【 2020 年度 授業概要】
科   目 応用材料学 ( Applied Material Engineering )
担当教員 水越 睦視 教授
対象学年等 都市工学専攻・1年・後期・選択・2単位
学習・
教育目標
A4-AS3(100%)
JABEE
基準1(1)
(d),(g)
授業の概要
と方針
特殊コンクリートの特徴,施工上の留意点などについて学ぶ.授業では,各人に先ず分担箇所を 発表・説明してもらった後,補足説明を行う.自学自習に相当する時間数をかけて担当箇所の発表・説明の準備を各自で行い,作成したパワーポイントのファイルを提出する.



1 【A4-AS3】 各種コンクリートの特性値と配合強度を理解し,設計用値を求めることができる.
2 【A4-AS3】 各種コンクリートの硬化コンクリートの特性が説明できる.
3 【A4-AS3】 各種コンクリートのフレッシュコンクリートの特性が説明できる.
4 【A4-AS3】 各種コンクリートの製造および施工上の留意点が説明できる.
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1 各種コンクリートの設計用値に関する理解度を,高強度・高流動・水中不分離性コンについてはプレゼンテーション(以下,プレゼン)と中間試験で,短繊維補強・軽量・マスコンについてはプレゼンと定期試験で評価する.
2 各種コンクリートの硬化コンクリートの特性に関する理解度を,高強度・高流動・水中不分離性 コンについてはプレゼンと中間試験で,短繊維補強・軽量・マスコンについてはプレゼンと定期試験で評価する.
3 各種コンクリートのフレッシュコンクリートの特性に関する理解度を,高強度・高流動・水中不分離性コンについてはプレゼンと中間試験で,短繊維補強・軽量・マスコンについてはプレゼンと定期試験で評価する.
4 各種コンクリートの製造および施工上の留意点に関する理解度を,高強度・高流動・水中不分離性コンについてはプレゼンと中間試験で,短繊維補強・軽量・マスコンについてはプレゼンと定期試験で評価する.
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成績は,試験70% プレゼンテーション30% として評価する.試験成績の内訳は中間試験,定期試験50%ずつとする.総合評価は100点満点で60点以上を合格とする.
テキスト 配付プリント
参考書 「コンクリート実務便覧」:小林一輔(オーム社)
関連科目 材料学,コンクリート工学,施工管理学
履修上の
注意事項
コンクリートの配合設計,フレッシュおよび硬化コンクリートの評価方法,コンクリート構造の 設計方法,コンクリートの打設方法などの基礎知識(材料学,コンクリート工学,施工管理学) を有していること.

【授業計画( 応用材料学 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 応用材料学概説
主な特殊コンクリートの種類と長所,短所についての概要を学び理解する .
2 高強度コンクリート(1)
高強度コンクリートが必要とされる背景と配合,硬化コンクリートの特性などの特徴について理解する.
3 高強度コンクリート(2)
高強度コンクリートの製造方法とフレッシュコンクリートの特性,施工上の留意点について理解する.
4 高流動コンクリート(1)
高度流動コンクリートが必要とされる背景と配合,硬化コンクリートの特性などの特徴について 理解する.
5 高流動コンクリート(2)
高流動コンクリートの製造方法とフレッシュコンクリートの特性,施工上の留意点について理解する.
6 水中不分離性コンクリート(1)
水中不分離性コンクリートが必要とされる背景と配合,硬化コンクリートの特性などの特徴につ いて理解する.
7 水中不分離性コンクリート(2)
水中不分離性コンクリートの製造方法とフレッシュコンクリートの特性,施工上の留意点について理解する.
8 中間試験
1から7回目までの講義内容について試験を行う.
9 中間試験の解答・解説および短繊維補強コンクリート(1)
中間試験の解答・解説を行う.また,短繊維補強コンクリートが必要とされる背景と配合,硬化コンクリートの特性などの特徴について理解する.
10 短繊維補強コンクリート(2)
短繊維補強コンクリートの製造方法とフレッシュコンクリートの特性,施工上の留意点について理解する.
11 軽量コンクリート(1)
軽量コンクリートが必要とされる背景と配合,硬化コンクリートの特性などの特徴について理解する.
12 軽量コンクリート(2)
軽量コンクリートの製造方法とフレッシュコンクリートの特性,施工上の留意点について理解する.
13 マスコンクリート(1)
マスコンクリートとしての配慮が必要とされる背景と配合,硬化コンクリートの特性などの特徴について理解する.
14 マスコンクリート(2)
マスコンクリートの製造方法とフレッシュコンクリートの特性,施工上の留意点について理解する.
15 特殊コンクリートに関する総括
これまで学んできた各種コンクリートの性質についてポイントとなる基本事項の復習・確認をい行う.


本科目の修得には,30 時間の授業の受講と 60 時間の自己学習が必要である. 後期中間試験および後期定期試験を実施する.