【 2017 年度 授業概要】
科   目 機械実習 ( Laboratory Work in Mechanical Engineering )
担当教員 斉藤 茂 教授,和田 明浩 教授
対象学年等 機械工学科・3年D組・前期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
A4-M4(30%), B1(30%), C4(20%), D1(20%)
授業の概要
と方針
自由度4の垂直多関節ロボットの製作.加工図面に従って,ロボットシステムの部品加工,手仕上げ組立製作を通して生産計画,ジグの利用及び最適加工条件,加工精度と組立精度等について総合的に学習させることを目的とする.



1 【D1】 安全に作業することができる.
2 【A4-M4】 ロボットの運動機構を理解し,作業ができる.
3 【A4-M4】 加工図面に従って,工作機械により部品を加工,製作することができる.
4 【A4-M4】 加工条件を材料の特性,工具種類,加工形状によって自ら設定し,作業ができる.
5 【A4-M4】 製作した部品を組立,不具合がある場合は手仕上げにより調整することができ,加工精度について理解することができる.
6 【A4-M4】 モータの正転,逆転回路を理解し,ハンドの回転,旋回,アームの昇降,ロボット胴体(主柱)の回転を実現するコントローラボックス内の回路構成を理解し製作することができる.
7 【B1】 製作工程図面,加工手順,加工条件,加工注意点を記録し,論理的にレポートにまとめることができる.
8 【C4】 実習内容をレポートにまとめ期日内に提出することができる.
9  
10  












1 安全に作業できているか作業状態で評価する.
2 ロボットの運動機構を理解し,作業ができているか作業状態,製品,レポートで評価する.
3 加工図面に従って,工作機械により部品を加工,製作することができるか作業状態,製品,レポートで評価する.
4 加工条件を材料の特性,工具種類,加工形状によって自ら設定し,作業ができるか作業状態,製品,レポートで評価する.
5 製作した部品を組立,不具合がある場合は手仕上げにより調整することができ,加工精度について理解することができるか作業状態,製品,レポートで評価する.
6 モータの正転,逆転回路を理解し,ハンドの回転,旋回,アームの昇降,ロボット胴体(主柱)の回転を実現するコントローラボックス内の回路構成を理解し製作することができるか作業状態,製品,レポートで評価する.
7 製作工程図面,加工手順,加工条件,加工注意点を記録し,論理的にレポートにまとめることができるかレポートで評価する.
8 実習内容をレポートにまとめ期日内に提出することができるかレポートの提出状況で評価する.
9  
10  




成績は,到達目標1の作業状態20%,到達目標2,3,4,5,6,7の製品,レポート,作業状態60%,到達目標8の提出状況20%として評価する.100点満点で60点以上を合格とする.
テキスト ロボットの構造図,設計図 神戸高専学生指導用プリント
参考書 機械工作法:平井三友(コロナ社)
関連科目 機械工作法
履修上の
注意事項
もの作り教育としての実習,加工法の座学として機械工作法があり,理論と実学で技術を習得させる.

【授業計画( 機械実習 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 製作するロボットの概要,運動機構の説明
概要説明のプリントの内容を理解する.
2 駆動方式の説明
コントロールボックスからモータまでの回路と歯車,チェーン等の伝動機構を理解する.
3 班分けを行う.加工分担,工具貸し出し係,加工図面係そして班責任者を決定する.
各班の部品を加工開始する. 機械の利用に重復予約を避けるため使用機械を決定する.
4 各種部品加工
使用したい機械の予約決定をする.加工方法において不十分な知識を作業開始前に指導し,安全に作業ができるように注意する.
5 上記テーマに同じ
上記内容に同じ
6 上記テーマに同じ
上記内容に同じ
7 上記テーマに同じ
上記内容に同じ
8 上記テーマに同じ
上記内容に同じ
9 上記テーマに同じ
上記内容に同じ
10 組立開始と制御箱の電気回路製作
組立と電気回路班に分かれて製作する.
11 組立不具合調整
組立不具合があれば再加工も含めて,調整する.
12 上記テーマに同じ
上記内容に同じ
13 モータの取り付け
モータを機構部に取り付け動作確認
14 コントロールボックスとの接続
リモートスイッチでモータ回転方向とトグルスイッチの方向が正常であるか結線確認.
15 ハンド開閉確認
圧縮空気をバルブに接続して,エジェクタの負圧と正圧により,指の開閉とアームの昇降が実現しているか確認する.1週間後に作業担当部分,加工した部分,実習で学んだ技術をまとめ報告書として提出する.


中間試験および定期試験は実施しない.