【 2019 年度 授業概要】
科   目 建築計画 ( Architectural Design and Planning )
担当教員 田島 喜美恵 准教授
対象学年等 都市工学科・5年・前期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・
教育目標
A4-S1(100%)
JABEE
基準1(1)
(d),(g)
授業の概要
と方針
建築物の設計を行うためには,そこで展開される人々の生活がうまく機能するような空間を計画することが必要である.本講義では,建築計画で用いる基礎的手法及び各用途の建築物に関する計画論の概要を学ぶことで,建築設計に役立てるものである.



1 【A4-S1】 住宅,公共施設について,その計画手法の概要を理解し,建築士試験における「計画」分野の基礎知識を習得する.
2 【A4-S1】 空間を構成するエレメントを理解し,建築のデザインについて理解する.
3 【A4-S1】 空間デザインを創造し,わかりやすく発表・説明・討議できる.
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1 建築に関わるスケールについて理解したかどうか,また住宅,医療福祉施設,学校について,その計画手法の概要を理解したかどうかを中間試験で評価する.
2 空間を構成するエレメントを理解し,建築のデザインについて理解したかどうか,レポートで評価する.
3 自分で作成した空間デザインのコンセプトが形やプレゼンテーションにいかされているかどうか,パワーポイントによるプレゼンテーションにより評価する.
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成績は,試験50% レポート20% プレゼンテーション30% として評価する.100点満点とし60点以上を合格とする.中間試験のみを行う.なお,本講義は前半(1〜7回)は講義であり,試験(8回)を挟み後半(9〜15回)は演習形式で課題に取り組むため,試験評価を50%としている.
テキスト プリント
参考書 「住まいを読む―現代日本住居論」鈴木成文著(建築資料研究社)
「建築計画」長澤泰著(市ヶ谷出版)
「パタン・ランゲージ」C・アレグザンダー著(鹿島出版社)
関連科目 応用CAD,景観工学,都市交通計画,建設都市法規,建築施工,建築計画(AS1)
履修上の
注意事項
 

【授業計画( 建築計画 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 ガイダンス及び空間デザイン基礎
建築と生活の意味について理解し,建築を計画することについて理解する.人間の動作寸法と空間構成に対して理解を深めると共に,各自の人体寸法を理解する.
2 住まいの計画(1)
生活と空間の関係を捉えながら,住宅の歴史(古代〜近代)を理解する.
3 住まいの計画(2)
近現代における,集合住宅の設計方法及び共同住宅(コーポラティブハウス,コレクティブハウス)など,多様な住まい方を理解する.
4 バリアフリー法
バリアフリー法による基準寸法を理解する.
5 施設計画(医療福祉・学校)
運営方針や計画のスタイルについて,海外の事例も紹介しながら計画技術を習得する.
6 建築の歴史(1)
学外フィールドワークを行い,建築の成り立ちや手法を理解し,レポートを作成する.
7 建築の歴史(2)
学外フィールドワークを行い,建築の成り立ちや手法を理解し,レポートを作成する.
8 中間試験
1〜7回までの範囲について試験を行う.
9 中間試験の解答・解説及びプレゼンテーション技法
中間試験の解答・解説を行った後,パワーポイントやポスターや模型などを制作する上で,わかりやすく伝えるための技術を修得する.
10 空間デザインと表現(1)
中庭のリニューアル計画案を各自で検討し,形にする.
11 空間デザインと表現(2)
設計案を模型で表現する.
12 空間デザインと表現(3)
引き続き,設計案を模型で表現する.
13 空間デザインと表現(4)
作成した図面,および模型写真をもとにプレゼンテーションの準備を行う.
14 空間デザインと発表(1)
課題の発表として3〜5分程度のプレゼンテーションを行い,各自のデザインについてわかりやすく説明を行う.
15 空間デザインと発表(2)
引き続き発表を行い,発表後にディスカッションを行う.


前期中間試験を実施する.