方を講義中の演習(短文読解・作文),課題によって評価する.
3 現代中国語の簡単な文法知識を講義中の演習(短文読解・作文),課題,中間試験,定期試験および口頭発表によって評価する.
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成績は,試験60% 演習(発音、読解、作文、小テスト)40% として評価する.試験成績は中間試験,定期試験の平均点.演習は授業内での暗誦および小テストを課す(複数回).コミュニケーション能力の養成を重視するため,試験以外の評価を40%とする.試験・演習の評価を総合し,100点満点60点以上を合格とする.
テキスト 竹島毅・趙マ『さあ,中国語をまなぼう! ─会話・講読─』(白水社,2015年)
参考書 松岡榮志〔主幹〕,樋口靖・白井啓介・代田智明〔著〕『クラウン中日辞典 小型版 (CD付)』(三省堂,2004年)
相原茂・石田知子・戸沼市子〔著〕『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書』(同学社,1996年;2016年再版)
相原茂・喜多山幸子・魯暁?〔著〕『大事なことはみんなやさしい中国語で言える』(朝日出版社,2001年)
関連科目 ドイツ語,韓国語
履修上の
注意事項
現代中国語の学習を通じ,中国の文化・社会に対する関心を深める.受講者には講義の予習・演習・復習への自主的な取り組みが求められる.

【授業計画( 国際コミュニケーション(中国語) )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 講義概要の説明,発音練習(1)
本講義の方針・目標・内容・評価方法の説明,および同説明に関する質疑応答などの後,中国語の声調母音(単母音,複母音,n/ngを伴う母音)とアクセント(声調)の発声法,表記法(ピンイン)を学習する.
2 発音練習(2)
中国語の子音の発声法,表記法を学習する.現代中国(中華人民共和国)で公用文字とされている簡略字「簡体字」についても触れる.
3 人称代名詞,「是」構文,基本疑問文
「わたし」「あなた」といった各種人称代名詞,述語動詞「是」(AはBである)を用いた構文,「?」を用いた疑問文を学習する.
4 指示代名詞(1),疑問詞疑問文,所属の「的」,副詞「也」「都」
「これ」「それ」といった指示代名詞,「什?」(何)・「?」(誰)を用いた疑問詞疑問文,所属の「的」(〜の…)を用いた構文を学習する.
5 動詞述語文,所有の「有」,指示代名詞(2)
動詞を述語とする構文,所有を表す「有」を用いる表現,「ここ」「そこ」といった指示代名詞を学習する.
6 形容詞述語文,数字,発音・表記法,量詞
形容詞を述語とする構文,数字の発音と表記,および「量詞」(助数詞)の用法を学習する.
7 時・時間量の数詞,反復疑問文,介詞 (1)
日付・時刻・時間量を表す言葉の発音と表記,「肯定+否定」で構成する反復疑問文,介詞「在」「从」を用いる構文を学習する.
8 演習
第2回から第7回までの講義での学習内容の習得状況を,演習により確認する.
9 口頭演習課題の発表
中国語短文暗誦課題の発表を行う.課題用短文は受講者の要望を汲んだ上で告知する.
10 完了を表す「了」,所在を表す「在」,助動詞「想」
述語の後ろに置き「完了」を表す助詞「了」,人・ものが特定の場にあることを表す動詞「在」,および「〜したい」の意を表す助動詞「想」の用法を学習する.
11 介詞「在」「?」「从」「到」「跟」「給」
「〜で」「〜から」「〜まで」「〜と」「〜に」などの意を表す各種介詞の用法を学習する.
12 助動詞「得」,経験を表す「過」,「是〜的」構文
「〜しなければならない」の意を表す「得」,動詞の後ろに置かれ過去の経験を表す「?」,および強調構文「是〜的」の用法を学習する.
13 助動詞「能」「会」,動詞の重ね方
助動詞「会」「能」の用法,同じ動詞を重ねる表現を学習する.
14 総合復習
中間試験以降の講義での学習内容について,復習・確認を行う.
15 総合復習
定期試験の問題解説の後,前期学習内容について,復習・確認を行う
16 前期学習内容の復習
動詞述語構文,助動詞など前期学習内容について,復習・確認を行う.
17 結果・程度を表す助詞「得」
形容詞・動詞の後に置かれ,結果・程度を表す補語を導く助詞「得」の用法を学習する.
18 動詞の進行を表す「在(〜?)」
「〜しているところだ」の意を表す「在(〜?)」の用法を学ぶ.
19 「来」「去」を中心とする連動文
動詞「来(くる)」「去(いく)」を用いた事例を中心に,連動文を学習する.
20 「還是」を用いた選択疑問文,既習各種疑問文の復習
「還是」を用いた選択疑問文(AかBか)の構造を確認後,既習の疑問文についても復習を行う.
21 助詞「比」を用いた比較文
助詞「比」を用いた比較文(AはBにくらべて〜)を学習する.
22 復習
第17回講義以降の学習内容について復習する.
23 中間試験
第17回から第21回までの講義での学習内容の習得状況を,筆記試験により確認する.
24 中間試験の解説
中間試験の問題,解答の確認を行い,内容について解説する.
25 「的」を用いた名詞の修飾
「的」を用いた動詞句・形容詞句による名詞の修飾を学習する.
26 1つの動詞が2つの目的語をとる文,主述句を目的語とする文
「AにBを〜する」といったような,1つの動詞が2つの目的語をとる文,ならびに主語述語句を目的とする文の用法を学習する.
27 介詞「被」「?」を用いた受け身文
介詞「被」「?」を用いた受け身文(AはBによって〜される)を学習する.
28 総合復習
中間試験以降の講義での学習内容について,復習・確認を行う.
29 作文課題作成
受講者がそれぞれ自己紹介文を作文する.同課題作文は受講者の要望を汲んだ上で作成する.
30 総合復習
定期試験の問題解説の後,後期学習内容について,復習・確認を行う.


前期定期試験,後期中間試験および後期定期試験を実施する.