【 2019 年度 授業概要】
科   目 確率・統計 ( Probability and Statistics )
担当教員 横山 卓司 教授
対象学年等 電気工学科・4年・前期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
A1(100%)
授業の概要
と方針
1年次に学んだ確率の基礎を踏まえて,確率や統計の考え方を必要とする場面に直面したとき,必要な基礎的知識を講義する.



1 【A1】 データを解析するときの統計の考え方を理解する.
2 【A1】 確率変数と確率分布の概念を理解する.
3 【A1】 二項分布,正規分布を理解し,具体例の確率などを計算できる.
4 【A1】 推定・検定の考え方を理解し,具体例を扱える.
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1 中間試験・定期試験で評価する.
2 中間試験・定期試験で評価する.
3 中間試験・定期試験で評価する.
4 中間試験・定期試験で評価する.
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成績は,試験100% として評価する.試験成績は中間試験と定期試験の平均点とする.100点満点で60点以上を合格とする.
テキスト 「新 確率統計」:高遠 節夫 他 著(大日本図書)
参考書 「新版 確率統計」:岡本 和夫 監修(実教出版)
「新版 確率統計演習」:岡本 和夫 監修(実教出版)
「キーポイント 確率・統計」:和達 三樹・十河 清 著 (岩波書店)
「これだけは知っておこう! 統計学」:東北大学統計グループ 著 (有斐閣ブックス)
「Rで楽しむ統計」:奥村 晴彦 著(共立出版)
関連科目 1年数学I,II,2年数学I,II,3年数学I
履修上の
注意事項
・授業中に電卓が必要な場合がある.・時間に余裕がある場合には, 発展的な話題を扱うこともある.・参考書に挙げた書籍は全部揃える必要はない.

【授業計画( 確率・統計 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 1次元のデータと代表値
1次元のデータの整理とそれに関する基礎的な用語を学習する.平均などの代表値について学習する.
2 散布度
1次元のデータにおける散布度(分散,標準偏差)の意味を理解し,その計算方法を学習する.
3 2次元のデータ
2次元のデータの整理とそれに関する基礎的な用語を学習する.共分散と相関係数について学習する.
4 回帰直線
回帰直線の方程式を学習する.
5 確率変数と確率分布
確率変数,確率分布の基本的な概念や性質を学習する.
6 二項分布,ポアソン分布
二項分布,ポアソン分布の考え方と計算方法を学習する.
7 連続型確率分布
連続型確率分布と確率密度関数の概念を学習する.
8 中間試験
中間試験を行う.
9 正規分布
正規分布の基礎を学習し,関連した確率の計算方法を学習する.また,二項分布の正規分布による近似について学習する.中間試験の解答・解説も行う.
10 母集団と標本
母集団と標本の関係,さらに標本平均の分布と中心極限定理について学習する.
11 母数の推定(1)
点推定,区間推定の考え方,信頼係数や信頼区間について学習する.
12 母数の推定(2)
母平均と母比率の区間推定について学習する.
13 統計的検定(1)
仮説検定の考え方,用語について学習する.
14 統計的検定(2)
母平均と母比率の検定について学習する.
15 演習
推定・検定の演習を行う. 定期試験の解答・解説も行う.


前期中間試験および前期定期試験を実施する.