【 2018 年度 授業概要】
科   目 国際コミュニケーション(中国語) ( Chinese for International Communication )
担当教員 田島 大輔 非常勤講師
対象学年等 電気工学科・4年・通年・選択・2単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
D2(100%)
授業の概要
と方針
現代中国語(標準語)の発音と基礎的文法を,発音・読解・作文の演習を通じて学習する.受講者の教授内容に対する理解をはかる評価対象として,各回講義内での演習,中間・期末試験に加え,随時課す課外の課題への取り組みも重視する.



1 【D2】 現代中国語の発音とそのピンインによる表記法を習得する.
2 【D2】 現代中国語の漢字(簡体字)の中でも,比較的使用頻度の高いものの書き方を習得する.
3 【D2】 現代中国語の簡単な文法知識を習得する.
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1 現代中国語の発音とそのピンインによる表記法を講義中の演習(発音練習),課題によって評価する.
2 現代中国語の漢字(簡体字)の書き方を講義中の演習(短文読解・作文),課題によって評価する.
3 現代中国語の簡単な文法知識を講義中の演習(短文読解・作文),課題,中間試験,定期試験および口頭発表によって評価する.
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成績は,試験60% レポート10% 演習(発音、読解、作文)30% として評価する.試験は中間試験,定期試験の平均点を評価対象とする.レポート(課題)の内容は講義中に指定する(複数回).演習は授業内での口頭発表(暗誦等),筆記課題(小テスト)を課す(複数回).試験・レポート・演習の評価を総合し,100点満点60点以上を合格とする.
テキスト 竹島金吾(監修),尹景春・竹島毅(著)『中国語 はじめの一歩』白水社,2012年
参考書 松岡榮志(主幹),樋口 靖・白井 啓介・代田 智明(著)『クラウン中日辞典 小型版 CD付き』三省堂,2004年
関連科目 ドイツ語,韓国語
履修上の
注意事項
現代中国語の学習を通じ,中国の文化・社会に対する関心を深める.受講者には講義の予習・演習・復習への自主的な取り組みが求められる.

【授業計画( 国際コミュニケーション(中国語) )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 講義概要の説明,発音練習(1)
本講義の方針・目標・内容・評価方法の説明,および同説明に関する質疑応答などの後,中国語の声調母音(単母音,複母音,n/ngを伴う母音)とアクセント(声調)の発声法,表記法(ピンイン)を学習する.
2 発音練習(2)
中国語の子音の発声法,表記法を学習する.現代中国(中華人民共和国)で公用文字とされている簡略字「簡体字」についても触れる.
3 「是」構文,人称代名詞,指示代名詞
述語動詞「是」(AはBである)を用いた構文.「わたし」「あなた」「それ」「これ」「そこ」「ここ」といった各種代名詞を学習する.
4 動詞述語文,所有を表す「有」構文,疑問文における助字「?」
動詞を述語とする構文,「AはBを持つ」「AにはBがある/いる」等の意を表せる「有」を用いた構文,および文末に付せられ疑問の意を表す「?」の用法を学習する.
5 形容詞述語文
形容詞を述語とする構文を学習する.
6 数字,日付時刻の発音・表記法,量詞
数字や日付時刻の発音と表記,および「量詞」(助数詞)の用法を学習する.
7 復習
前回講義までの学習内容について復習する.
8 中間試験
第2回から第7回までの講義での学習内容の習得状況を,筆記試験により確認する.
9 中間試験返却,口頭演習課題の発表
中間試験の問題解説の後,中国語短文暗誦課題の発表を行う.課題用短文は受講者の要望を汲んだ上で告知する.
10 完了を表す「了」,所在を表す「在」,助動詞「想」
述語の後ろに置き「完了」を表す助詞「了」,人・ものが特定の場にあることを表す動詞「在」,および「〜したい」の意を表す助動詞「想」の用法を学習する.
11 介詞「在」「?」「从」「到」「跟」「給」
「〜で」「〜から」「〜まで」「〜と」「〜に」などの意を表す各種介詞の用法を学習する.
12 助動詞「得」,経験を表す「過」,「是〜的」構文
「〜しなければならない」の意を表す「得」,動詞の後ろに置かれ過去の経験を表す「過」,および強調構文「是〜的」の用法を学習する.肯定形・否定形・疑問形・反復疑問文),量詞/助数詞を学ぶ.
13 助動詞「能」「会」,動詞の重ね方
助動詞「会」「能」の用法,同じ動詞を重ねる表現を学習する.
14 総合復習
中間試験以降の講義での学習内容について,復習・確認を行う.
15 総合復習(予備回)
第14回での総合復習,その他についての復習,確認,質問に対する回答.
16 定期試験返却,前期学習内容の復習
定期試験の問題解説の後,前期学習内容について,復習・確認を行う.
17 結果・程度を表す助詞「得」
形容詞・動詞の後に置かれ,結果・程度を表す補語を導く助詞「得」の用法を学習する.
18 動詞の進行を表す「在(〜?)」
「〜しているところだ」の意を表す「在(〜?)」の用法を学ぶ.
19 「来」「去」を中心とする連動文
動詞「来(くる)」「去(いく)」を用いた事例を中心に,連動文を学習する.
20 「還是」を用いた選択疑問文,既習各種疑問文の復習
「還是」を用いた選択疑問文(AかBか)の構造を確認後,既習の疑問文についても復習を行う.
21 助詞「比」を用いた比較文
助詞「比」を用いた比較文(AはBにくらべて〜)を学習する.
22 復習
第17回講義以降の学習内容について復習する.
23 中間試験
第17回から第21回までの講義での学習内容の習得状況を,筆記試験により確認する.
24 中間試験の解説
中間試験の問題,解答の確認を行い,内容について解説する.
25 「的」を用いた名詞の修飾
「的」を用いた動詞句・形容詞句による名詞の修飾を学習する.
26 1つの動詞が2つの目的語をとる文,主述句を目的語とする文
「AにBを〜する」といったような,1つの動詞が2つの目的語をとる文,ならびに主語述語句を目的とする文の用法を学習する.
27 総合復習
中間試験以降の講義での学習内容について,復習・確認を行う.
28 口頭発表の課題作成
受講者が短文暗誦課題を発表する.同課題用作文は受講者の要望を汲んだ上で告知する.
29 口頭発表
通年の授業内最後の課題として,これまでの学習内容を踏まえ,受講者が中国語による口頭発表を行う.
30 総合復習
口頭発表の全体講評の後,第27回の総合復習その他について,復習,確認を行い,質問に回答する.


前期中間試験,前期定期試験および後期中間試験を実施する.後期定期試験に代えて,口頭発表を課す.試験以外に随時課題を課す(複数回を予定).視聴覚教材による授業を行うこともある.