2019 年度構造力学Ⅳ シラバス

【 2019 年度授業概要】
科　　　目			構造力学Ⅳ ( Structural Mechanics IV )
担当教員			上中宏二郎教授
対象学年等			都市工学科・5年・前期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・教育目標			A4-S2(100%)
JABEE 基準1(1)			(d),(g)
授業の概要と方針			2～4年生までに学習した構造力学の総括を行うとともに，高次不静定構造物の解法である変位法を学習する．さらに，マトリックス構造解析について学ぶ．
到達目標		1	【A4-S2】節点変位が無いラーメンの曲げモーメント図が描ける．
		2	【A4-S2】節点変位が有るラーメンの曲げモーメント図が描ける．
		3	【A4-S2】バネ系の剛性方程式や断面力を求めることができる．
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評価方法と基準	到達目標毎	1	節点変位が無いラーメンの曲げモーメント図を理解しているかをレポートおよび中間試験により確認する．
		2	節点変位が有るラーメンの曲げモーメント図を理解しているかをレポートおよび定期試験により確認する．
		3	バネ系の剛性方程式や断面力を求められるかをレポートおよび定期試験により確認する．
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	総合評価		成績は，試験85%　レポート15%　として評価する．100点満点中60点以上を合格とする．試験85%の内訳は，中間試験42.5%，定期試験42.5%とする．
テキスト			「構造力学下（不静定編)」，崎元達郎，森北出版
参考書			「構造力学徹底演習」，鈴木基行，森北出版「構造力学II」，岡村宏一，鹿島出版会「詳解構造力学演習」，彦坂煕，崎山毅，大塚久哲，共立出版
関連科目			数学，物理，構造力学(2～4年生で学習した内容)
履修上の注意事項			1)受講にあたり，2～4年生までに学習した構造力学を復習しておくこと．2)授業内容の理解には手を動かして演習することが大事．3)配布プリントや返却課題は1つのファイルに綴じて整理し，いつでも参照できるようにしておくこと．4)授業進行の妨げになる迷惑行為をした場合，退場してもらうことがある．5)教科書を持参しないと受講を遠慮してもらう場合がある．6)授業開始5分前には受講準備を整えること．

【授業計画（構造力学Ⅳ ）】
回	上段：テーマ／下段：内容（目標、準備など）
1	たわみ角法概要説明
1	材端モーメント，接線角，部材角，たわみ角について概説する．
2	荷重項(1)
2	荷重項の算定について学習する．
3	荷重項(2)
3	荷重項の算定について学習する．
4	節点変位が無いラーメンの解法(1)
4	節点変位が無いラーメンについて学習する．
5	節点変位が無いラーメンの解法(2)
5	節点変位が無いラーメンについて学習する．
6	節点変位が有るラーメンの解法(1)
6	節点変位が有るラーメンについて学習する．
7	節点変位が有るラーメンの解法(2)
7	層方程式を学び節点変位が有るラーメンについて学習する．
8	中間試験
8	1～7回目の内容の中間試験を行う．
9	節点変位が有るラーメンの解法(3)
9	中間試験の解答を示し，解説するとともに，地盤の不当沈下など支点が移動した場合のラーメンの曲げモーメントを求める．
10	節点変位が有るラーメンの解法(4)
10	温度変化によるラーメンの曲げモーメントの解法について学習する．
11	マトリックス構造解析(1)
11	マトリックス構造解析について概説する．
12	マトリックス構造解析(2)
12	軸力部材の剛性マトリックスの解法を学習する．
13	マトリックス構造解析(3)
13	軸力部材の剛性マトリックスの解法を学習する．
14	マトリックス構造解析(4)
14	任意方向を向く軸力部材の剛性マトリックスについて学習する．
15	定期試験の解答および構造力学のまとめ
15	定期試験の解答，解説を行う．また4年間の構造力学全般についてまとめる．
備考	前期中間試験および前期定期試験を実施する．