【 2015 年度 授業概要】
科   目 建築施工 ( Building Operation and Management )
担当教員 浅見 雅之 非常勤講師
対象学年等 都市工学科・5年・後期・選択・2単位 ( 学修単位II )
学習・
教育目標
A4-S3(100%)
JABEE
基準1(1)
(d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g)
授業の概要
と方針
建築生産は発注者が企画し,設計図書を仕上げ,それにしたがって経済的に具現化するものである.現在,建築施工技術は多岐にわたり,日々進化しているため,施工の基本を重点に建物を造る仕組みや,プロセス,工事の計画,工事監理,施工法及び各施工技術について講義を行い,建築士試験にも対応可能な知識を身につける



1 【A4-S3】 受注した建築物を設計図書通りに完成し,引き渡すまでの施工技術全般の基本を習得する.
2 【A4-S3】 建築工事に関する契約・法令・品質管理の手法等について理解する.
3 【A4-S3】 建設産業の現状,建築生産にあたっての管理手法,各工事の知識などを修得する.
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1 施工技術全般の基本事項を理解しているかを小テスト・中間試験で評価する.
2 契約・法令・品質管理の手法等について理解できているか小テスト・中間試験・定期試験で評価する.
3 管理手法,各工事の知識などを理解できているか小テスト・定期試験で評価する.
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成績は,試験80% 小テスト20% として評価する.試験成績の内訳は中間試験30%,定期試験50%とする.100点満点とし60点以上を合格とする.
テキスト なし.プリントを配布して授業を行う.
参考書 「建築施工用教材」(日本建築学会)
「初学者の建築講座・建築施工」中澤明夫・角田誠(市ヶ谷出版)
「初めての建築施工」建築のテキスト編集委員会(学芸出版社)
関連科目 建築都市法規,都市環境工学,建築計画
履修上の
注意事項
 

【授業計画( 建築施工 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 建築生産の仕組み
建設施工全般についての総論について説明する.
2 建築工事の施行計画と施工管理
建築工事の施行計画と施工管理について学ぶ.
3 仮設工事
仮設工事の基礎について学ぶ.
4 土工事・基礎工事
杭工事・基礎工事・土工事等について学ぶ.
5 鉄筋コンクリート工事(1)
コンクリートの墨出し,配管,型枠,コンクリート打設,養生等について学ぶ.
6 鉄筋コンクリート工事(2)
鉄筋コンクリート工事の組み立てと管理等について学ぶ.
7 ALC,プレキャスト工事,屋根及び防水工事,外装工事
ALC板のほかプレキャスト工事について,屋根及び防水工事,外装工事の施工上の留意点等について学ぶ.
8 中間試験
1〜7回までの範囲について試験を行う
9 鉄骨工事(1)
鉄骨工事の基礎について学ぶ.
10 鉄骨工事(2)
鉄骨工事の施工上の留意点について学ぶ.
11 木工事
在来工法の基礎について学ぶ.
12 在来工法の基礎について学ぶ.
枠組み壁工法の基礎について学ぶ.
13 左官・タイル・石工事,塗装工事
枠組壁工法の基礎について学ぶ.
14 内装工事・断熱工事・建具工事・ガラス工事
枠組壁工法の施工上の留意点について学ぶ.
15 設備工事・外構工事・各種工事
設備工事・外構工事ほか,上記以外の施工上の留意点等について学ぶ.


本科目の修得には,30 時間の授業の受講と 60 時間の自己学習が必要である. 後期中間試験および後期定期試験を実施する.